全米トップ40では、“Wildfire”の大ヒット(1975年 最高位3位)の後、アルバム「Blue Sky Night Thundeer」(邦題「青い空・夜の雷鳴」)からのセカンド・シングルがこの曲ですね。
 アルバムではA面2曲めに収録されていました。

Wildfire / ワイルドファイアー
(Michael Murphey / マイケル・マーフィー)1975


◆この曲で“pine”が「マツ」「マツ材」を意味することを初めて知りました(;^_^A。そういう人僕以外にもいるんじゃないですか? キャロライナがいるのは「松林」。決して「パイナップル畑」じゃありませんよ!笑。


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ちなみに「パイナップル」の命名ですが、ヨーロッパに伝わって広まっていくなかで、見た目が松ぼっくりに似ていることから、松(pine)の実(apple)を意味する「パイナップル(pineapple)」と呼ばれるようになった、そうですよ。
 また、パイナップルのことをン本では略してパインと呼びますが、これは日本だけの「和製略語」。海外のジューススタンドで「パインジュース」と注文しても通じないのでご注意ください…!とのこと。(こちらご参照


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Songwriter(s) Michael Murphey

Released in 1975
US Billboard Hot100#21
From the album‘’Blue Sky – Night Thunder‘’

*原詞は太字

She came to me, said she knew me
Said she'd known me a long time
And she spoke of being in love
With every mountain she had climbed

And she talked of trails she'd walked up
Far above the timberline
From that night on I knew I'd write songs
With Carolina in the pines

彼女がやってきて僕を知ってるって言った
ずっと以前から知ってるんだってさ
そして 彼女は登った山はすべて
彼女を夢中にさせたって話してくれた

そして森林限界をはるかに越えて
自分で登った小道のことを話してくれた
その夜から 僕は歌を書こうと決めた
キャロライナと松林のなかで

There's a new moon on the fourteenth
First Quarter the 21st
And the full moon in the last week
Brings a fullness to this earth
There's no guesswork in the clockwork

On the worlds part or mine
There are nights I only feel right
With Carolina in the pines

14日の空には新月
21日には上弦の月
そして先週の空には満月が昇り
この地球に光をたっぷり降り注いでいた

機械的なものに想像の余地はないよね
この世界が僕の一部になったみたいさ
ただただ心地よく感じる夜が続いたんだ
松林の中 キャロライナと一緒に

When the frost shows on the windows
And the wood stove smokes and glows
As the fire grows we can warm our souls

Watching rainbows in the cove

And well talk of trails weve walked up
Far above the timberline
There are nights I only feel right
With Carolina in the pines

窓に霜が降り
薪ストーブの煙が立ち上る
炎が燃え盛るにつれ 僕たちの魂も温まる

山中の小道に架かる虹を眺めながら
僕たちが森林の限界をはるかに越えて
歩いて登った道について語ろう
ただただ夜が心地良いんだよ
松林の中  キャロライナと一緒にいるんだ…

(Words and Idioms)
timberline 【名】《植物》高木限界 高木が生育できなくなる標高の限界

guesswork=[名]想像、憶測、当て推量、当てずっぽうの答えclockwork= 時計じかけ 時計のように機械的にふるまうこと
cove=小湾,入り江、奥まった[入り込んだ]場所、山中のほら穴[くぼ地],隠れ場所;(森・山中の)狭い道

日本語訳 by 音時


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 こちらのサイトによると、この曲はマイケル・マーフィーの妻キャロライン・ホーグに捧げたラブソングであるとのこと。
二人がテキサスからコロラド州の高地へ移住した頃にさかのぼって、アルバム「ブルー・スカイ - ナイト・サンダー」のほとんどの曲がそこで作曲されたそうです。

◆1st Verseでキャロラインとの出会いが書かれており、キャロラインが以前から自分を知っていたということにびっくり、そしてまたキャロライン自身が山々を自分の足で歩き、自然を愛してることがわかりました。主人公が「歌を書こう」と決めた…というのは彼女と生きていこうと決めたと同じ意味なんだろうと思います。

2nd Verseは月の光る、自然が生み出す光景の素晴らしさと、様々な月を歌うことによって2人が過ごした月日が経っていくことを表していると思いました。

There's no guesswork in the clockwork は機械仕掛けのものは決められた動きをするだけだから推測の余地はないけど、自然はどうしてこんなに素晴らしいんだろう?とその驚異をふしぎ(もしかして魔法?とか考えたり)に思ってしまうことを歌っているのかなと考えました。

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そして3rd Verseは1st Verseと同じように“talk of trails weve walked up far above the timberline“という歌詞が出てきます。でも、1st Verseでは木が生えなくなってしまうほどの高い場所(timberline)まで彼女が行ったことがある(=彼からすると、自分と好きなものも同じ人である)と歌われるのに対して、3rd Verseでの主語は「We」になっています。
 これは“timberline”もおそらく比喩表現で、それから僕たち2人はいろんなことを一緒に経験し、限界すら越えてきた…という意味なんじゃないかなあ。

 「愛してる」なんて言葉は使わないけど、好きなものも一緒なキャロラインと色んなことを経験し、今も変わらず松林のなかで二人でいる幸せを歌っている素敵なラヴ・ソングだなと思います。

(PS)ただ…「松林」っていうの害虫とかいそうであまり僕は近づきたくないなぁ(;^_^A。
昔、昆虫の図鑑などで、松林を食い散らかし枯らしてしまった害虫の絵や写真を見たことがあって、どうもそのことを思い出してしまいます…。 林野庁「松くい虫被害」ページ


◆マイケルが歌いだすと…大きな拍手が。