アルバム「A Night On The Town」で聴いていたので、「今夜きめよう(Tonight's The Night)」「さびしき丘(The First Cut Is The Deepest)」に続く3rdシングルがこの曲だと知ったときに内容よりも「あんなに長いのに」と思いました。6分27秒あるからシングル向きじゃないでしょ!って。
それよりもB面の「人生の荒波(The Wild Side Of Life)」あたりがいいんじゃないかと思ったことを覚えてます。
案の定と言ってはロッドに失礼なのですが全米チャートでの最高位は30位。でも当時はそんなに意識していなかったのですが、曲のタイトルや内容を考えてみたら、かなり冒険?健闘したんじゃないかなと今は思います。だってタイトルは「ジョージー殺人事件」「ジョージーの暗殺」ですし、内容は「ゲイの青年の人生」を歌ったものでしたから…。
◆Wikipediaのこの曲の解説に1995年5月にロッドが「Mojo」誌のインタビューにてこの曲のことで話した内容が載っていました。
「これはFacesにいた時のゲイの友達がいた本当の話だ。彼は特に僕とマックに親しかった。でもナイフか拳銃かどっちか覚えてないんだけど彼は殺されてしまった。僕自身の体験に基づいた歌なんだ」。
ゲイをテーマに曲を書くのかい?って尋ねられたときにロッドは
「それはおそらく僕のステージに来るのはゲイの人が多いからかな。僕はゲイのPRマンでもありマネージャーでもあるね。でもまあ勇気を出して踏み出したとも言えるね。でもリスクを感じちゃいないよ。自分の体験ではなくたって詞はかけるからね。でもこれまで誰も迫らなかったテーマだし、いつ書くんだいと言えば今かなと思ったのさ」。
ゲイをテーマに曲を書くのかい?って尋ねられたときにロッドは
「それはおそらく僕のステージに来るのはゲイの人が多いからかな。僕はゲイのPRマンでもありマネージャーでもあるね。でもまあ勇気を出して踏み出したとも言えるね。でもリスクを感じちゃいないよ。自分の体験ではなくたって詞はかけるからね。でもこれまで誰も迫らなかったテーマだし、いつ書くんだいと言えば今かなと思ったのさ」。
とのことです。
このアルバム発売の頃はこの曲をよくライヴで取り上げていましたね。途中の口笛も印象的。淋しい気持ちが伝わってきて...Don't Let Me Down...のフレーズで…。
ロッドにとっても何かしらの想いのある曲なのかもしれませんね。

