ファイアフォールのデビューアルバム「Firefall」。
邦題は「ファイアフォール ・デビュー」と付けられていました!

“You Are The Woman”は可愛いフルートの音色に爽やかなウエスト・コースト・ロックで聴かせてくれましたね。(和訳)
しかし、1st シングルは“Livin' Ain't Livin' ”(全米最高位42位)だったんですね。メロディなどはAORっぽいけど、サックス、エレキギター、パーカッション等がウエストコーストの渋い感じのサウンドにしてます。デビュー当時は、この方向で“売りたかった”んだろうな。

この曲“シンデレラ”はB面トップ。ギタリストのラリー・バーネット。
彼はバージニア州アレクサンドリアでプロのタクシー運転手として働くかたわらで、ナイトクラブで時折演奏を行っていました。ファイアフォールの創設者であるリック・ロバーツと初めて出会ったのも、この場所でのことでした。1974年8月、シンガー兼ギタリストのロバーツ、ラリー・バーネット、マーク・アンデス(ベース)、マイケル・クラーク(ドラム)、ジョック・バートリー(ギター)のメンバーでファイアフォールが結成されます。
このバンドは、クロスビー・スティルス・アンド・ナッシュ、バーズ、そしてイーグルスの初期作品の系譜を継ぐ、ポップ・ロックと中西部カントリーを融合させたサウンドを展開しました。(Wikipedia)
この曲も聴いた感じは泥臭いカントリーソング。
タイトルの“シンデレラ”からは…最後には幸せになるディズニー・プリンセスとその物語を思い浮かべますが…この曲はどうだろう?

(Larry Burnett)
Released in 1976
US Billboard Hot100 ♯34
From the Album“Firefall”
*原詞は太字
Last December I met a girl
She took a likin' to me
Said she loved me
But she didn't know the meanin' of the word
去年の12月ひとりの娘と出会った
彼女は俺を気に入り
「愛してる」なんて言ったけど
「愛してる」なんて言ったけど
その言葉の重さなんてまだ知らなかった
She imagined love to be grand
Me holdin' her hand and
Whisperin' sweet things and
Cooin' softly like a song bird
彼女は恋を壮大で豪華なものだと思い描いてた
俺は彼女の手をとって
甘い言葉をささやいて
小鳥みたいに優しく寄り添う…そんな光景
Then one mornin' she came to me
With a tear in her eye
And a sigh on her breath
And Lord she said
"Hon, I'm heavy with child"
ある朝 彼女がやってきて
目に涙を浮かべてた
ため息をついて
こう言ったんだ
目に涙を浮かべてた
ため息をついて
こう言ったんだ
「ねぇ…赤ちゃんができた…」
And I said "god damn girl can't you see
That I'm breakin' my back
Just tryin' to keep my head above water
And it's turnin' me wild"
俺は言った
「おい わかんないのかよ
「おい わかんないのかよ
ただ生き延びようと
必死に頑張ってるんだぜ
必死に頑張ってるんだぜ
もう気が狂っちまいそうさ」
"Cinderella can't you see
Don't want your company
You better leave this mornin', leave today
Take your love and your child away"
「シンデレラ 分かってくれよ
一緒にやっていくつもりなんてない
今日のうちに出ていってくれ
その愛も お腹の子も連れてな...」
No no no no, no no no no
No no no no, no no no no
No no no no, no no no no
No no no no, no no no no
No no no no, no no no no
No no no no no
Woah woah, no
Woah woah, no
Woah woah, no
Woah woah, woah woah woah, no
Rockin' chair on my front porch
Well I'm thinkin' about all the things that I did
As a young man
Now that I'm old
家の前のポーチで
ロッキングチェアに揺られながら
ロッキングチェアに揺られながら
ああ 想い返してるんだ
若い頃に自分がしてきたことを
若い頃に自分がしてきたことを
年老いた今になって
And I remember her and the boy
Did he have all the toys and the joys
That a young man should have
Before he gets too old
あの娘とあの赤ん坊のことさ
彼はおもちゃや喜びを
手にしたんだろうか
大人になってしまうまでに味わうべき
子どもらしい幸せを...
手にしたんだろうか
大人になってしまうまでに味わうべき
子どもらしい幸せを...
Cinderella couldn't you see
I didn't want your company
You shoulda left that mornin', left that day
Took your love and your child away
「シンデレラ 分かってくれよ
俺はおまえを幸せにはできない
今日のうちに出ていってくれ
その愛も お腹の子も連れてな...」
[Instrumental Outro]
(Words and Idioms)
heavy with child=妊娠している状態を指すフレーズ
break my back=非常に努力することや、困難なタスクを成し遂げるために大きな労力をかけること
keep your head above water=困難な状況の中で「生き延びる」「持ちこたえる」
日本語訳 by 音時

