名盤「Aja」のラストナンバーがこの「Josie」(ジョージー)。
全曲Walter BeckerとDonald Fagen作詞・作曲。
(サイド 1)
ブラック・カウ - "Black Cow" - 5:10
彩(エイジャ) - "Aja" - 7:57
ディーコン・ブルース - "Deacon Blues" - 7:37
(サイド 2)
麗しのペグ - "Peg" - 3:57
安らぎの家 - "Home at Last" - 5:34
アイ・ガット・ザ・ニュース - "I Got the News" - 5:06
ジョージー - "Josie" - 4:33
◆なかなか、シャレているサウンドですよね。演奏に関してはこんな情報があります。(Songfacts)
2000年に放送されたドキュメンタリーシリーズ「クラシック・アルバムズ」の「エイジャ」特集で、ドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーは共にこの曲への愛着を語っています。フェイゲンは「『ジョージー』は良いリズム・アンド・ブルースのレコードみたいだ。ジュニア・パーカーやボビー・ブランドのレコードのような、僕が好きな要素が全部詰まっている。そういう要素がたくさん入っている上に、他にもいろいろあるんだ」と語った。
ベッカーは「このアルバムの曲の中で、最近一番演奏するのが好きなのはこの曲だ。マイナー調でブルースをベースにした曲で、演奏方法にも典型的な作曲技法がたくさん使われている。まさにスティーリー・ダンの原型のような曲で、演奏していて本当に楽しい」と付け加えた。
ポコの長年のメンバーであり、スティーリー・ダンのアルバム『プレッツェル・ロジック』と『ザ・ロイヤル・スキャム』にも参加したティモシー・B・シュミットは、この曲でバックコーラスを務めています。
おお、ティモシーが参加してるのか、よく聴いてみよう。
◆そして、和訳しようと歌詞を見たのですが…うーむ難解。
まず「Josieが家(故郷)に帰ってくる」こと以外、何を歌ってる歌かよくわからない…(;^_^A。
Wikipediaの解説では…
Seguin Gazette-Enterprise の評論家 J. J. Syrja は、この曲を「 "a tasty ditty about a community girl in the truest sense of the word.」(真の意味でのコミュニティ ガールについてのおいしい短い歌)と評している。
歌詞は、近所の少年たちが、怪しい過去を持つかもしれない陽気な少女ジョジーの帰還を祝い、これから起こるであろう乱痴気騒ぎを期待している様子を描いている。スティーリー・ダンの伝記作家 Brian Sweet(ブライアン・スウィート)は、彼女が刑務所から戻ってきたのかもしれないと示唆している。
ふむふむ、細かい歌詞はまだわからないけど、これで和訳のストーリーは1本柱が立ちました。この方向で和訳してみたいと思います。

Songwriters
Walter Becker Donald Fagen
Released in 1978US Billboard Hot100 ♯26
From the Album“Aja”
*原詞は太字
We're gonna break out the hats and hooters
When Josie comes home
We're gonna rev up the motor scooters
When Josie comes home to stay
We're gonna park in the street
Sleep on the beach and make it
Throw down the jam 'til the girls say when
Lay down the law and break it
When Josie comes home
パーティーグッズを引っ張り出そう
ジョージーが帰って来るからな
スクーターのエンジンをふかそう
ジョージーがここに落ち着いたら
路上に車を停めて
ビーチで寝て 楽しもうぜ
女の子たちがもうやめテって言うまで
とことん盛り上がるんだ
とことん盛り上がるんだ
ルールを作って また破るんだよ
ジョージーが帰ってきたらな
When Josie comes home
So good
She's the pride of the neighborhood
She's the raw flame
The live wire
She prays like a Roman
With her eyes on fire
ジョージーが帰ってきたら
たまらないよな
彼女はこの辺りの誇り
彼女は燃えるような情熱
イキイキしたエネルギー
祈るときはローマ人のよう
でもその 瞳は燃えてるんだ
Jo would you love to scrapple
She'll never say no, no!
Shine up the battle apple
We'll shake 'em all down tonight
We're gonna mix in the street
Strike at the stroke of midnight
Dance on the bones 'til the girls say when
Pick up what's left by daylight
When Josie comes home
なあ ジョー 一暴れしたくないか?
