先日(2025/10/19)の洋楽オフ会「全米No1を聴く飲み会」にて、数多くのNo.1ヒットのなかから、A野さんが選んだのがこの曲!私、音時も助手(いや相棒?)として出演させていただきました(;^_^A。
(→ 興味のある人はこちら、オフ会レポート「Part.2」ご参照)
◆「オフ会レポート」にも書いているのですが、シュープリームスにはなんと12曲もの全米No.1ヒットがあり、今回取り上げた“Stop!In the Name Of Love”はその4曲め。
彼女たちは、最初の数枚のシングルはチャート下位に沈んだものの、「Where Did Our Love Go」でブレイクを果たし、1位を獲得。続く2枚のシングル「Baby Love」と「Come See About Me」も1位を獲得。これらの曲はすべてホランド/ドジャー/ホランドによって書かれたものでした。
そこで再び1位獲得を目指し、「Come See About Me」の要素を取り入れ、「Stop! In the Name of Love」ではダイアナ・ロスのより自信に満ちたヴォーカルが聴けます。シュープリームスは4曲連続でホット100の1位を獲得した初のアーティストとなった。続く「Back in My Arms Again」で5曲目となります…。
◆こちらA野さん作のこの曲のチャートグラフ図。(「工作用紙」がいいでしょ笑)

◆さて、和訳にあたって…やっぱり“In the name of...”の意味、ここをどう訳すのかがこの曲の歌詞の肝になりますね。英和辞典(こちら)では
(意味・日本語)~の名において、~の権威{けんい}をもって、お願いだから
とされています。英語としては、よく使うイディオムとして「stop in the name of the law(法の名の下に止めろ)」という決まり文句がありますが、これをアレンジしたものとも言えるでしょう…。
・あなたにとって「Love(愛)」って何?
・今の状態は、あなたのその「Love(愛)」と照らしてみてどうなの?
・その「Love(愛)」に誓って、やめて(STOP!)ってお願いしてるってことなんでしょうね。

Songwriter:Holland–Dozier–Holland
Released in 1965
US Billboard Hot100 ♯1(2)
From the Album“More Hits by the Supremes”
*原詞は太字
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
やめて
それがあなたの「愛」なの?
私の心を傷つけないで…
Baby, baby
I'm aware of where you go
Each time you leave my door
I watch you walk down the street
Knowing your other love you'll meet
But this time before you run to her
Leaving me alone and hurt
(Think it over)
After I've been good to you?
(Think it over)
After I've been sweet to you?
ベイビー ベイビー
あなたの行き先 私は知ってるわ
あなたがドアを出ていくたびに
通りを歩いていくのを見てる
あなたが別な人と会ってるのは知ってる
でも今回 そのひとの元に駆け寄る前に
私を置き去りにして傷つける前に
(よく考えてみて)
私 あなたに優しくしたでしょ?
(よく考えてみて)
私ずっとあなたに優しくしてたよね?
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
Think it over
Think it over
やめて
あなたにとって「愛」って何?
私の心を傷つけること?
ストップ
あなたの「愛」ってそういうこと?
私の心を壊すものなの?
よく考えてみて
立ち止まって考えてみて
I've known of your
Your secluded nights
I've even seen her
Maybe once or twice
But is her sweet expression
Worth more than my love and affection?
But this time before you leave my arms
And rush of to her charms
(Think it over)
Haven't I been good to you?
(Think it over)
Haven't I been sweet to you?
あなたの隠してる
夜の予定を知ってるわ
私 その人に一、二度
会ったこともある
彼女の優しげな表情は
私の愛情よりも 価値があるものなの?
今回あなたに問いかけてるの
あなたが私の腕から離れて
彼女の魅力に飛びつく前に…
(よく考えてみて)
私 あなたに尽くしてきたわ
(よく考えてみて)
私 あなた優しくしてきたでしょ?
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
Think it over
Think it over
やめて
それがあなたの「愛」なの?
私の心を傷つけないで
ストップ
「愛」に恥ずかしくないように
今なら心は傷つかずに済むわ
立ち止まってみて
ふりかえってみて
I've tried so hard, hard to be patient
Hoping you'd stop this infatuation
But each time you are together
I'm so afraid I'll be losing you forever
私 一生懸命 我慢してきたの
浮気心をやめてくれることを願ってる
でもあなたと一緒にいるたびに
あなたを永遠に
失ってしまうのが怖くなってしまう…
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
やめて
あなたにとって「愛」って何?
私の心を傷つけること?
ストップ
あなたの「愛」ってそういうこと?
今なら私はまだ傷つかない
よく考えてみて
立ち止まって考えてみて
Stop!
In the name of love
Before you break my heart
Baby, think it over
Think it over, baby
Ooo, think it over baby...
ベイビー よく考えてみて
考え直してみてよ
ああ 何度も考えてみて
(Words and Idioms)
Secluded=引っ込んだ所にある、人里離れた、隠遁した、隠遁して
infatuation=夢中にさせること、のぼせあがり、心酔、夢中にさせる
日本語訳 by 音時

