マリア・マルダーは現在81歳。
米国出身のシンガーで活躍は1960年代より、ブルース、ジャズ、フォークなどアメリカのルーツ音楽を幅広く歌いこなしてきました。(ウィキペディア)
「真夜中のオアシス」は以前からタイトルも知っていて聴いたこともありましたが、あらためて聴くと…彼女、独特な歌い方をしますよね。
日本語でも耳にする「オアシス(Oasis)」は「オエイシス」と発音します。
◎How to pronounce oasis → UK/əʊˈeɪ.sɪs/ US/oʊˈeɪ.sɪs/
「砂漠の中の緑地」、「憩いの場」のことを言うんですね。
◆この曲は1974年6月1日の週には、米国Billoard Hot100で最高6位、イギリス・シングルチャートでは1974年21位を記録しました。ビルボード誌は1974年の年間チャートで13位にランクイン、1975年の第17回グラミー賞では、最優秀レコード賞と最優秀ソング賞の両方にノミネートされました。
(Record Of The Yearはオリビア“I Honestly Love You”、Song Of The Yearはバーブラ“The Way We Were”が受賞。うーん、相手が悪かった…(;^_^A)
◆マリア・マルダーの全米トップ40ヒットは2曲のみ。
この曲と1974年にその次にシングルになった“I'm a Woman”(最高位12位)ということです。

Songwriter(s) David Nichtern
Released in 1974
US Billboard Hot100#6
From the Album“Maria Muldaur”
*原詞は太字
Midnight at the oasis
Send your camel to bed
Shadows painting our faces
Traces of romance in our heads
Heaven's holding a half-moon
Shining just for us
Let's slip off to a sand dune, real soon
And kick up a little dust
真夜中のオアシス
あなたのラクダを寝かしつけて
影が私たちの顔を染める
頭の中でロマンスを追いかけてる
夜空に輝く半月は まるで天国みたい
私たちだけのために輝いてる
砂丘へ急ぎましょう 少しだけ
砂塵を巻き上げるのよ
Come on, Cactus is our friend
He'll point out the way
Come on, till the evening ends
'Til the evening ends
You don't have to answer
There's no need to speak
I'll be your belly dancer, prancer
And you can be my sheik
さあ来て サボテンは友達よ
彼が道を示してくれる
さあ来て 夜が明けるまで
夜明けが来るまでに
答える必要なんてないし
話す必要もないわ
私はベリーダンスを踊る荒馬よ
あなたは私のご主人様になって
I know your daddy's a sultan
A nomad known to all
With fifty girls to attend him,
they all send him
Jump at his beck and call
But you won't need no harem, honey
When I'm by your side
And you won't need no camel, no no
When I take you for a ride
あなたのパパは権力を持ってる
誰もが知ってる自由人
50人の若い娘を従えて 誰もが身を捧げてる
呼ばれてもいいように控えているの
でもあなたにハーレムは必要ないでしょ
私があなたのそばにいるからね
ラクダだって必要ないわ そうよ
私があなたをその気にさせるわ
Come on, Cactus is our friend
He'll point out the way
Come on, till the evening ends
'Til the evening ends
Midnight at the oasis
Send your camel to bed
Got shadows painting our faces
And traces of romance in our heads
さあ サボテンが見守ってくれてるわ
彼が道を示してくれるのよ
さあ 夜が明けるまで
夜が明けるまでに
真夜中のオアシス
ラクダを寝かしつけて
影が私たちの顔を染めていく
頭の中にはロマンスがいっぱいなの
Oh come on, oh come on
Woo hoo hoo, yeah, oh yeah
Oh oh, yeah, yeah
さあ 来てよ
さあ 待ってるわ
(Words and Idioms)
slip off=容易に、あるいは加速して離陸する、さっと脱ぐ
sand dune=砂漠や海岸などに形成される砂丘
cactus=サボテン
sheik= (イスラム教国、特にアラブ諸国で)シャイフ、族長、長老、首長
prancer 【名】悍馬、気性の激しい[元気いっぱいの]馬
Sultan=スルターン= イスラム世界 における権力者、権威者
