アルバム「Rocks」は3分ちょっとの短いバラード“Home Tonight”で締めくくられます。

前作「Toys In The Attick」(闇夜のヘヴィ・ロック)のB面ラスト曲はバラードの“You See Me Cryin'
”(和訳記事)でしたから、2作連続で、アルバムの締めくくりがバラードでした。

◆1997年のバンド自伝『ウォーク・ディス・ウェイ』ではギターのジョー・ペリーは次のように言っているそうです。(こちらのページより)

「スティーヴンはいつも、アルバムのバラードとなるような短いピアノリフを思いついてくれると頼りにしていた。それで決まったんだ」
「このアルバムの『アウトテイク』について聞かれるんだけど、『何もないよ。余計な曲を録音する余裕がなかったから』って答えるんだ。アルバムに収録できる曲が十分に集まったら、レコーディングを中止してツアーに戻ったんだよ。」


...でも伝統?は「Rocks」で終わり⁉この次の「Draw The Line」でも期待してたんですけどね…(;^_^A。「Draw The Line」のB面ラストは“ミルク・カウ・ブルース (Milk Cow Blues)“で、 古い(1934年)のブルース曲のカバー。とぼけた感じの曲でした!


また、この“Home Tonight”。アルバム「ROCKS」からは“Last Child”に続くセカンド・シングルになっています。(全米では最高位71位で残念...)

国内(All Japan Pop 20)では...?→こちらクリック



◆この“Home Tinight”ですが、エアロスミスのライヴでは1曲まるまる演奏することはなかったようですね。ただスティーヴン・タイラーは時折「Home Tonight」の一部を「Dream On」のイントロとして演奏した、とのこと(Wikipedia情報)。
 この2曲はバラードである共通点はもちろんあるのですが、それ以上の何か関係性があるのかな…。



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Songwriter(s) Steven Tyler

Released in 1976
US Billboard Hot100 #71
From the Album“Rocks” 

*原詞は太字


Now, it's time to say goodnight to you
Now, it's time to bid you sweet adieu

そろそろ おまえにサヨナラを言う時が来た
おまえに優しく“アデューを告げなけりゃ...


And maybe, drink a cheers to yesterday
And maybe, you'll drink those tears away
もしかしたら...昨日に乾杯しよう
そしてもしも...おまえは涙を飲み干すかな


So baby, don't let go
Hold on real tight
'Cause I'll be home tonight
Tonight


だからベイビー 放さないでくれ
しっかり掴まってろよ
なぜって 俺は帰るから
今夜 家に帰るから

[Guitar Solo]

So baby, don't let go
Hold on real tight
'Cause I'll be home tonight
Tonight
Tonight


そうさベイビー 放さないでくれ
しっかり掴まって
だって 俺は帰るから今夜 家に帰るから
今夜 …

(Words and Idioms)

adieu=フランス語「さようなら」は 「永遠の別れ」という意味がある。二度と会うことがないというときに使われる。
bid=つける,宣言する,命じる

日本語訳 by 音時


RocksAerosmith


 中学生の時に夢中になって聴いたアルバム「Rocks」。この年になって1曲1曲、すべての歌詞に向き合って、スティーヴンが何を歌っていたのか検証してきました。
 中学生の時の僕に会うことができたら何を言うかな…“Nobody’s Fault”の“Fault”は「罪」以外の意味もあるんだ、よく辞書を引いてみろ!なんて言わないな笑。

 今は歌詞などこだわらずに思いっきりロックを楽しめよ!

やっぱりそう言うかな…(;^_^A。

◆しかし中だるみのない、ものすごいロックアルバムってことを痛感した全曲和訳でした。歌詞はだいたいスティーヴンのペンによるものかと思いますが、作曲の方では、ジョー・ペリー、ブラッド・ウィットフォード、トム・ハミルトンがそれぞれスティーヴンと共作していたり、グループ全員で作り上げたアルバム、という感じです。

 このもう50年も前に発売されたアルバムのジャケットに光る“5つのダイヤモンド“は、世界中のガキどもにどれだけロックの楽しさを教えてくれたんだろうな!
 
 これにて「Rocks」全曲和訳の終了です。
 みなさま、お付き合いありがとうございました…!


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