アルバム「刺青の男」(Tattoo You)からの2ndシングルとしてリリースされたのがこの曲“Waiting On A Friend”。邦題は「友を待つ」。
◆この曲について、ミック・ジャガーは1993年のコンピレーションアルバム『ジャンプ・バック』のライナーノーツで語っています。
「(この曲は)当時、みんな気に入っていたんだけど、歌詞がなかったから、そのままにしてたんだ…俺が付け足した歌詞は、バンドの友情について歌った、とても優しくて愛情深いものなんだ。」
ミック・ジャガーはまた、1981年の歌詞は将来のビデオ制作を想定したものだったと述べており、この曲は当時台頭しつつあったMTVチャンネルのビデオとしてパッケージ化されたローリング・ストーンズのシングルとしては初の快挙となった。
「バンドの友情を歌った」そして冒頭のビデオの映像と歌詞を合わせて想定していった...ということなんですね。
◆イディオム“wait on” を調べてみると…
こちらのサイトでは、
英語で複数の意味を持つフレーズで、文脈によって解釈が大きく変わるのが特徴。
主に以下の3つの意味で使われる、とありました。
主に以下の3つの意味で使われる、とありました。
1.(人に)仕える、接客する
2.(事の進展を)待つ
3.(人を)丁寧に世話する、尽くす(やや古風)
邦題が「友を待つ」となっているので、「2」の意味で「友を待ってる」んだろうな、とは思いつつも、なんかそれだけじゃなく、友情、ミックにとってはキースへの想いを語ってる(願望も含めて...かな)と思って、ニュアンスとして「3」の意味を付加してみました。
「大切にしている」「信頼してる」という意味もあるのかな、と思って、「相棒を大切にしてるんだ」と解釈してみました。

Songwriter Jagger/Richards
Released in 1982
US Billboard Hot100 ♯13
From the Album“Tattoo You”
*原詞は太字
{Intro}
Watching girls go passing by
It ain't the latest thing
I'm just standing in a doorway
I'm just trying to make some sense'
Out of these girls that passing by
The tales they tell of men
I'm not waiting on a lady
I'm just waiting on a friend
通り過ぎる女たちを眺めるなんて
もうイケてる年じゃないさ
俺はただ戸口に立って
ただぼんやり考えてるだけ
歩いていくあの娘たち
あいつらは男たちの噂話をしてるんだ
俺は女を待ってるんじゃないぜ
ただダチを待ってるだけさ
A smile relieves a heart that grieves
Remember what I said
I'm not waiting on a lady
I'm just waiting on a friend
Just waiting on a friend
I'm just waiting on a friend
I'm just waiting on a friend
笑顔は沈んだ心を救ってくれる
俺が言ったことを思い出してくれ
俺は女を待ってるんじゃない
ただダチを待ってるだけさ
友だちは大事にするんだ
ただダチを待っているだけ
俺は相棒を裏切ったりはしない
{Bridge}
Don't need a whore, I don't need no booze
Don't need a virgin priest
But I need someone I can cry to
I need someone to protect
Making love and breaking hearts
It is a game for youth
But I'm not waiting on my lady
I'm just waiting on a friend
娼婦も酒もいらない
処女の司祭もいらない
でも一緒に泣いてくれる相手が欲しい
守ってくれるヤツが欲しい
セックスしたり 失恋したり
そんなのは若いヤツらの遊び
俺は女を待ってるんじゃない
ただ相棒を待ってるだけさ
I'm just waiting on a friend
I'm just waiting on a friend
I'm just waiting on a friend
I'm just waiting on a friend
Just waiting on a friend
Waiting on a friend
Waiting on a friend
ただダチを待ってるだけさ
俺は相棒を大切にしてるんだ
ただダチを待っているだけ
俺は相棒を頼りにしてるのさ
ただダチを待ってるのさ
俺は相棒を大切にしてる
ただダチを待っているだけ
相棒を裏切ったりはしない

◆冒頭のミュージック・ビデオについてWikipediaに情報がありました。
この曲にはプロモーションビデオも制作されている(監督はマイケル・リンゼイ=ホッグ)。歌詞の内容どおり、ジャガーがキース・リチャーズを待っているところから始まり、落ち合った二人が他の3人のメンバーが待つパブに向かい、最後にメンバーがそれぞれ楽器をつかんで演奏を始めようとするところで映像が終る。
ジャガーがリチャーズを待っている場所はニューヨーク・マンハッタンのセント・マークス・プレイス8丁目にあるアパートで、レッド・ツェッペリンのアルバム『フィジカル・グラフィティ』(1975年)のジャケット写真にも使われた建物である。また、ピーター・トッシュが出演している。映像はYouTubeのストーンズ公式ページで視聴できる。

ジャガーがリチャーズを待っている場所はニューヨーク・マンハッタンのセント・マークス・プレイス8丁目にあるアパートで、レッド・ツェッペリンのアルバム『フィジカル・グラフィティ』(1975年)のジャケット写真にも使われた建物である。また、ピーター・トッシュが出演している。映像はYouTubeのストーンズ公式ページで視聴できる。


おお、確かに、「フィジカル・グラフィティ」(下の画像)でも「友を待」っている!
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
「女にかしずいたりなんかしない。今はダチのほうが大事なんだ」というニュアンスもあって。
歌詞からズレますが、この曲といえばやっぱりサックスのソニー・ロリンズですよね。チャーリーの助言(ほとんど妄想)をサラッと実現してしまうミックの人脈。
音時
が
しました