すると彼女が聞いてくる
"わたしこれでいいかしら?"
僕はこう言うんだ
"今夜のきみは素敵だよ"って




この曲は、クラプトンが愛するパティ・ボイドがパーティーの洋服選びに迷っているときにインスピレーションを得て作った曲と言われています。
"ワンダフル・トゥナイト"のWikipediaにこの曲ができた状況が詳しく紹介されていました。

“1976年9月7日に、ポール・マッカートニーとリンダ夫妻が毎年開催するバディ・ホリー パーティに出席するために、パティ・ボイドが身支度を整えるのを待つ間にクラプトンは彼女のために、この曲を作り上げた。ボイドは「長年この歌は私を苛んだわ。エリックを、そして彼の前にはジョージをその気にさせてこんな音楽を書かれたら舞い上がるほどに嬉しかったわ。『ワンダフル・トゥナイト』は私たちの関係が全てうまくいっていたことを最も強烈に思い起こさせてくれる歌だったの。物事が悪い方向へ行き始めてからこの歌を聞くのは拷問を受けるようなものだったわ。」と語る。
◆アルバム“Slow Hand”から1曲目のシングルカットの「Lay Down Sally」がBillboardの最高3位まで上がったので、2nd シングルに期待したが…最高位16位にとどまってしまいました。電波の入りにくいAMラジオ「ラジオ関東」(全米TOP40)でとぎれとぎれに聞いた記憶があります。

eric-clapton-wonderful-tonight-1977-4

◆パティ・ボイドさんは、ジョージやエリックにソングライティングのインスピレーションを与える、魅力的な女性だったんでしょうね。しかも、出来上がった曲は名曲ばかり!
 ジョージ(ビートルズ)の"Something"、"For You Blue"。
 クラプトンの"Layla"、"Wonderful Tonight"、"Why Does Love Have To Be So Sad"そして"Forever Man."…。

"ワンダフル・トゥナイト"をコンサートで歌うときはクラプトンはネル(クラプトンはパティをこの愛称で呼んでいた)をステージにあげて、ネルに向けて歌ったそうです。ん~ロマンティック! でも…そんなものじゃないですよね。ネルはまだジョージの妻だったんですから(^▽^;) そして、当時のクラプトンは酒に溺れていた状況でした…。

◆クラプトン自身は"ワンダフル・トゥナイト"を次のように言っています。

"10分くらいで書き上げてしまったが、実際には怒りと欲求不満の中で書いていた。曲として惚れ込んでいたわけではなかった。私にしてみれば捨ててもいいような、単純な曲だった"(「エリック・クラプトン自伝」イーストプレス p.254より引用)

アーティスト自身にとってはそんな曲であっても、パーティーに行って帰る間の男女の会話や関係を淡々と歌うこのムーディーな曲は、今ではクラプトンの代表曲になっていますよね。

Songwriters: CLAPTON, ERIC PATRICK
lyrics c Warner/Chappell Music, Inc.

released in 1977
US Billboard Hot100#16
From The Album“Slow Hand”

SlowHandClapton

"Wonderful Tonight"lyrics(英語詞はこちらのサイトからいただきました)



It's late in the evening
She's wondering what clothes to wear
She puts on her make up
And brushes her long blonde hair

And then she asks me
Do I look alright
And I say yes,
you look wonderful tonight


夜もだいぶ遅くなった頃
彼女は何を着ようか迷ってた
お化粧をして
長めのブロンドの髪をとかしてる

そして彼女が聞いてくる
“私これでいいかしら?”
僕は答える
“もちろん、今夜の君はきれいだよ”ってね

We go to a party
And everyone turns to see
This beautiful lady
That's walking around with me

And then she asks me
Do you feel alright
And I say yes,
I feel wonderful tonight

パーティーに2人で出かけると
みんなが振り返って見る
僕と一緒に歩いてる
きれいなレディをね

すると彼女が聞いてくる
“あなたの気分はどう?”
僕は答えるんだ
“もちろん、今夜はとてもいいよ”ってね

I feel wonderful
Because I see the love light
in your eyes

And the wonder of it all
Is that you just don't realize
How much I love you

僕が素敵な気分なのは
きみの目に愛の光が見えるから

でもとっても不思議に思うんだ
きみはちっとも気が付かない
僕がどれだけきみを愛してるかってことを

It's time to go home now
And I've got an aching head
So I give her the car keys
She helps me to bed

And then I tell her
As I turn out the light
I say my darling,
you were wonderful tonight
Oh my darling,
you were wonderful tonight


さて、家に帰る時間だね
ちょっと頭痛がしてきたよ
彼女に車のキーを渡して
家のベッドまで送ってもらうよ

そして部屋の灯りを消して
彼女に言うんだ
“今夜のきみはきれいだったよ”
いとしいきみへ
“今夜のきみは素敵だったよ”…

日本語訳 by 音時