彼女は絶対にノーとは言わないぜ
“戦いのリンゴ”を磨こうぜ
今夜はみんなを揺さぶってやる
ストリートで盛り上がるんだ
真夜中の鐘が鳴ったらその合図だぜ
女の子たちがもうやめテって言うまで
骨の上で踊るのさ
骨の上で踊るのさ
夜が明けたら 残ったものを拾い集めればいい
ジョージーが帰ってきたらな
When Josie comes home
So bad
She's the best friend we never had
She's the raw flame
The live wire
She prays like a Roman
With her eyes on fire
ジョージーが帰ってきたら
ものすごくヤバいぜ
あんなサイコーの仲間は 今までいなかった
彼女は燃えるような情熱
イキイキしたエネルギー
祈るときはローマ人のよう
でもその 瞳は燃えてるのさ
[Instrumental Break]
When Josie comes home
So good
She's the pride of the neighborhood
She's the raw flame
The live wire
She prays like a Roman
With her eyes on fire
(Words and Idioms)
日本語訳 by 音時

◆和訳にあたっては この曲のGenuin.comを参考にしました。
(break out the hats and hooters)
(Shine up the battle apple)
(Dance on the bones)
スティーリー・ダンの歌詞には、性的な意味合いとジャズの伝承が入り混じった二重の意味が散りばめられており、これもその一。露骨な解釈では性交を意味するが、より文学的な解釈では、骨の録音、つまり肋骨(рёбра、リョーブラ)、肋骨の音楽(Музыка на рёбрах)、骨のジャズ(Джаз на костях)、骨、または骨の音楽(roentgenizdat)への言及である。
◆“Josie”って女子は…明るく、活発で、無茶もする、仲間のなかで中心人物だったんでしょうね。
その彼女が帰って来る...。
(刑務所説もあれば、留学や、都会の大学に進学して夏休みに帰省説も考えられるかな)
それだけで、ワクワク、盛り上がっちゃうんですね。
・自分たちでルールを作るって、またそのルールを破っちゃう!
まさに「自由」「青春」そして「怖いもの知らず」!?
◆"Josier" Live! Sweet Tour 2019 @ The Pechanga Theater, Temecula, CA, on September 20, 2019.
ジョージーが帰ってきたら
最高だ
彼女は近所の誇り
彼女は燃え盛る炎
エネルギッシュな人
まるで古代ローマの巫女のように祈る
燃えるような瞳で…
(Words and Idioms)
hooter=大きな音を出す装置(自動車のクラクション、工場や船の警笛、サイレンなど)
(俗語としては、女性の胸部)
日本語訳 by 音時

◆和訳にあたっては この曲のGenuin.comを参考にしました。
(break out the hats and hooters)
「帽子と笛」とは、誕生日パーティーや大晦日の祝賀会で使われる紙製の帽子と鳴り物を指します。つまり、ジョシーが帰ってきたら盛大にお祝いをするということです。
また、「笛」はマリファナの俗語の一つなので、ジョシーの帰郷を祝うためにマリファナを吸うことを暗示している可能性もあります。
(She prays like a Roman with her eyes on fire)
これはおそらく、ローマ帝国の炉の火を守り、ローマ人がよく知られている精緻な祈祷契約を執り行ったローマの巫女、ウェスタの処女たちを指しているのだろう。
これはおそらく、ローマ帝国の炉の火を守り、ローマ人がよく知られている精緻な祈祷契約を執り行ったローマの巫女、ウェスタの処女たちを指しているのだろう。
(Jo would you love to scrapple)
「スクラプル」は「スクラップ」(戦う、争う)という言葉をもじったものです。この詩の文脈は、武器(戦いのリンゴ)を準備し、路上で混戦し、真夜中に襲撃し、敗者の骨の上で踊るという「戦い」のテーマを裏付けています。
(Shine up the battle apple)
かっこよくて、ちょっと下品な響きですよね?実はこれは造語なんです。フェガンはこの言葉についてこう語っています。
「ウォルターと私はスラングを作るのが大好きなんです。例えば、『ジョシー』には『バトルアップル』という武器を使うストリートギャングが出てきます。私たちが思いつくどんな実際の武器よりも、この名前の方が響きが良かったんです。」
(Dance on the bones)
スティーリー・ダンの歌詞には、性的な意味合いとジャズの伝承が入り混じった二重の意味が散りばめられており、これもその一。露骨な解釈では性交を意味するが、より文学的な解釈では、骨の録音、つまり肋骨(рёбра、リョーブラ)、肋骨の音楽(Музыка на рёбрах)、骨のジャズ(Джаз на костях)、骨、または骨の音楽(roentgenizdat)への言及である。
◆“Josie”って女子は…明るく、活発で、無茶もする、仲間のなかで中心人物だったんでしょうね。
その彼女が帰って来る...。
(刑務所説もあれば、留学や、都会の大学に進学して夏休みに帰省説も考えられるかな)
それだけで、ワクワク、盛り上がっちゃうんですね。
・自分たちでルールを作るって、またそのルールを破っちゃう!