ダイアナを始め、シュープリームスの面々も“可愛らしく”歌っているのですが、ちょっと和訳は相手の本心を問い詰める、本気度を責めるような和訳になっちゃったな。
歌詞は結構、相手の本気を迫ってる感じがしました。私を取るかあの女を取るか、あなたの愛がどんなものかが問われている、といったような…(;^_^A。
あまり「愛という名のもとに」という言葉を使いたくなかったこともあります…。
ただの失恋ソング、浮気を止める・とがめる歌、というだけではなく、愛情の強さと感情の複雑さを表現し、愛ってなんなのか?を問いかける名曲とも言えるのかな…。
カテゴリは「洋楽超有名曲」に分類しました。
あなたのこの歌についてのイメージはどんなものでしょうか…?
◆なお、この曲が書かれるきっかけとなったのは…ラモント・ドジャーの「浮気」のようですよ^_^;。
(この曲のSongfactsから)
ドジャーがこのタイトルのアイデアを思いついたのは、恋人との口論(浮気を彼女に見つかってしまった)がきっかけだった。喧嘩の真っ最中、彼は「ベイビー、お願いだからやめて。愛の名において、僕の心を傷つける前に」と言った。
彼はなんとか事態を収拾しようとしたが、無駄だった。彼女は依然として彼と別れるつもりだったのだ。そこで彼は彼女に「よく考えて」と頼んだ。
ドジャーはこの歌詞が少々陳腐だとは分かっていたが、曲にピッタリだと考えた。彼の予想は正しかった。この曲 は大ヒットとなり、彼女は彼のもとに戻ってきたのだ。
この曲で、ダイアナ・ロスは恋人に対峙し、浮気をしていると告げる。暴力を振るうのではなく、彼女は彼の道徳心に訴えかけ、これまでどれほど彼を大切にしてきたかを伝え、浮気をやめるよう訴えている。愛の名のもとに…。

シュープリームスの12曲の全米No.1ソング...全曲和訳していきますよ~。
(A野さん作成、チャートグラフを活用させていただきます)
◆米国TV番組「エド・サリヴァン・ショー」に出演。黒人女性アーティストとしては初めて...です。
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
今回じっくり聴きましたが…。インパクトのある出だし。3人のコーラスワークもグッド。何と言っても、ダイアナ・ロスの声がとても魅力的。これは売れますね。
それにしても…。シュープリームスの№1ヒットって、12曲ですか! 物凄い人気だったのですね。
音時さんの和訳も攻めますね。“In the name of...”をどう訳すかの解釈、ボクは好きです。
最後に…。この曲に関わる浮気話、因縁のようなものさえ感じます。作った方、歌詞の中の男、そしてダイアナのお相手。
この曲を聴くと、浮気心を助長したりして…。(怖ろしや)
音時
が
しました