ライブではいつも楽しませてくれるシンディ。シンディのセカンド・アルバム「True Colors」に収録されたこの曲“Iko Iko”は、もはや「定番」でしょう。
シンディも様々な変わった楽器を持ち、ステージの雰囲気がガラっと変わります。メンバーたちと楽しませてくれる瞬間です。

◆シンディ 1986年の来日公演(日本武道館)から“Iko Iko”。



シンディ、英語じゃない部分、観客に歌わせてるぞ…なかなか難しいがこの動画観た人は準備しておきましょう(^_^;)

この“Iko Iko”ですが、詳しい意味は“不明“。以前僕も和訳しようと試みたことがあるのですが、混迷して長期間放置したまま…でした。But、今回はシンディのフェアウェル・ツアーということで、“わかる範囲”で訳を試みましょう…(^_^;)。


◆(前提)としてこの曲はどんな歌かということ。

「アイコ・アイコ」(Iko Iko)は、アメリカ合衆国・ニューオーリンズを発祥とする楽曲。
ニューオーリンズのマルディグラ・インディアンを題材にしたもので、マルディグラ(謝肉祭の最終日)にインディアンの扮装をしたグループ同士がぶつかり合う様子が歌われている。
(ウィキペディア「アイコ・アイコ」より)

要するに「お祭りの際に歌って盛り上がる(上げる)」歌なんですね。

歌の内容は「インディアン内の仲間割れなのか…」と思うと、当初は深読みをして、シンディが「反戦」についてこの曲を取り上げるなかで何かメッセージを込めているのでは…?などと思ってその角度から解釈を試みたりした(^_^;)のですが、無駄でしたね…! ましてや、「アイコ・アイコ」というタイトルから、富田靖子さんが初々しい演技を見せてくれた「アイコ16歳」や、霊能力者の宜保愛子さんとは何の関係ありません。(←あたりまえだろ)

◆また「囃したて」の部分の歌詞が何語でどんな意味があるのか…は「諸説あり」!のようです。


Iko-iko, un-day
Jock-a-mo fee-no ai na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne
これもWikipediaによると…


(ルイジアナ・クレオール語)
Hey now! Hey now!
後ろの席の音を聞け
私たちの愛が全て、私たちの王を誕生させた
私たちの愛が全て、それを実現させたのだ。

(モビリアン・ジャーゴン)
*チョクトー語とチカソー語/絶滅したアメリカインディアンの交易言語

後ろの席の音を聞け
今年はとても良い年だ


(シビル・ケイン)
*ニューオーリンズ社会科学史協会での講演
シビル・ケインはヨルバ語とクレオール語

神は見ている
Jacoumanがそれを引き起こす。
我々は解放される
Jacoumanがそれを促す。
我々は待つ

などなど…(^_^;)


◆この曲、シンディは(たぶん)「楽しいから」取り上げた!んだと思います。

ですので、このブログは外国語の歌詞を持つ歌の歌詞の解釈をするブログではありますが、シンディが歌う際に、基本的に「意味はない」と思っていただくのでいいのだろう、と思います。

 ライブに行かれる方!「ジョッカモ・フィーノ・アイ・ナネ!」だけ覚えておきましょう。
シンディとコール&レスポンスで返せるようになっておけば、より楽しめます!(^_^;)。


Trueimages



Songwriter(s) James Crawford

Released in 1986
From the Album“True Colors”

*原詞は太字

My grandma and your grandma
were sittin' by the fire

My grandma told your grandma,
"I'm gonna set your flag on fire"

アタシのおばあちゃんと
アンタのおばあちゃんが火のそばに座ってた
アタシのおばあちゃんが
アンタのおばあちゃんに言ったんだ
「お前の旗に火をつけてやる」


Talk-in' 'bout
Hey now, hey now
Iko-iko, un-day
Jock-a-mo fee-no ai na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne

おしゃべりしてたのよ
ヘイ ナウ ヘイ ナウ
アイコ アイコ アンデイ
ジョッカモ・フィーノ・アイ・ナネ
ジョッカモ・フィーナネ


Look at my king all dressed in red
Iko, iko, un-day
Bet-cha five dollars he'll kill you dead
Jock-a-mo fee na-ne

赤い服を着たアタシの王様を見てよ
アイコ アイコ アンデイ
5ドル賭けてもいいけど
あいつはアンタを殺すよ
ジョッカモ・フィーナネ

Talk-in' 'bout
Hey now, hey now
Iko-iko, un day
Jock-a-mo fee-no ai na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne
Yeah


See that man all dressed in green
Iko-iko, un-day
He ain't a man, he's a lovin' machine
Jock-a-mo fee na-ne

あの緑の服を着た男を見てよ
アイコ アイコ アンデイ
あいつは男なんかじゃない 愛の機械よ
ジョッカモ・フィーナネ

Talk-in' 'bout
Hey now, hey now
Iko-iko, un day
Jock-a-mo fee-no ai na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne
Yeah


My flag boy and your flag boy
were sittin' by the fire

With your flag boy told and my flag boy
I'm gonna set their flags on fire

アタシの旗持ちのボーイと
アンタの旗持ちのボーイが火のそばに座っていた
アンタの旗持ちがアタシの旗持ちに言ったのよ
「おまえらの旗に火をつけてやる」ってね

Talkin' 'bout
Hey now, hey now
Iko-iko, un day
Jock-a-mo fee-no ai na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne

Talkin' 'bout
Hey now
Talkin' 'bout
Hey now, hey now
Iko-iko, un day
Jock-a-mo fee-no ai na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne
Jock-a-mo fee-na-ne

おしゃべりしてたのよ
ヘイ ナウ ヘイ ナウ
アイコ アイコ アンデイ
ジョッカモ・フィーノ・アイ・ナネジョッカモ・フィーナネ
ジョッカモ・フィーナネ


日本語訳 by 音時

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◆シンディ 1991年の来日公演(横浜アリーナ)から“Iko Iko”。
“イッショニ ウタッテ クレ〜ル?”




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