A面のラストは、ギタリストのジョー・ペリーの作品、自らが歌う“Combination”!

ローリング・ストーンズで言えば、キース・リチャーズの“Happy”や“Before They Make Me Run”。ロック・バンドのレパートリーのなかで、いつものリード・ヴォーカリストではないギタリストに光があたり、、自ら歌も歌う!というナンバー。なかなか渋いです。
(ライヴだと、この時、ヴォーカリストが裏で休めたりする…?)

でもスティーヴンは休まず、ここではハモリで参加してますね!

 この曲、エアロの初来日公演では演らなかったな。だから僕はライヴでは観たことないけど、その後の日本公演ではたびたび歌ってるようですね。(この記事の一番下に2013年の名古屋公演の動画、貼り付けています)


◆そんなライヴで映えるこの曲ですが、内容はちょっとヤバい!?
この曲の“Songfacts”ページからの情報です。

 エアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーがこの曲を書き、スティーヴン・タイラーとリードボーカルを分け合った。ペリーにとってエアロスミスのレコーディングにおける初のリードボーカルとなった。ペリーはこの曲について「ヘロイン、コカイン、そして自分」について歌っていると語っている。

 バンドの新たな成功により収入が増えたペリーは、デザイナーブランドのスーツなどの贅沢品を買う余裕ができ、また、許容できる限りのドラッグにも手を出せるようになった。これは非常に危険な行為だった。バンドは薬物依存症にも関わらず、依然として好調だったが、ペリーの母親は衰弱した息子の姿に耐えかね、アリゾナに移住した。


うーむ、“Conbination”っていうのは、自分と薬物の関係のこと?なんでしょうかね。
ご存じのように、エアロはこの数年後、薬物依存の関係でバンドも休止するわけですが、その予兆のような曲…とも言えるんでしょうか…。


s-l1600

(Perry)

Released in 1977
From the Album“Rocks”

*原詞は太字

The street is cold, the dawn is grey
My heart says no but my head says stay
My work is finished, or so I've been told
Can't part the three of us, once we got a hold

通りは冷たく 夜明けは灰色
心は拒否してるのに 理性が留まれと言う
仕事は終わり  少なくともそう言われたよ
一度手をつないだ「三人」 もう別れられない

I forgot the name
I took a shot on the chin
I'm rearranging my game
Tell by the shape I'm in

名前なんて忘れた
アゴに一発  銃弾を受けたんだ
俺はゲームをやり直してる
今の自分の姿が語ってる

In line of fire, you know what to say
They gave us no choices, just one shade of grey
My legs keep movin', I don't seem to stray
But I know each step we take,
they're one step away

戦場で銃弾が飛び交う中  何て言う?
選択肢はもらえなかった あるのはただ灰色の影
足だけ動き続ける  迷う様子なんてない
だけど俺が一歩踏み出すたびに
ヤツらはすぐそばにいる


I found the secret, the key to the vault
We walked in darkness, kept hittin' the walls
I took the time, to feel for the door
I found the secret, the key to it all

俺は秘密を見つけた  金庫の鍵だ
暗闇の中を歩き 壁にぶつかり続けた
時間をかけて 扉を探ったんだ
そして秘密を見つけた 全ての鍵を

I got the Nouveauree
And dragged it home to bed
I traded you for me
I took it all and said

ヌーボーも手に入れた
そいつを引きずってベッドに向かい
おまえと交換したんだ
すべてを手に入れて 俺は言った

I find my own fun,
Sometimes for free
I got to pay it to come lookin' for me
Walkin' on Gucci
Wearin' Yves Saint Laurent
Barely stay on
'cause I'm so God damn gaunt

自分で楽しむんだ
時には金なんて使わずにね
自分を探そうとして金を払ってる
“グッチ”の上を歩き
“イヴ・サンローラン”を着て
なんとかそこにいるんだ
ひどく やつれてはいるが

I found the secret, the key to the vault
We walked in darkness, kept hittin' the walls
I took the time, to feel for the door
I found the secret, the key to it all

秘密を見つけたんだ 金庫の鍵を
暗闇の中を歩き 壁にぶつかり続けた
時間をかけて扉を探したんだ
秘密を見つけたよ すべての鍵を


(Words and Idioms)
in the line of fire
〔戦場で〕銃弾が飛び交う中で
one step away
《be ~》~まであと一歩のことろだ
gaunt= (飢え・病気などで骨が出るほど)げっそりやせた、やせ衰えた、不気味な、寂しい

日本語訳 by 音時


RocksAerosmith

エアロスミスを結成してからこれまでとそして今のジョー・ペリーの心境が歌われているんだな。
自分自身を探し、迷いながら進んできて、金や名声も一定掴んだけど…。

うーむ、それが “Can't part the three of us, once we got a hold ”(ジョー・ペリーの言う、ヘロイン・コカイン・俺、の3人)だとすると、そんなことレコードやライヴで歌ってて、ロックファンに聴かせてたのか…!とも思うけど…。

でも、克服できたからこそ、復活以降のライヴでもセットリストに入れて歌えるようになったんだ、とも思えるな。

◆この曲についてのジョーのコメントがWikipediaにも出ていました。

 この曲における自身のボーカルについて、ペリーは後にこう語っている。
「歌うことはスティーヴンが嫉妬深く守ってきた領域だったので、これは難しい問題だった…それだけでなく、俺がスポットライトを浴びるたびに、他のメンバーが少し嫉妬しているのを感じた。でもしばらくすると、バンドのメンバーも応援してくれるようになった。スティーヴンとセミデュエットで歌う限りはね。


はい、A面はこの曲で終了となります…!明日はレコードをひっくり返してB面を聴こう!


 ◆2013年08月の来日公演。名古屋 日本ガイシホールから“Combination”