エリック・カルメンのソロデビューアルバムの曲を全曲訳したいと思い、ラストの“On Broadway”を取りあげました。ですが、エリックはシングルにしていないし、全米チャートで言えばこっちかな?多くの人からしたら、やっぱりジョージ・ベンソンかな?と考え、メインはジョージのベンさん、の曲として訳すことにしました。
ジョージ・ベンソンの“On Broadway”は、ライブアルバム「Weekend in L.A.(邦題:メロウなロスの週末)」に収録されていて、10分以上ある演奏になっていますが、シングルでは5分15秒のエディットヴァージョンになってますね。
◆オリジナルはドリフターズ。1963年にBillboard Hot100で最高位9位を記録しています。演奏には、若きフィル・スペクターがリードギターソロを弾いています。

◆作者はバリー・マン&シンシア・ワイルのコンビに、さらにエルヴィス・プレスリーの数々のヒットを作ったソングライターであるジェリー・リーバー&マイクストーラーの加わり、クレジットは4名となっています。この曲が書かれた情報がWikipediaに出ていました。
まずは、シンシア・ワイルとバリー・マンが曲のベースを作ったようですね。ブロードウェイへ向かう途中の主人公が「早くそこに行かなきゃ、死んでしまう」と歌うアップビートな歌詞が特徴、だったようです。2人もニューヨークのブロードウェイを拠点として音楽をしていて、そこでの生活がこの曲を書くきっかけになったようですね。
そしてリーバー/ストーラーが、ドリフターズが翌日にスタジオの予約を入れており、1曲足りないことを知らせると、マン/ワイルはこんな曲があるけどどうだろう?と送りました。リーバーとストーラーはこの曲を気に入りましたが、少し物足りないと感じ、4人で夜通しブレイン・ストーミングを行います。そして最終的に、ロック志向のグルーヴとブルージーな雰囲気を持ち、主人公のシンガーが実際にブロードウェイで苦境に立たされているという新しい歌詞を生み出しました。◆調べていて、面白いと思ったのは、マン/ワイルの最初のバージョンは女性グループ(The Cookies)向けに書かれていて、もっと明るく希望に満ちた内容でした。そこにリーバー/ストーラーが手を入れて、都会の厳しさと夢のギャップを描く現在の形に仕上げ、ドリフターズが歌ったということらしいです。(これは「コパ君」(Copilot)情報)
ジョージ・ベンソンは、この曲のそうした悲哀を、歌詞だけでなくブルージーなギターで表現したのがこの曲、っていうわけですね。
ジョージ・ベンソンは、この曲のそうした悲哀を、歌詞だけでなくブルージーなギターで表現したのがこの曲、っていうわけですね。

Songwriters
Barry Mann、Cynthia Weil、Jerry Leiber、Mike Stoller
Released in 1978
US Billboard Hot100 ♯7
From the Album“Weekend in L.A.”
*原詞は太字
They say the neon lights are bright on Broadway
They say there's always magic in the air
But when you're walking down that street
And you ain't had enough to eat
The glitter rubs right off and you're nowhere
ブロードウェイのネオンは明るいって言われるよ
空気中にはいつも魔法が漂っているともね
だけど あの通りを歩いていると
まともに食えてないままで
輝きはすぐに剥がれ落ち 途方に暮れちまう
They say the women treat you right on Broadway
But looking at them just gives me the blues
'Cause how you gonna make some time
When all you got is one thin dime
And one thin dime won't even shine your shoes
ブロードウェイでは女たちが優しくしてくれるってさ
でも 彼女たちを見ると俺は憂鬱になる
だって どうやって相手にしてもらうんだい?
たった10セントしか持ってないのにさ
たった10セントじゃ靴も磨けない
They say I won't last too long on Broadway
I'll catch a Greyhound bus for home, they all say
But they're dead wrong, I know they are
'Cause I can play this here guitar
And I won't quit 'til I'm a star on Broadway
ブロードウェイじゃ長く続かないって言う
グレイハウンドで家に帰ると 皆が言う
でも ヤツらは完全に間違ってるぜ
そう だって 俺にはこのギターがあるから
俺はやめない スターになるまで絶対にそう だって 俺にはこのギターがあるから
このブロードウェイで
I won't quit 'til I'm a star on Broadway
No, no, no, no
Not gon' quit 'til I'm a star,
'cause I know I can, can, can, can now
'cause I know I can, can, can, can now
[Scatting]
On Broadway
On Broadway
Ooh, on Broadway
[Scatting]
Broadway, yeah, yeah-yeah-yeah, mmm
On Broadway
諦めないよ
ブロードウェイでスターになるまで
ブロードウェイでスターになるまで
いや いや いや いや
だって俺はできるんだ
ぜったいに スターになってやる
ぜったいに スターになってやる
ブロードウェイで
ブロードウェイで
ああ ブロードウェイで
ブロードウェイで
ブロードウェイで
日本語訳 by 音時

◆ちなみに「ブロードウェイ」って何?「中野の商店街?」っていう人のために、あらためて...。
日本語訳 by 音時

◆ちなみに「ブロードウェイ」って何?「中野の商店街?」っていう人のために、あらためて...。
ブロードウェイは、アメリカ合衆国ニューヨーク州を南北に走る目抜き通りである。中でも、ニューヨーク市マンハッタンを走る区間が特に有名である。
◆こちらがドリフターズのヴァージョン。やはりコーラスが印象的なアレンジ。フィル・スペクターがギターを弾いてると聞いて、なるほどと思ってしまう。◆渋いヴォーカルも聴かせてくれるジョージのステージ。
◆1stソロアルバム「エリック・カルメン」のラストを飾った“On Broadway”。エリックがこの頃のポップスに影響を受けていて、この曲を取りあげたのはわかるけど、僕は“エリックらしくない曲”と思っちゃっていたなぁ...。でも改めて歌詞にあたってみて、エリックがこの曲を取りあげたのは、ソロシンガーとして頑張っていく決意表明だったのかな、とも思えてきました…。

コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
いつも歌詞とはリンクしない話ですみません。
音時
が
しました