先日のmmmKさん主催の「オーメンか!6にこだわる耐久レース その1」イベントが開かれました。

 「2026年」だけに…下一桁に「6」がつく1966、1976、1986、1996、2006、2016年という6つの年を対象に、全米Top10ヒット、最高位16位、26位、36位の曲をひたすらかけるというルール!
(参加者9人が6曲ずつ計54曲かけまくりました。僕も本ブログ掲載和訳曲のなかから紹介しました!)

そこで、Iさんが2巡目に紹介したのがこの曲。

「いとしのルネ」というタイトルも、曲自体も聴いたことがあった曲ですが、アーティスト名も知らず…でも、セツナい歌声の素敵な曲だなあと思いましたので和訳を...。

【The Left Banke】Wikipediaより:
レフト・バンクは、1965年にニューヨーク市で結成されたアメリカのバロック・ポップ・バンド。彼らは、全米でヒットしたシングル「ウォーク・アウェイ・ルネ」と「プリティ・バレリーナ」で最もよく知られている。バンドは、音楽誌が「バロック風」と評したストリングス・アレンジを多用し、その音楽は「バッハ・ロック」「バロック・ロック」「バロック・ポップ」などと様々に呼ばれた。
 バンドのボーカル・ハーモニーは、ビートルズ、ゾンビーズ、その他のブリティッシュ・インヴェイジョン・グループといった同時代のバンドから影響を受けている。
 2004年、ローリング・ストーン誌は「ウォーク・アウェイ・ルネ」を「史上最高の500曲」の220位にランク付けした。

 “バロック・ロック”…うーむ、わかるなあ。敢えての古臭い(ほめてます)サウンド、ストリングスのアレンジがいいんだよな。この曲も途中のフルートの間奏も…。

◆こちらは曲のWikipediaからの情報です。

 この曲はバンドのベーシストであるトム・フィンの当時の恋人であり、作者のマイケル・ブラウンが想いを寄せていたレネー・フラデン(後にフラデン=カム)について書いた曲の一つだと述べている。 
 彼女は数週間バンドに在籍し、自由奔放で背の高いブロンド女性と評されていた。ブラウンは彼女と出会ってから1ヶ月後にこの曲を書いた。 「Walk Away Renée」は、恋に落ちたブラウンが彼女のために書いた一連のラブソングの一つである。
 (彼女を題材にした作品は、ほかにもあります。「プリティ・バレリーナ」や「シー・メイ・コール・ユー・アップ・トゥナイト」など)

 マイケル・ブラウンにとって、それだけ魅力的な女性だったんですね。


DS170221-71

Songwriters
Michael Brown、Bob Calilli、Tony Sansone


Released in 1966
US Billboard Hot100 #5
From the Album“Walk Away Renée/Pretty Ballerina” 

*原詞は太字

And when I see the sign that points one way
The lot we used to pass by every day

あの一方通行の標識が目に入ると
毎日通り過ぎたあの空き地を思い出す

Just walk away, Renée
You won't see me follow you back home
The empty sidewalks on my block are not the same
You're not to blame

ただ行ってしまえばいい ルネ
もうきみのあとを追ったりしないから
この界隈の静まり返った歩道も
あの日とは違う
きみのせいじゃない

From deep inside the tears
that I'm forced to cry
From deep inside the pain
hat I chose to hide

胸の奥からこぼれる涙
隠し続けた痛みが そっと滲む

Just walk away, Renée
You won't see me follow you back home
Now, as the rain beats
down upon my weary eyes
For me it cries

ただ行ってしまえばいい ルネ
きみを追って帰ることはないから
疲れた目に 降りつける雨
僕の代わりに泣いているみたいだ

[Flute Solo]

Just walk away, Renée
You won't see me follow you back home
Now, as the rain beats
down upon my weary eyes
For me it cries

ただ行ってしまえばいい ルネ
きみのあとを追って帰ることはない
疲れた目に降りつける雨が
僕の代わりに泣いてくれるから

Your name and mine
inside a heart upon a wall
Still finds a way to haunt me
though they're so small


壁のハートに並んだ
きみの名前と僕の名前
小さな落書きなのに
今も胸を刺す…

Just walk away, Renée
You won't see me follow you back home
The empty sidewalks on
myblock are not the same
You're not to blame

ただ行ってしまえばいい ルネ
きみのあとを追って帰ることはない
近所の閑散とした歩道は
もう前とは違う
きみのせいじゃないよ


日本語訳 by 音時


Walk-away-renee-pretty-ballerina


◆Wikipediaの続きの情報です。

バンドメンバーのトム・フィンによると、
「何人かのティーンエイジャーがティン・パン・アレーのブロードウェイ地区にアパートを借りて共同生活を送っていて、Renéeは母親と暮らしていない時はそこに住んでいた。」当時、ほとんどの子供たちは半ば家出少年少女のような感じで、そこに「クラッシュパッド」と呼んでいた場所があったんです。ある日、彼女をスタジオに連れて行ったら、マイケルが彼女と出会って恋に落ちたんだと思います。
ブラウンはRenéeへの報われない恋についてこう語っています。

「事実や行動の証拠は何もなかったけれど、まるで神話のような恋だったんだ。分かるかい?でも、本物の恋に限りなく近かったんだ。」

Renéeはレコーディング中ずっと見守っていて、彼女の存在が曲の完成を危うく妨げるところでした。ブラウンはインタビューでこう述べています。

「コントロールルームに彼女がいたので、演奏しようとしたら手が震えてしまったよ。彼女がいる状態では演奏なんて無理だったので、後でやり直したんだ。」

はい、好きな人がいる前で、しかも名前入りの曲は歌えないyね(;^_^A。

◆あれ?でもこの曲の由来には諸説あるようだぞ(;^_^A。

しかし、共作者のトニー・サンソンは、この曲の由来について異なる見解を示し、自分が主要な作曲者だと主張しています。
 サンソンはインタビューで、歌詞は自分が書いたと述べており、ビートルズが同名のヒット曲で「ミシェル」という名前を使っていたことから、偶然にも「Renée」という名前を選んだと語っている。彼もまた、フランス語の名前である「Renée」を選んだとのこと。


まあ、共作者の一人としは、“ブラウンの想いを綴った淡い恋の歌”、とこのヒット曲を理解されるのはイヤだったんだろうな...。この曲のヒットの要因としては「Renée」というフランス語名の女性の名前、といのもあったんだろうと推測されます。彼女の名前、ほんとは何という名前だったのかな。





◆エリック・カルメンがカバーしていました。1998年に日本のみでリリースされたアルバム「Winter Dreams(夢の面影)」のラスト・ナンバー。