ロッドにとっても何かしらの想いのある曲なのかもしれませんね。

word and music by Rod Stewart
Released in 1977
US Billboard Hot100 #30
From The Album"A Night On The Town"
*原詞は太字
In these days of changing ways
so called liberated days
a story comes to mind of a friend of mine
何もかもが変わってしまう今日この頃
「進歩的な時代」って呼ばれてるね
僕の友達の物語が頭の中に浮かんだんだ
Georgie boy was gay I guess
nothin' more or nothin' less
the kindest guy I ever knew
ジョージーはゲイだったんだと思う
それ以上それ以下でもないけど
でもあんなに優しいヤツはいなかったよ
His mother's tears fell in vain
the afternoon George tried to explain
that he needed love like all the rest
母親の涙はむなしく流れ落ちた
その午後にはジョージーは説得してたんだ
自分も他のヤツと同じように愛が必要なんだって
Pa said there must be a mistake
how can my son not be straight
after all I've said and done for him
「そんなはずはない
俺の息子がストレートじゃないなんて信じられない」
とにかく彼のために話したりやったりしたけど
Leavin' home on a Greyhound bus
cast out by the ones he loves
A victim of these gay days it seems
グレイハウンドに乗って家を出た
愛する人達から家を追い出されたんだ
偏見が渦巻くこんな時代の
犠牲者だったのかもしれない
犠牲者だったのかもしれない
Georgie went to New York town
where he quickly settled down
and soon became
the toast of the great white way
ジョージーはNYタウンに辿り着いた
さっそく街にも馴染んだよ
グレイト・ホワイト・ウェイの
人気者にすぐになったのさ
Accepted by Manhattan's elite
in all the places that were chic
No party was complete without George
上品な場所だったらどこでも受け入れられた
マンハッタンのエリート達にもね
パーティーの主役はいまやジョージーになったんだ
Along the boulevards he'd cruise
and all the old queens blew a fuse
Everybody loved Georgie boy
ジョージーは大通りを軽やかに歩き回り
年配のゲイたちは嫉妬でカッとなった
でも誰もがジョージーを愛したのさ
The last time I saw George alive
was in the summer of seventy-five
he said he was in love I said I'm pleased
生前のジョージーを最後に見たのは
'75年の夏のことだった
ヤツは恋してるって言ってたよ
僕は「そうか嬉しいよ」と声をかけたんだ
George attended the opening night
of another Broadway hype
but split before the final curtain fell
イカしたブロードウェイミュージカル
ジョージーは初日の晩に出かけていった
でもアンコール前に会場を出たんだ
Deciding to take a short cut home
arm in arm they meant no wrong
A gentle breeze blew down Fifth Avenue
家まで近道をしようと思って
気にもしないで恋人と腕を組んでね
五番街に優しいそよ風が吹いていたよ
Out of a darkened side street came
a New Jersey gang with just one aim
to roll some innocent passer-by
There ensued a fearful fight
screams rang out in the night
Georgie's head hit a sidewalk cornerstone
暗い横道から飛び出してきたのは
ニュージャージーのストリート・ギャング
ヤツらの目的は罪のない通行人から
金目の物を奪うこと
おぞましいケンカが始まった
夜の闇に悲鳴が鳴り響いた
ジョージーは歩道の敷石に頭を打ちつけた
A leather kid, a switchblade knife
He did not intend to take his life
He just pushed
his luck a little too far that night
飛び出しナイフを持った革ジャン姿の不良少年
もちろん生命を奪うつもりはなかったが
その夜はちょっと調子に乗り過ぎたんだ
The sight of blood dispersed the gang
A crowd gathered, the police came
An ambulance screamed to a halt
on Fifty-third and Third
血の惨状を前にチンピラどもは逃げ去った
ヤジ馬が集まり 警察がやってきた
救急車がサイレンを鳴らしてきて
3丁目の53番街に止まった
Georgie's life ended there
but I ask who really cares
George once said to me and I quote
ジョージーの人生はそこで終わった
「でも誰がそんなこと気にかけるんだい?」
ジョージーもかつて僕にそう言っていた
ジョージーの言葉はさらに続くよ…
He said
"Never wait or hesitate
Get in kid, before it's too late
You may never get another chance
'Cos youth's a mask but it don't last
live it long and live it fast"
Georgie was a friend of mine
彼はこう言ってたよ
待ったり ためらってちゃダメさ
わかるかい 遅くなる前につかむんだ
チャンスはもう来ないかもしれない
青春は仮面を被るようなもの
長くは続かないのさ
長くそして駆け足で生きていくのさ
ジョージーは僕の友達だったんだ
****
Oh Georgie stay, don't go away
Georgie please stay
you take our breath away
Oh Georgie stay, don't go away
Georgie please stay
you take our breath away
Oh Georgie stay, don't go away
Georgie, Georgie please stay
you take our breath away
Oh Georgie stay
ああジョージーここにいて
行かないでくれ
お願いだ ジョージー
おまえが大好きだったんだ
ああジョージー お願いだ
行かないで ここにいて
おまえのことを思うと
胸がとっても痛むんだ
お願いだ ジョージー
おまえは息を呑むほどの存在だった
いつまでも
俺の胸の中にいてくれよ
なあ ジョージー...
(Words and Idioms)
cast out=追い出す 追放する
great white way=タイムズスクエアを通り抜けるマンハッタンの通り
the toast=人気者 花形
blow a fuse=かんかんに怒る
hype=(Slang)カッコいい
passer-by=通りすがり
roll=金品を盗む
ensure=起こる 続く
push one's luck=図に乗る
disperse=人々を散らす
ambulance=救急車
halt=立ち止まる 停止する
日本語訳 by 音時

この曲の和訳にはけっこう時間がかかりました…。
でも作者ロッドのジョージーへの友情・愛情がすごく伝わってきて...みなさんに和訳を通じて伝わってくれたら嬉しさこの上ありません…!
★「The Killing Of Georgie」が最高位30位を記録した週のチャートです。
1位はショーン・キャシディに代わってバリーの「想い出のなかに」。6位「Angel In Your Arms」、7位「Undercover Angel」も懐かしい。
US Top 40 Singles 23rd July, 1977
1 2 LOOKS LIKE WE MADE IT –•– Barry Manilow
2 4 I JUST WANT TO BE YOUR EVERYTHING –•– Andy Gibb
3 1 DA DOO RON RON –•– Shaun Cassidy
4 5 I’M IN YOU –•– Peter Frampton
5 7 MY HEART BELONGS TO ME –•– Barbra Streisand
6 6 ANGEL IN YOUR ARMS –•– Hot">ANGEL IN YOUR ARMS
7 3 UNDERCOVER ANGEL –•– Alan O’Day
8 9 MARGARITAVILLE –•– Jimmy Buffett
9 10 DO YOU WANNA MAKE LOVE –•– Peter McCann
10 12 BEST OF MY LOVE –•– The Emotions
30 32 THE KILLING OF GEORGIE (Parts 1 and 2) –•– Rod Stewart
◆rod stewart the killing of georgie sheffield 2013 live
コメント
コメント一覧 (4)
音時
が
しました
You take our breath away
①ジョージーの華やかさにハッとさせられたことと
②彼の死の知らせに息を呑んで絶句した光景
おお、この解釈になるほど。素敵です。
音時
が
しました
「Maggie May」と共にロッドのストーリーテラーぶりが発揮された名曲だと思います。
当時ゲイを題材にした曲は、そう多くなかったと思います。ロッドひとりでもこれだけの
歌詞が書けるんだなあと感心した曲でもあります。
音時
が
しました
You take our breath away
これがいいんですよね。ジョージーの華やかさにハッとさせられたことと、彼の死の知らせに息を呑んで絶句した光景が重なっていて。なんでDon't Let Me Downのメロなのかはわかりませんけど。
ちなみに日本では「さびしき丘」のB面でした。
音時
が
しました