この曲の和訳をし終わったときに、『なんで主人公の男は相手の女性を“シンデレラ”って呼んだんだろう?』と思いました。だって、シンデレラの物語は最期に「幸せ」になるじゃないですか。それを知ってたら言わないんじゃないか…と思ったんです。
でもそこで気づいたのが、
彼女は恋を壮大で豪華なもの(grand)だと思い描いている夢見がちな女性であるのに対して、自分は毎日を生きるのが精いっぱい。本来は幸せになれるはずの女の子は俺といるべきじゃない。
だから、“(最後に幸せになる)シンデレラの相手役は別なヤツを探してくれ”って意味、なんだな...。
(Words and Idioms)
heavy with child=妊娠している状態を指すフレーズ
break my back=非常に努力することや、困難なタスクを成し遂げるために大きな労力をかけること
keep your head above water=困難な状況の中で「生き延びる」「持ちこたえる」
日本語訳 by 音時

この曲の和訳をし終わったときに、『なんで主人公の男は相手の女性を“シンデレラ”って呼んだんだろう?』と思いました。だって、シンデレラの物語は最期に「幸せ」になるじゃないですか。それを知ってたら言わないんじゃないか…と思ったんです。
でもそこで気づいたのが、
She imagined love to be grand
彼女は恋を壮大で豪華なもの(grand)だと思い描いている夢見がちな女性であるのに対して、自分は毎日を生きるのが精いっぱい。本来は幸せになれるはずの女の子は俺といるべきじゃない。
だから、“(最後に幸せになる)シンデレラの相手役は別なヤツを探してくれ”って意味、なんだな...。
そしてこの曲の歌詞では、最後の場面=ロッキングチェアでくつろぎながら思い出しているシーンを入れてるんですね。
…自分が“シンデレラの幸せな結末”を奪ったのではないか と後悔し、「あの時の俺は、幸せを与えられる男じゃなかったんだ」 という苦い思い出として振り返ってるんでしょう…。
…自分が“シンデレラの幸せな結末”を奪ったのではないか と後悔し、「あの時の俺は、幸せを与えられる男じゃなかったんだ」 という苦い思い出として振り返ってるんでしょう…。
コメント
コメント一覧 (4)
いつもの
↓
https://www.instagram.com/p/C0WMusOvuNu/?igsh=MWUxNmZxMnhleGRxMA==
音時
が
しました
一番でなんてひでえ男だと思ったら、いきなり時は流れて、それを後悔していて、まあ少しはまともなところがあるってところですかね
日本でも「シンデレラ」って夢見る人とか急にスターダムに上がる人に使われるんですけど、アメリカではどういうイメージなんですかね?
ディズニーアニメは娘どもと死ぬほど見ましたけど、最後にガラスの靴が割れちゃって、もう片方をシンデレラが持ってるってオチは抵抗あったなあ
ドイツ語の教科書に出てきたバージョンで、ガラスの靴を履くためにシンデレラの姉が足の指を切り落とすっていうのも引きましたけど
ちなみに、このアルバムジャケットは私のオールタイム1位です
音時
が
しました
なんか「~・バーネット」で“ロッキー”と反応しておりました。ラリー・バーネットさんごめんなさい。
音時
が
しました
この「シンデレラ」は、お好みの曲の一つです。ウエストコーストのサウンドを感じさせるソフトなロックがいいと思います。ハーモニーがきれいだなあといつも感心しています。
物語性を感じさせる歌詞だったのですね。一度読んだだけでは何を伝えたいのか分かりませんでした。
「オレは今生きるのが精いっぱい。シンデレラ(女性)の相手役にはなれない。だから、別なヤツを探してくれ。」 なるほど、見事な解釈です。
この曲が、より一層好きになりました。
<追伸>
ボクは…。バネットさんのファーストネームは、「ラリー」とインプットしていました。
音時
が
しました