nomad=遊牧の民、遊動民、放浪者
英語 (アメリカ) に関する質問
be at his beck and call =誰かが必要なときいつでもそこにいる
take A for a ride=A(人)を口車に乗せる,担ぐ,だます
日本語訳 by 音時

うーん、ほんと独特な歌声で歌い方。ちょっとチャーミングな感じも受けますね。そして歌詞ですが、和訳していて、ちょっと官能的?というか、意味深な感じも受けました。
この曲については、Wikipediaにもこんな説明がありましたよ(;^_^A
この曲は、ファンタジーの世界を舞台に、砂漠での恋愛を描いたものです。 AllMusicの評論家マシュー・グリーンウォルドは、この曲を「非常に官能的で感情を揺さぶる曲で、おそらく当時最も繰り返し聴かれたレコードの一つであり、70年代半ばのレコードで最も多くの妊娠につながった曲の一つかもしれない」と評している。
ムムム…こんな説明もあったぞ…(;^_^A。
2008年、マルダーはアルバムにこの曲を追加することを「思いつき」で、最後の最後に考えたことを回想している。彼女は、コンサートやイベントでこの曲が性行為、処女喪失、妊娠を誘発したと主張する人々がいることを認めている。
◆この曲のSongfactsページより:
この曲は、作曲家であり、シャンバラ仏教の著名な教師でもあるデイヴィッド・ニヒターンによって作曲されました。彼は、この曲にまつわる物語を語ってくれました。この曲は、私たちが出会うであろう最も官能的な曲の一つです。ニヒターンはこう語る。「この曲はマリアと仕事を始める前に書いたんだ…細かいことはちょっと触れないけど、女の子とウォーターベッド、フェタチーズとブドウの葉、そして近くにマーティン000-18があったっていうだけさ。」
◆でもマリアはこの曲がヒット曲であるからという以前に、やっぱりこの曲が好き!なようです。
「“Midnight At Oasis”は、今でも歌うのが楽しいの。理由はわかる?まず第一に、すごくヒップな曲だから。構成がすごくしっかりしているから、多くのジャズ・アーティストがカバーしている。もし私の大ヒット曲がトロッグスの『ワイルド・シング』だったら、どんなにつまらない3コードの曲だったか想像してみて。でも、この曲はすごく構成がしっかりしているので、アーティストが毎晩即興で演奏できる。だから、一番の理由はクールな曲だからね。」
二つ目の理由は、バンドがその曲を演奏し始めたとき、イントロが流れ始めたときの観客の表情が大好きだからよ。公演後にファンの皆さんにCDサイン会でお会いした際に聞いた話によると、どうやらあの曲は多くの愛と情欲の情事のサウンドトラックだったようね。もし、あの曲を聴いて、あるいは曲が流れている時に、皆さんが何をしていたか、何をしようとしていたか、その話を全部書き留めていたら、かなりのアダルト本が書けたでしょう。だから、あの曲を演奏し始めると、皆さんの顔が輝き、とても幸せな、あるいは少しアダルトな思い出が彼らの顔に浮かび上がってくるのを目にするの。だから、どんなグラミー賞のノミネートや賞よりも価値がある。私が作曲もしていない、選曲して録音し、ラジオで流しただけの曲が、人々の人生にこれほど幸せな影響を与えたと、何百人ものファンから直接聞けるのです。なんて素晴らしい贈り物なのかしらね。
コメント
コメント一覧 (12)
音時
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影響与えていますね。詳しくないですが、当時ジミーペイジも注目してたギタリストでした。
音時
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音時
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帰宅して聴いて、ああ私も聴いていた!ことに安堵しました。そしてよく聴いていた頃の懐かしさとこの曲の感じもよろしくて。でも内容も初めて知りましたがこの方この曲についてのことも教えて頂けてありがとうございます。
音時
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アルバムを持っていないので、どんな歌詞か知らなかったのですが、官能的、性的、
なにかと想像がふくらむ歌詞ですね。
エイモス・ギャレットのギターも独特で素晴らしく、いい気持ちにさせてくれます。
性行為、処女喪失、妊娠の誘発、ですか。この心地よさ、まさにオアシスですね。
音時
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音時
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改めて聴くと…。自由奔放で独特なボーカルですね。ジャズっぽいフィーリングもあり、フレーズの終わり方がいろいろ。(楽譜に表すのが難しそう)
たしかに、ギターもいい雰囲気。ボーカルとギターが絶妙にとけあっていると思います。
歌詞も自由奔放という感じです。「オアシス」や「らくだ」や「ハーレム」や「ベリーダンス」や……。西アジアやオリエントを意識しているのかな?
実は、官能的な内容なのですね。
音時
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