・騒ぐときは一晩中騒ぐ!(朝になったらなんとかする...)
まさに「自由」「青春」そして「怖いもの知らず」!?
◆“scrapple”と“battle apple”…スティーリー・ダンの造語でどちらも“apple”が入っているのも意味深ですよね。 「Urban Dictionary」にある :battleapple の説明を見ると、基本的に“あっち系”の意味でしょうな(;^_^A。
◆"Josier" Live! Sweet Tour 2019 @ The Pechanga Theater, Temecula, CA, on September 20, 2019.
コメント
コメント一覧 (7)
B面曲は独断で(笑)変えています。
↓
https://www.instagram.com/p/C-tsHsTT2l1/?stkn=MTRpZjdoY3JhajZreA==
音時
が
しました
「不気味」は失言でした。お詫びして訂正します。
「目を引く」とか「斬新」とか「前衛的」とか…。はたまた、「魅力的」とか「芸術的」とか…。そんな言葉に訂正です。
刑務所から戻ってきたのかもしれないジョジーの話なのですね。これから乱痴気騒ぎ。ホント、盛り上がりそうです。
<ユニークだと思う表現>
①“戦いのリンゴ”を磨こう ②まるで古代ローマの巫女のように祈る ③骨の上で祈る
それぞれ興味深く読ませていただきました。いや~、今回も素晴らしい考察(解説)だと思います。
ここまで調べているとは…。大学のレポートだったら、「優」です。
音時
が
しました
この曲の解釈、背景、語呂合わせ、言葉遊び、レトリック面白いな~。
正直、
When Josie comes home, so good
She is the pride of the neighborhood から連想して、Josieは真面目で誰からも好かれる優等生の女性と思っていました。その彼女が街に戻ってくる単純な喜びだと。
確かにSteely Danの歌詞ですから、そんなストレートではないはずですよね、、、、、。
Shine up the battle apple.
Dance on the bone.
「何を連想するの?」って訴えているようですね!
私、仕事がら、深夜すぎの帰宅が多く、最寄駅で電車を降りてからバスに乗り、降りて家まで、徒歩15分程度、暗闇であまり人が歩いていない中で、曲を聴いて帰りますが、昨晩はこのJosieでした。1976年当時『Aja』のアルバムの中で、一番先に印象に残った曲だったんですが、時を経て、その曲の意味をかみしめながら楽しく聴くことができました。ありがとうございました。
音時
が
しました
https://neverendingmusic.blog.jp/archives/20708689.html
音時
が
しました
音時
が
しました
ジャケットの女性は「日本初のスーパーモデル」と言われていた山口小夜子さんですよね?当時はこれも話題になっていたのでしょうか?同じ頃に日本でのみ発売されたベスト盤のジャケットにも彼女が使われていました。(エイジャの時ボツになったヤツかな?)
音時
が
しました
ギターも、ドラムスも、ベースも、キーボードも素晴らしい。それにも増して、曲の雰囲気に合わせて歌う姿に釘付けです。
ずっと(変なジャケット)と思っていましたが…。このアルバムのジャケットには、女性が映っていたのね。今まで知りませんでした。エキゾチック。だけど、やっぱり不気味。
改めて、聴いてみたいアルバムです。
音時
が
しました