タイトルの "want ad"は文字通り「求人広告、(新聞の)三行広告」のことを指します。
さて?どんな「広告」なんでしょうか?
まあ要するに、お付き合いしてる人はいるのですが、
浮気したりかまってくれないから、
今でいうマッチングアプリに登録しちゃうからね!って歌ですね(;^_^A。
だけどもう少し、自分の趣味や求める相手の条件とか細かく出した方がいいような気が。
「若くて独身で自由な人。恋愛経験者優遇。研修生も可」
だけじゃ、どんな人が来るかわかったもんじゃありません。
昔は「新聞」に「三行広告」ってのがあったんですね~。
そうそう こういうヤツ!

邦題「希望に燃えて」とありますが、新聞広告に「恋人募集中」って効果あるのかな。来てもヤバいヤツしか来ないのでは?(偏見)。希望に燃えててもがっかり😞するのでは?(←まあ、フィクションですから)
この曲の小気味よくリズムを刻むギターのカッティング。弾いているのは若き日のレイ・パーカー・ジュニアです。リードヴォーカルのシャウトも気持ちいいし、Gonna put it in the want adsのところ何度も歌ってみたくなる楽しい曲。なんかジャクソン・ファイブの若いマイケルに歌わせたく思っちゃうな。

(ソウルフル・タペストリじゃないのかな?)
Songwriters Greg Perry, Barney Perkins, and General Norman Johnson
Released in 1971
US Billboard Hot100 ♯1
From The Album“Sweet Replies/Soulful Tapestry”
*原詞は太字
Wanted, young man single and free
Experience in love preferred
But will accept a young trainee, oh
求む 「独身で自由な若い方」
「恋愛経験者 優遇
若い“研修生”でも歓迎」
Gonna put it in the want ads
I need a love that's true (Yeah, yeah, yeah)
Gonna put it in the want ads
My man and I are through (Yeah, yeah, yeah, yeah)
求人広告に載せるのよ
私は真実の愛が欲しいの
求人広告を出しちゃうわ
カレと私はもう終わりだから
At home, I find myself lost and all alone
My man is playing the field, the thrill is gone
He stays out all night, says he's with the boys
家にいると私は迷子で一人ぼっち
カレは浮気してる スリルなんてもうない
夜通し遊び歩いて
でも男友達とだよって言ってるの
But lipstick on his collar
Perfume on it too
Tells me he's been lying
Tell you what I'm gonna do
だけどシャツの襟には口紅の跡
香水の匂いも付いてるの
カレ 嘘をついてるわよね
そしたら私 どうするかって?
I'm gonna put it in the want ads (Want ads)
This girl's in misery
Gonna put it in the want ads, ha
Somebody rescue me
求人広告を出すわ(恋人募集中ってね)
悲しんでる女の子がいるって
求人広告を載せるのよ
「誰か私をたすけて」って
I spend my nights alone, cryin' bitter tears
Although I cry aloud, nobody really hears
And when I need him most,
he's never by my side
時間を浪費する夜 はひとり にがい涙を流す
大声で泣いても 誰も聞いてくれない
私が最も必要としている時
カレは決して私のそばにいないの
He's either playin' cards
Or drinkin' at the bar
He thinks that I'm a fool
I'm going to the evening news
ポーカーゲームをしているか
バーで飲んだくれてるわ
私をバカだと思ってるのよ
夕刊に新聞広告を出しちゃうからね
Gonna put it in the want ads (Want ads)
I need somebody new
Gonna put it in the want ads, ha
My man and I are through
求人広告に載せるのよ
新しい恋人が欲しいのよ
求人広告を出しちゃうわ
カレと私はもう終わりだから
Extra, extra, read all about it
Wanted, young man single and free
Experience in love preferred
But will accept a young trainee, oh-oh, oh
「号外」「特報」! 全部読んで
「求む 独身で自由な若いひと」
「恋愛経験者優遇
若い研修生でも歓迎よ」ってね
[Instrumental Break]
Lipstick on his collar
Perfume on it too
Tells me he's been lying
I'm going to the evening news
彼の襟首には口紅
香水も付いてるわ
嘘をついてるってバレバレよ
もう夕方の新聞に出しちゃうからね
Gonna put it in the want ads (Want ads)
I need somebody new (Yeah, yeah, yeah)
Gonna put it in the want ads, ha
My man and I are through (Yeah, yeah, yeah)
Gonna put it in the want ads (Want ads)
Ooh, this girl's in misery (Yeah, yeah, yeah)
Gonna put it in the want ads
Please somebody rescue me (Yeah, yeah, yeah)
Gonna put it in the want ads (Want ads)
I need a love that's true (Yeah, yeah, yeah)
求人広告に載せるの
新しい恋人が欲しいって
求人広告を出すのよ
カレと私はもう終わり
恋人募集中って広告を出すわ
悲惨な女の子がいるから
たすけてほしいの って
求人広告に載せちゃうわ
一緒に真実の愛を育てましょうってね
日本語訳 by 音時

◆ハニー・コーンは、ホランド=ドジャー=ホランドが1969年にモータウンを離れた後に結成したホット・ワックス・レーベルと契約した最初のアーティストでした。グループはシェリー・クラーク、キャロリン・ウィリス、エドナ・ライトの3人組。
彼女たちは一緒にパフォーマンスを続け、ホット・ワックスと契約すると、モータウンのやり方に倣って自分たちのイメージを作り上げました。3人組はハニー・コーンと名付けられ、チャームスクールやダンス教室に通い、そこで振り付けを学びます。デトロイトに戻った彼女たちは、「ガールズ・イット・エイント・イージー」と「ホワイル・ユーアー・アウト・ルッキング・フォー・シュガー」(どちらもH-D-H作詞。「ガールズ」は68位、「シュガー」は62位と、どちらも1969年にヒット)というシングルをリリースし、その後「ウォント・アド」で大ヒットを記録しました。この曲はホット100チャートとR&Bチャートの両方で1位を獲得しました。
◆こちら僕の洋楽の師!
(友人)のA野さんが作ったこの曲のチャートグラフです。
この頃の曲は、割とこんな感じの形のグラフ多い印象です。急上昇して1位になってまた急降下。ただ、全米No1から見下ろす景色はやっぱり爽快だろうなぁ…!

コメント