リン・リン…って電話…いや、もう電話は“リン・リン…”とは鳴らないよな(;^_^A。

でもこの曲で言う“リン・リン…”は電話が鳴る音であり、ドアベルの鳴る音であり…
英語での“Rings”「指輪」のことを指したりします。

Rings、rings... それは幸せが訪れる音。人と人とが再びつながるきっかけや、愛が戻ってくる瞬間の象徴の音としてこの曲では使われているのでしょう。

◆メンフィスで結成された3人組ソフトロックバンド Cymarron(シマロン)。彼らの唯一の全米TOP40ヒットがこの曲「リングス」で最高位は全米17位(1971年)になります。

ちなみにこの曲の作者はエディ・リーヴスとアレックス・ハーヴェイ。調べてみると、エディはユナイテッド・アーティスツ・ミュージックの西海岸支社の責任者であり、アレックス・ハーヴェイは契約していたソングライターであるとのこと。この曲は、エディの友人であるボブ・ハミルトンの結婚式のために書かれたものあるといいます。

ちなみに、ジェイムス・テイラーが歌詞に出てきますが、これはボブとそのパートナーであるクリスが2人ともジェイムズの“Fire and Rain”が好きで、歌詞に登場する「トニーとマリオ」は、二人が行きつけのハリウッドのレストランのオーナーであるとのこと、です。


cymarron 71

Writer/s: ALEX HARVEY, EDDIE REEVES

Released in 1971
US Billboard Hot100 ♯17 
From the Album“Rings” 

*原詞は太字

Ring, ring, telephone ring,
Somebody said
Baby, what ya doin',
I've been wonderin' where you been
Now and then I think about you and me

リン リン 電話が鳴る
誰かが言った
“ベイビー 何してるの?
どこにいるのか ずっと気になってた
時々 きみと僕のことを考えるんだ”

No use fightin' 'bout things we can't recall
It don't matter now at all
Just come on home, baby, we'll laugh and sing
We'll make love, let the telephone ring

思い出せないことで喧嘩しても無駄さ
今となってはもうどうでもいいことだから
家においでよ ベイビー 笑って歌おう
僕たち愛し合おう  電話は鳴らしたままでいい

Ring, ring, doorbell ring, baby, come on in
Got James Taylor on the stereo
I'm glad you come around,
I've been feelin' down
Just talkin' to Tony and Mario

リン リン ドアベルが鳴る ベイビーお入り
ステレオか流れるジェイムス・テイラー
きみが帰ってきてくれて嬉しいのさ
僕はずっと落ち込んでたんだよ
そんなことを話してたんだ 
トニーとマリオとね

You know they make good conversation
Still it ain't no consolation
Cause I got love, baby
I'll give you some and if somebody comes
We'll let the doorbell ring

二人といると会話が弾むんだ
だけど それでも慰めにはならない
だって 僕は愛を持っている ベイビー
愛をあげる  誰かが来たら
ドアベルを鳴らそうよ

Said, ring, ring, golden ring around the sun
Around your pretty finger
Ring, ring voices ring with a happy tune
Anybody can be a singer

リン リン  太陽の周りに金色の輪
きみの可愛い指にも光るリング
リン リン 幸せなメロディで声が響く
誰でも歌いたくなるそんな瞬間さ

The sun come up across the city
I swear you never looked so doggone pretty
Hand in hand
we'll stand upon the sand with the preacher man
Let the weddin' bells ring

Hand in hand
we'll stand upon the sand with the preacher man
Let the weddin' bells ring
Hand in hand
we'll stand upon the sand with the preacher man
Let the weddin' bells ring

朝日が街を照らす頃
きみは今までで一番綺麗に見える
手を取り合って
僕ら砂浜に立ち 牧師さんの前で誓おう
結婚の鐘を鳴らそうよ

手を取り合って
僕ら砂浜に立ち 牧師さんの前で誓おう
結婚の鐘を鳴らそうよ

手を取り合って
僕ら砂浜に立ち 牧師さんの前で誓おう
結婚の鐘を鳴らそうよ


日本語訳 by 音時


originalRings


Ring,ring…という音は、当初は「電話のベル」だったものが 「ドアベル」の音になり、「指輪(Ring)になり「教会の鐘の音」になるわけですね…!よくできてます(^_^)。

◆作者のエディのコメントがSongfactsにありました。

エディはこう語りました。
「この曲は、彼らの結婚式の約1ヶ月前に特別なプレゼントとして書いたんだ。曲中のすべての表現は、ボブとクリスの関係性に関するものだから、ヒット曲になるとは思ってもいなかったよ。ボブとクリスがニューヨークに1、2年住んでいた頃、僕は彼のビーチハウスを借りていて、アレックスと結婚式の前夜、マリーナ・デル・レイ・ホテルで行われたリハーサルディナーでこの曲を歌い、結婚式当日にも何度か歌ったんだ。結婚式は午前6時、ドリフトウッド&オーシャンフロント・ウォークにあるビーチハウスの前のビーチで行われた。だから、この曲には「街に太陽が昇る」という歌詞を書いたんだ。曲を書く前から、彼らの結婚式は日の出のビーチで行われると分かっていたからね。ちなみにそのビーチハウスは現在、コンドミニアムになってるよ。」

◆一方、この曲を歌ったシマロンのリードシンガーであるリチャード・メイングラはこう回想しています。

「実はこの曲をあまり気に入っていなかったんだ。デモはカントリーっぽくてスローテンポで、僕たちは自分たちで曲を作って、イーグルスっぽいサウンドに仕上げていた。でもモーマン(プロデューサー)から自分たちが納得いくように仕上げてくれって言われた。それでコードを1つか2つ変えて、少し活気づけたんだ。」

ちなみにこの曲は後に、74年Lobo(最高位43位)などがカヴァーし、“愛はかげろうのように”を歌った Charlene も、76年にリリースしたセルフタイトルアルバムに収録しています。


◆Google検索したら「シマロン・ジャパン・ツアー2024」というのが出てきてビックリしました。まったく別のバンドです(;^_^A。(スペルも違う)。こちらは2000年結成。コロンビアのグループとのこと。