わわっ、冒頭のビデオ観てください!「トリプル・リードギター」ですよ!
もうこの1曲でカナディアン・バンドのエイプリル・ワインの凄さが伝わってきますよね。
◆このブログでエイプリル・ワインの登場は‘Just Between You and Me’に続く2曲め。僕にとっては‘Roller’を聴いた方が時期は早かったのですが、和訳は‘Just Between You and Me’を先に和訳していました。(こちら)
(1972)
"You Could Have Been a Lady"(#32)
(1979)
“Roller” (#34)
(1981)
“Just Between You And Me”(#21)
だから、この‘Roller’のシンプルなロックと打って変わったメロディアスな‘Just Between You and Me’にはびっくりしました。
◆はい、‘Roller’ってなんだ?という話ですが…
辞書で‘high roller‘ は、‘a person who gambles or spends large sums of money と出ます。
とすると...ただの‘Roller’は「ギャンブル好き」ということでしょう。
この曲の主人公は、ロサンゼルスの自宅を離れ、ネバダ州でギャンブルをすることになります。でに、彼にはハイ・ローラーと呼ばれるパートナーが同行していて、ギャンブル三昧!
最後にBye bye...と別れを告げるのですが、ギャンブルに勝ったのか負けたのかはこの曲だけだと…まとまらなかった...んだな(;^_^A
◆この曲のnoteの記事の方に、AT40愛好会の方で友達になっていただいてる「たなか」さんから、終盤が「ババア!」としか聞こえない...!とコメントをいただきました。
この曲、そんな「空耳」で有名?だったんでしょうかね。
僕も改めて聴いてみたら、はい、わざとそう歌ってるんじゃないかと思うぐらい「ババア!」ですね...😅。もうそうとしか聞こえなくなってしまいました。ギャンブル好きの“ローラー“は老婆だったのか!(新事実か?)

Songwriter(s) Myles Goodwyn
Released in 1979
US Billboard Hot100 #34
From the Album“First Glance”
*原詞は太字
Yeah
Ow
Alright
Gonna catch a flight to Nevada
Leave her friends at home in L.A.
Seven come eleven or blackjack
Gamblin' in the night and day, yeah
ネバダ行きの飛行機に乗るんだ
友達はL.Aに残して行こう
サイコロを振るか ブラック・ジャック
夜も昼もギャンブル漬けさ そうさ
'Cause she's a roller, now
A high roller baby, she is
Mmm, she's a roller, yeah
A high roller baby, alright, woo!
Ooh, she likes to play for double or nothin'
She's tellin' all the boys she's hot
And everybody knows she's ready, yeah
To give it everything that she got
ああ彼女は‘ローラー’さ
大金を賭ける勝負師なんだ
ああ彼女は‘ローラー’さ
大金を賭けるギャンブル好きさ
ああ 倍かゼロかの勝負が好きなんだ
男たちはみんな私がセクシーだと思ってるって?
みんな彼女が準備ができてるってわかってる
彼女は あり金全部を賭けちゃうのさ
Ooh, she's a roller, yeah
A high roller baby, my, my
Ooh, she's a roller, yeah
A high roller baby, look out, ooh!
[Instrumental Break]
[Bridge]
Bye-bye (Bye-bye, bye-bye, bye-bye)
People try to tell her she's crazy
She doesn't hear a word they say, yeah
Tellin' all the boys to get ready
'Cause she's givin' it all away, ooh
彼女は頭がおかしいって誰もが言う
だけど 彼女はそんな噂 ちっとも耳に入らない
男たち全員に 準備しろって言うのさ
だって 彼女はすべてをさらけ出してるから
She's a roller, yeah (Roller)
A high roller baby, yeah
She's a roller, yeah (Roller)
A high roller baby, she is
She's a roller (Roller)
A high roller baby, yeah
She's a roller (Roller)
A high roller baby, ooh
ああ彼女は‘ローラー’さ
大金を賭ける勝負師なんだ
ああ彼女は‘ローラー’さ
大金を賭けるギャンブル好きさ
ああ彼女は‘ローラー’さ
大金を賭ける勝負師なんだ
ああ彼女は‘ローラー’さ
大金を賭けるギャンブル好きさ
[Outro]
Bye-bye (Bye-bye, bye-bye, bye-bye)
Bye-bye (Bye-bye, bye-bye, bye-bye)
Bye-bye (Bye-bye, bye-bye, bye-bye)
Bye-bye (Bye-bye, bye-bye)
Bye-bye-bye-bye-bye-bye-bye
Bye-bye-bye-bye-bye-bye-bye
Bye-bye-bye-bye-bye-bye-bye
Ow! (Yeah)
あばよ ローラー...!
(Words and idioms)
Seven come eleven=クラップス (Craps) :2個のサイコロの出目を競うゲームの一つである。ディーラーとの勝負にもかかわらず、プレーヤー側がサイコロを振ることができる(サイコロを振る人は順番)。プレイ進行自体は単純であるものの、非常に様々な賭け方ができる。アメリカをはじめ多数のカジノで遊ばれている。英語では別名を"Seven-Eleven"(7-11の意味)と呼ぶ。
日本語訳 by 音時

コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
同年のトライアンフ「ホールド・オン」は鮮明に覚えているのですが。
カナダの国民的バンドはいくつかありますが、自分が知った順だとトライアンフ、
ラッシュ、そしてエイプリル・ワインとなります。
ラッシュとエイプリル・ワインは全米シングル最高位が21位。あと一歩届かず残念。
因みに1972年の初ヒットはソウルバンド、ホット・チョコレートのカバーですね。
キング・クリムゾンの有名な「スキッツォイド・マン」などもカバーしてます。
アルバムチャートではラッシュが全アルバムがプラチナム以上を記録したのに対し
トライアンフとエイプリル・ワインは全米でのプラチナムは1作にとどまりました。
それでもBTOを含めてカナダの国民的バンドであるのは揺るぎない事実ですね。
全盛期のメンバーは誰も残ってませんが、2025年の現在も活動は続いています。
「賭け事」がテーマの曲って多そうですね。ケニー・ロジャース「ギャンブラー」や
ボブ・シーガー「裏切りのゲーム」がすぐに思い浮かびます。
「7-11」もアラン・パーソンズ・プロジェクト「運命の切り札(組曲)」に登場しますね。
トリプルギター、カッコイイですね。レイナード・スキナードを彷彿とさせます。
因みにブルー・オイスター・カルトには、メンバー5人全員がギターを弾く、
そんな瞬間もあったりします。
音時
が
しました