この曲、先日の“Youがタイトルに付くオフ会”で僕のなかでは候補曲に挙げてました。今回からSpotifyにあれば音源は用意しなくてOKというルールで、あることは確認していたのですが…なんか、やっぱりレコードかCDか所持してないとなあ(オムニバスでは持っている)と思って、泣く泣く外してしまいました。
・Radio Daze: Pop Hits of the 80s, Vol. 4(amazon.co.jp)
◆この弾んだ感じのリズムでのハッピー・ソング。マイケル・マクドナルド風(参加してません。あくまでも“風”)のコーラスも気に入っていました。
歌っているのはジミー・ホール。サザンロック・グループ、ウェット・ウィリーのリード・ボーカルです。(ウェット・ウィーリーが1980年に活動を休止し、その間のソロアルバム発売のシングルってことですね。ちなみにウェット・ウィーリーは、1990年に再結成し現在に至る息の長いバンドです)
このブログで取り上げたウェット・ウィーリーの和訳記事はこちらです。
(3曲の全米トップ40ヒットは和訳をコンプリート!)
◆ジミー・ホールは、1985年には、ジェフ・ベックのアルバム「Flash」でリードボーカルを務め、そのパフォーマンスでグラミー賞にノミネートされましたね。
愛がきみを見つけてきてくれた、なんて、日本語では絶対ない表現ですよね!

Written-By – A. Jacobson, E. Chase, W. Haberman
Released in 1980
US Billboard Hot 100 #27
From the Album“Touch You”
*原詞は太字
We could make it happen
If we try a little harder
I could tell by lookin
There was love in your heart
僕らならできる
もう少し頑張ればきっと
見てるだけでわかるんだ
きみの心には 愛があるって
I could stay forever with you
Right here where we started
In this side of heaven
That I found here in your arms
僕ときみと永遠に一緒にいられるよ
僕らが始まったこの場所でね
きみの腕の中で見つけたんだ
天国のこちら側で
'Cause you make me feel like someone new
You make me feel so good
You make me realize what your love could do
きみのおかげで新しい人間になったみたいさ
きみはとても幸せな気持ちにさせてくれる
気づかせてくれるんだ きみの愛が持つ力をね
I'm happy that love has found you
Let it flow as the river runs wild
I'm happy that love has found you
Now I know this love will never run dry
愛がきみを見つけてくれたんだ
川が自由に流れるように愛が流れ出す
きみと出会えて僕はハッピーなんだ
今ならわかる
この愛が枯れることはないんだって
You keep setting fire
To the soul that burns inside me yes she can
I won't let you go until I fill you with its light
We can make it happen
If we try a little harder
I could tell by lookin
there was love in your heart
きみは火を灯し続けてくれる
僕の内側で燃える魂にね
きみを離さないよ 僕が光できみを満たすまで
僕たちやっていけるよ
もう少し頑張れば叶うのさ
見てるだけでわかるんだ
きみの心には愛があるって
'Cause you make me feel so wonderful
You make me feel brand new
You made my hopeless dreaming come true
きみが こんな素晴らしい気持ちにしてくれる
きみのおかげで生まれ変わった気分なんだ
希望がなかった夢をきみが叶えてくれたんだ
I'm happy that love has found you
Let it flow as the river runs wild
I'm happy that love has found you
Now I know this love will never run dry
愛がきみを連れてきてくれた
愛がきみを探し出してくれたんだ
I'm happy that love has found you
Let it flow as the river runs wild
I'm happy that love has found youNow I know this love will never run dry
きみに出会えて 僕は幸せ者さ
川が流れるように愛が流れ出す
愛がきみを探し出してくれたんだ
この愛が干からびることなど決してないんだよ
日本語訳 by 音時
◆さてこの国内盤シングルジャケットですが…私製の作品です。(実際には存在しません)(^_^;)。
全米トップ40愛好会オフ会で知り合いになった''highest_debut''さんが、日本発売のない全米ヒットがもし日本で発売になったら…を空想して作られたジャケットなのです😀
ジミー・ホールのこの曲、邦題は「原題省略形」の“アイム・ハッピー“。ありそう、だな〜笑。
そういうわけでして、実はこのブログ記事もタイトルの邦題を“アイム・ハッピー”にさせていただいてます。

''highest_debut''さんよりコメント:
今回もハッピーで。先日フェイスブックの某グループで投稿したあと、この曲がこぼれていたことに気がついて慌てて作った久々の「完全新作」。
「キープ・オン・スマイリン」(これも日本ではシングルが出ていないはず)などのヒットで知られるウェット・ウィリーが1979年に解散、ヴォーカリストのジミー・ホールがそのままエピックに残り翌年に発表したアルバム「Touch You」からのシングル・カット。アルバムで演っているオリジナル曲やR&Bのカバーに比べ、外部ライター作のこの曲は当時のドゥービー・ブラザーズを思わせるAOR寄りな感じ。全米最高位27位ながら最後は90位台に4週ランクという土俵際で踏ん張りを見せてHot100には17週。一方アルバムはセールスが伸びず、日本ではアルバムも発売が見送られました。なので邦題は「でっち上げ」です。その翌年にはC. M. ロードという女性歌手がこの曲を取り上げ、日本でも82年になってアルバムが発売されました(この時の邦題は「愛の始まり」)が、ヒットには至りませんでした。
同じ82年にジミーの2ndソロ・アルバム「キャディラック・トラックス」が出ました。これは日本でも発売されましたが、シングル「フール・フォー・ユア・ラヴ」(レオ・セイヤーのカバー)は米で最高位77位、アルバムはチャート・インせずに終わりました。
その後は同じエピック所属のつながりでか、故ジェフ・ベックの85年のアルバム「フラッシュ」(日本では結構話題になっていましたね)にゲスト・ヴォーカルで参加。90年代に入りウェット・ウィリーが再結成し、ソロ活動と並行して現在に至っていますが、なぜかエピック時代のソロ・アルバムは2枚とも未CD化のままです。
''highest_debut''さん、ありがとうございました!
(こちらクリック;Insutagram のURLにリンクします)
コメント
コメント一覧 (4)
音時
が
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「愛がきみを見つけてくれてハッピーさ」だと長いし、なんかイヤな感じがします。そこを2行に分けて、繋がりもあるように残す、のを今回は考えてみました。なんで、こういう思考があったので、和訳について書いてくれると嬉しいのです。
音時
が
しました
作成メモ
デザインはRandy MeisnerのHearts On Fireの日本盤シングルのジャケをヒントにしました。やっつけ感のある邦題は、もうひとつの候補「ハッピー・ラヴ」とどちらにするか悩んだ末に、現実味があるこのタイトルにしました。
日本で出た2ndソロ・アルバムからのシングルのB面に入れたジャケも並行して作っていましたが、あまりよい出来にはなりそうになく途中で破棄しました。
音時
が
しました
ただ…。タイトルもアーティスト名も聞き覚えがありませんでした。曲を聴いてみて…。あっ、この曲ね。という感じでした。お恥ずかしい。
「I'm happy that love has found you」 愛がきみを見つけてくれたのね。
ふむふむ。とても味のある表現だと思います。さらに、音時さんの和訳が冴え渡っています。いつものことではありますが…。
懐かしい曲を聴けて、ボクもハッピーです。
音時
が
しました