ロバータ・フラックの「やさしく歌って」が全米チャートの1位に立ったとき、2位に付けていたのがこの曲。インストゥルメンタルのデオダートの“ツァラトゥストラはかく語りき”=ALSO SPRACH ZARATHUSTRA (2001) でした。
US Top 40 Singles Week Ending 31st March, 1973
TW LW TITLE –•– Artist (Label)-Weeks on Chart (Peak To Date)
1 2 KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG –•– Roberta Flack (Atlantic)-10 (5 weeks at #1) (1)
2 3 ALSO SPRACH ZARATHUSTRA (2001) –•– Deodato (CTI)-9 (2)
3 4 NEITHER ONE OF US (Wants To Be the First To Say Goodbye) –•– Gladys Knight and the Pips (Soul)-10 (3)
4 1 LOVE TRAIN –•– The O’Jays (Philadelphia International)-11 (1)
5 10 AIN’T NO WOMAN (Like the One I Got) –•– The Four Tops (Dunhill)-9 (5)
6 9 BREAK UP TO MAKE UP –•– The Stylistics (Avco)-8 (6)
7 5 LAST SONG –•– Edward Bear (Capitol)-16 (3)
8 8 DANNY’S SONG –•– Anne Murray (Capitol)-13 (8)
9 11 SING –•– The Carpenters (A&M)-6 (9)
10 16 THE NIGHT THE LIGHTS WENT OUT IN GEORGIA –•– Vicki Lawrence (Bell)-8 (10)
◆この週3月31日付の1週間の第2位が最高位。年間チャートは90位。Top40には通算11週間と短いヒットで、最高2位を記録しながらも年間チャートは低めでしたが、Deodato初のシングルヒットが大ヒットになりました。
Deodatoですが、本名はEumir Deodato、ブラジル出身のジャズ・フュージョン系のキーボード・プレイヤー、さらには、ギタリスト、作曲家、アレンジャー、プロデューサーでもある多才なミュージシャンです。

◆星船さんブログ「ビルボードチャート日記」より;
この曲"Also Sprach Zarathustra (2001) "ですが、1896年のRichard Straussの「Also sprach Zarathustra ツァラトゥストラはかく語りき」の序奏をエレクトリック・ジャズ風にアレンジした曲。2001は、1968年のスタンリー・キューブリック監督の映画『2001年宇宙の旅』のことです。
ピアノとエレクトリック・ピアノはもちろんDeodatoですが、エレクトリック・ベースはRon CarterとStanley Clarke、ギターにはJohn Tropeaなど、凄腕ミュージシャンがバックを務めています。
クラシックをベースとした大ヒットは、ウォルター・マーフィーの「運命’76」が思い浮かびますが、この曲は初めて聞きました。異例のクラシック作品をジャズアレンジした大ヒットでした。
◆もともとは哲学書の名前ですね。
「ツァラトゥストラはこう語った」(Also sprach Zarathustra)は、1883年から1885年にかけて発表された、ドイツの哲学者フリードリヒ・ニーチェの後期思想を代表する著作です。「ツァラトゥストラかく語りき」、「ツァラトゥストラはかく語れり」、「ツァラトゥストラはこう言った」「ツァラトゥストラ」などとも訳される。全4部構成。
ツァラトゥストラはこう語った - Wikipedia

Songwriter Richard Strauss
Released in 1973
US Billboard Hot100 #2
From the album “ Prelude”

◆ニーチェ著の「ツァラトゥストラはかく語りき」の解説動画です。
◆第65回輝くレコード大賞受賞曲(2023)“ケセラセラ”(Mrs.GREEN APPLE)でも歌詞に、“ツァラトゥストラ”が出てきます!「ベイべー 大人になんかなるもんじゃないぞ ツァラトゥストラ」(2分50秒くらいのところ)
◆なぜこの曲の歌詞に「ツァラトゥストラ」が出てくるのか?どういう意味なのか?をCopilotくんに聞いてみました。
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「ツァラトゥストラ」は“大人の理屈の象徴”であり、“価値観をひっくり返す象徴”でもある。
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「ツァラトゥストラ」は“大人の理屈の象徴”であり、“価値観をひっくり返す象徴”でもある。
だからこそ、
・大人になることへの皮肉
・難しい世界への反抗
・自由に生きようというメッセージ
を一言で表すために、あえて“ツァラトゥストラ”が選ばれている。
とのこと!なるほど~!
コメント
コメント一覧 (6)
音時
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Deodatoは音時さんが日曜日に選曲したKool &The Gangの”Take My Heart(You Can Have It If You Want It)”のプロデューサーで、そのつながりの選曲かと思ったんですが・・・
...嘘です(;^_^A 言われて初めて気づきました! この曲の和訳は、週2更新の「星船さん」ブログ「ビルボードチャート日記 Vol,2」で取り上げられた課題曲(僕が勝手に課題としている)なのでした!
音時
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音時
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「ツァラトゥストラ」は“大人の理屈の象徴”ですか、私としては、ニーチェと聞いただけで拒否反応が起こる難しいもの、になります。
音時
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私はこの曲は山本さゆりさんの「軽音楽をあなたに」の全米2位特集で初めて聴いたような気がします
オリジナルのクラシック版の方は、映画がらみでTV、ラジオでよくかかってましたけどね
Deodatoは音時さんが日曜日に選曲したKool &The Gangの”Take My Heart(You Can Have It If You Want It)”のプロデューサーで、そのつながりの選曲かと思ったんですが・・・
音時
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このアルバムでは他2曲のクラシックカバーもいいですけど、あえて自作曲の小品Carly And Caroleが白眉かな、と。次作だったらバンド内で火花が飛び散るような演奏のSkyscraper(聞き覚えがある方もいらっしゃるのでは)とSuper Strutに尽きます。
このあとCTIからMCAに移籍してややマンネリ化。さらにWarnerに移って洗練(ラウンジ?)されていきましたが、Kool & The Gangのプロデュースが大当たりし、その余波でか自身の名義でもHappy Hourが久々にHot100入りしてなによりでした。
2000年代に突如トリオ編成で来日。丸の内のコットン・クラブで観ました。クールなのにホットな演奏に時を忘れました。いい思い出です。
音時
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