星船さんが1973年の全米ヒットからチョイスしたこの曲「マスターピース」。
同名異曲で1990年代にアトランティック・スターが「マスターピース」って曲をヒットさせましたが、この歌は結構素敵なラブソングでした(まだ未和訳)(;^_^A。
I've found a masterpiece in you
A work of art, it's true
きみのなかに“傑作”を見つけたよ
ほんとうの芸術作品さ
相手を崇め、大切にしようとする愛...ってところかな(いずれ和訳します)(;^_^A。
きみのなかに“傑作”を見つけたよ
ほんとうの芸術作品さ
相手を崇め、大切にしようとする愛...ってところかな(いずれ和訳します)(;^_^A。
◆一方、テンプテーションズのこの曲はタイトルにもなっている“Masterpiece”というWordは歌詞に出てきません。
このことについては、この曲のWikipediaに次のように書かれていました。
この曲のプロデューサーでもあるホイットフィールドは、弦楽器、管楽器、リズム楽器、声、スタジオの技巧、そして甘美な要素が完璧に融合していると感じたため、この曲を「Masterpiece」(傑作)と名付けた。 しかし、「Masterpiece」という言葉は歌詞には出てこないし、タイトルの由来となるような明白な手がかりもない。
歌詞の内容からではなく、演奏・アレンジの点で「傑作」と評したっていうことなんでしょうね。でもタイトルで気を緩めていると…ヘヴィな内容の歌詞に面くらいます…。

(Norman Whitfield)
Released in 1973
US Billboard Hot100 ♯7
From the Album“Masterpiece”
*原詞は太字
日本語訳 by 音時
[Verse 1: Damon Harris and Otis Williams]
Money, I ain't got none
(Where I was born,
everything was dull and dingy)
everything was dull and dingy)
Job, can't find one
I lived in a place they called the inner city
The streets raised me from a baby
(Getting ahead, huh, was strictly a no-no
'Cause nobody cares
what happens to folks that live in the ghetto)
what happens to folks that live in the ghetto)
金なんて ありゃしない
(俺が生まれた街は
何もかもが暗くて 薄汚れてた)
仕事も見つからない
“インナーシティ”と呼ばれる場所で育って
ストリートが俺を赤ん坊の頃から面倒みてくれた
(出世なんて最初から無理な話
ゲットーの連中がどうなろうと
誰も気にしちゃいないんだ)
[Verse 2: Richard Street and Damon Harris]
Thousand of lives wasting away
People living from day to day
This is a challenge just staying alive
'Cause in the ghetto,
Only the strong survives
Only the strong survives
何千もの人生が ただ消えていく
人々は今日を生き延びるだけで精一杯
生きてるだけで闘いみたいなもの
だってゲットーじゃ
強い者だけが生き残る!
[Verse 2: Damon Harris and Melvin Franklin]
Broken down homes, kids strung out
They don't even know what life's all about
Stealin' cars, robbin' bars
Muggin', drugs, rat-infested
and no one's interested
and no one's interested
家は壊れ 子どもたちはドラッグに溺れ
人生が何なのかさえ知らない
車を盗み バーを襲い
強盗 クスリ ネズミだらけ
それでも誰も見向きもしない
[Verse 3: Richard Street and Damon Harris]
Kids dodgin' cars for recreation
Only adds to a mother's frustration
Break-ins, folks comin' home
and findin' all their possessions gone
Oh ho
子どもたちは車をよけて遊んでる
それが母親たちの
不安と苛立ちをさらに募らせる
不安と苛立ちをさらに募らせる
空き巣が入り
家に帰れば持ち物は全部なくなってる
ああ…
[Outro: Dennis Edwards]
It's an every day thing - well well - in the ghetto
It's an every day thing in the ghetto
これが日常なんだ――ゲットーじゃね
毎日のことなんだ――ゲットーでは
(Words and Idioms)
mug(動詞)=(人を)襲う、(人を)だます
rat-infested=多くのネズミがいる場所
Dodging=故意に 、 避ける日本語訳 by 音時

◆テンプテーションズ=ノーマン・ホイットフィールドの作品だと、“Papa Was a Rollin’ Stone”なども社会問題・貧困・暴力・ドラッグ・政治不信を扱っている内容です。“ゲットー”(=黒人社会)の現実を見ろ!と突きつけてきます。
この曲を“Masterpiece”と名付け、アルバムジャケットを白い肖像画風の芸術作品のように見せることで、逆にその異常さを強調する意図なんだろうなあ…。
この長いイントロ(約4分)も何かおかしなことになってる警鐘とも受け止められるかも…。
◆和訳ですが…
Kids dodgin' cars for recreation
Only adds to a mother's frustration
... tionで韻を踏んでるってことはありますが、子どもたちが「車を避けるレクリエーションに興じていて」、「母親たちはハラハラしてフラストレーションになってる」という意味で和訳しました。
ゲットーじゃ命がけの行為が遊び...それが日常...ってことかな…(-_-;)。
この曲、なかなかの問題作です。
◆Wikipediaにはこんなことが書かれてました。
前年にホイットフィールドがプロデュースしたヒット曲「パパ・ワズ・ア・ローリン・ストーン」と同様に、テンプテーションズは長いインストゥルメンタル・セクションの後まで登場しない。このことがグループとホイットフィールドの間に既に高まっていた緊張感をさらに強め、一部の音楽評論家がテンプテーションズを「ノーマン・ホイットフィールド・コーラル・シンガーズ」と呼ぶようになった。

◆歌の意味わかると、こうやって歌って踊るって…僕には無理だな...。

◆歌の意味わかると、こうやって歌って踊るって…僕には無理だな...。
◆12分以上あるアルバムヴァージョン。
コメント
コメント一覧 (4)
音時
が
しました
音時
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知らないニワカですが彼らのディスコグラフィを詳細に見ていくと、1969年の
「Cloud Nine」から1973年の「1990」まで必ず6分以上の長尺曲が含まれています。
1969年の「Runaway Child, Running Wild」(全米6位)は家出少年の物語で
シングルが5分、アルバムでは9分半に及びます。コーラスよりもインストに重きを
置いた曲作りはプロデューサー兼ソングライターのノーマンの意向が強く、グループは
必ずしも好意的には思ってはいなく、本当はラヴソングを歌いたかったようです。
それでもチャート的には好成績を残しているのが、このグループの偉大さですね。
なんか個人的に興味が湧いてきたので、こんなプレイリストを作ってみました。
長尺曲のオンパレードです笑。
https://open.spotify.com/playlist/4LCM8RqPwdmfjEBplP27Y5
音時
が
しました
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