リチャードの“Greatest Hits“(1996)に収録されていた2曲の「新曲」のうちの1曲がこの曲“Angel's Lullaby”。とっても優しい曲です。
 でも正確に言うと、新曲ではないようですね。もとはチャリティのオムニバスCDに収録されていた曲で、ファンのリクエストが強かったことからGreatest Hits収録となったようです。


今日5月5日は「子どもの日」。

リチャードは自分の子どもたち(歌手・女優のシンシア・ローズさんとの間に3人の息子さんがいらっしゃるようです)、そして世界の子どもたちに向けてこの曲を書いたのでしょう…。大きな愛を感じます。
(シンシア・ローズさんとは1989年1月8日に結婚。3人の息子が生まれる。2014年4月離婚)


Greatest_Hits_(Richard_Marx_album_-_cover_art)


(Richard Marx)

Released in 1996
From the Album
“Greatest Hits (1997 Richard Marx album)”

*原詞は太字

I was never alive
Till the day I was blessed with you
When I hold you late at night
I know what I was put here to do
I turn off the world
And listen to you sigh
And I will sing my Angel’s Lullaby

僕は生きてなかったんだ
きみに恵まれたその日まで
夜遅くに きみを抱きしめる時
僕がここに何をしにきたのかがかわる
世界を閉ざして
きみの寝息に耳を傾ける
そして僕は 天使の子守唄を歌おう


Know I’m forever near
The one you can always call
Right now all you know to fear
Are the shadows on your wall
I’m here close enough
To kiss the tears you cry
And I will sing my Angel’s Lullaby

僕は永遠にそばにいる
いつでも呼んでくれていいんだよ
いま きみは壁に映る影を見て
怖がっているのかな
僕はここ すぐそばにいるよ
きみが泣いた涙にキスできるほど
そして僕は 天使の子守唄を歌うんだ

So tell me how to stop the years from racing
Is there a secret someone knows
I’ll never catch all the memories I’m chasing
I’ll never be ready to let go

教えてよ
どうしたら 年月の流れを止めることができる?
誰かその秘密を知らないか?
想い出を追い求め すべてを掴んだままにはできないよ
だけど決して 手放すこともできないんだ

And when the world seems cold
And you feel that all of your strength is gone
There may be one tiny voice
Your reason to carry on
And when I’m not close enough
To kiss the tears you cry
You will sing your Angel’s Lullaby

世界が冷たく感じられて
力がすべて失われたように感じられるとき
小さな声が一つだけ聞こえるかもしれない
きみが生き続ける理由
そしてきみの涙にキスできるほど近くに
僕がいなくなってしまったときに
きみは天使の子守唄を歌うだろう

Let this be our Angel’s Lullaby

この歌を“Angel's Lullaby”と名付けよう…

(Words and Idioms)
race=自〈時間が〉あっという間に過ぎる,走り去る(by,past)

日本語訳 by 音時



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Artguruという画像作成AIに「天使の子守唄」で絵を書いてもらいました。


◆この曲“Andel's Lullaby”は、もともとは、小児エイズ財団への寄付のチャリティCD「For Our Children Too!: To Benefit Pediatric AIDS Foundation」(1996)のために書かれた曲のようですね。(CDの日本発売はなかった様子)

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-1 Brahm's Lullaby - Celine Dion
-2 The Greatest Discovery - Elton John
-3 If I Had A Hammer - Luther Vandross
-4 A Dream Is A Wish Your Heart Makes - Cher
-5 If - Babyface
-6 My Buddy - Amy Grant
-7 Puff (The Magic Dragon) - Seal
-8 Over The Rainbow - Faith Hill
-9 You Are My Sunshine - Bryan White
10 Mockingbird - Carly Simon & James Taylor
11 Brown Baby - Toni Braxton
12 Both Sides Now - Natalie Cole
13 Come Take A Trip In My Airship - Natalie Merchant
14 Angel's Lullaby - Richard Marx
15 Snowflakes - Vanessa Williams
16 Love Lights The World - David Foster



◆最後にこの基金、財団についての情報を少々掲載してこの記事を締めくくらせていただきます。
一人でも多くの子どもの生命が救われますように…。

【Elizabeth Glaser Pediatric AIDS Foundation】(Wikipedia)

 エリザベス・グレイザー小児エイズ財団(EGPAF)は、研究、アドボカシー活動、予防・治療プログラムを通じて、小児HIV感染の予防と小児エイズの撲滅に取り組む非営利団体です。1988年に設立され、世界12カ国で活動しています。

(歴史)
エリザベス・グレイザー(旧姓エリザベス・マイヤー)(1947年11月11日 - 1994年12月3日)は、アメリカのエイズ活動家であり、児童擁護活動家でした。彼女は俳優兼監督のポール・マイケル・グレイザーと結婚しました。グレイザーは、エイズ流行の初期段階であった1981年、娘アリエルを出産中に汚染された血液の輸血を受けたことでHIVに感染しました。グレイザーは、知らず知らずのうちにアリエルと、3年後に生まれた息子ジェイクにウイルスを感染させてしまいました。

1985年に家族3人がHIV検査を受けるまで、このウイルスは検出されませんでしたが、アリエルちゃんは原因不明の症状に次々と悩まされるようになりました。アリエルちゃんが進行性エイズを発症した当時、医学界はこの病気についてほとんど知識がなく、特に小児に対する治療法もありませんでした。米国食品医薬品局(FDA)は1987年、エイズ患者の延命効果を持つ薬としてAZTを承認しましたが、この承認は成人にのみ適用されました。グレイザー夫妻は娘にAZTの静脈内投与による治療を受けさせようと奮闘しましたが、アリエルちゃんは1988年にエイズの合併症で亡くなりました。

アリエルちゃんの死後、グレイザー夫妻は息子ジェイクちゃんを救い、他のHIV陽性の子供たちにも希望を与えようと決意し、1988年に友人のスーザン・デローレンティスとスージー・ジーゲンと共に小児エイズ財団を設立しました。彼らの活動は、小児におけるHIV感染に対する一般の意識を高め、小児エイズ治療薬の開発やHIVの母子感染研究への資金提供を促進しました。1991年、グレイザーは家族の苦難を綴った自伝を出版しました。その著書は『天使の不在の中で』と題され、作家のローラ・パーマーとの共著です。

小児エイズ撲滅を訴えるグレイザーは、1992年の民主党全国大会で基調講演を行い、全米の聴衆に知られるようになりました。演説の中で、彼女は連邦政府によるエイズ研究への資金不足と、エイズ危機への取り組みにおける政府の積極性の欠如を批判しました。エリザベスと彼女の家族は、1991年版のPeople誌にも取り上げられました。

グレイザーは1994年に亡くなり、その後まもなく、小児エイズ財団は彼女に敬意を表してエリザベス・グレイザー小児エイズ財団に改名されました。(後略)