アルバム「バンド・オン・ザ・ラン」もB面に移ります。
B面はヒット曲はなく、僕も正直に言うと、当時はアルバムではほとんど聴かなかったなあ…(^_^;)。
針を落とすのはA面ばかりでした…(ポール、ごめんなさい)。
CDになって聴く際は「通し」で聴いてみると…後半に向けて歴史やSF?サウンドが雄大になって、ジェットやバンド・オン・ザ・ランの一部も再生されて…大団円、という感じで、アルバム全体にメッセージがあるようにも感じました…。
◆B面の1曲め…おまじない?のように繰り返される“マムーニア”…という言葉。
何を歌ってるかはわかりませんでしたが、優しい歌のなかで、少なくとも不吉な意味じゃないよなあ、とは思いました…。
この曲はアルバムのなかでも、ナイジェリア・ラゴスにて最初にレコーディングされた曲とのことです。
さて、「マムーニア(Mamounia)」って何でしょう?
“マムーニア”とは…アラビア語で「安全な避難所」を意味する言葉だそうです。
この曲のウィキペディアには、下記のような情報が載っていました。
・「マムーニア」は1973年初めにマラケシュで作曲されました。
・タイトルは当時マッカートニー一家が滞在していたホテル「マムーニア (Mamounia)」にインスパイアされた物である。
・作家のジョン・ブラニーによると、ポールはこの語を「再生のメタファー」として使用したとする。
◆この曲“マムーニア“にはミュージックビデオがあるんですね。(1974年7月に制作)
ウィキペディアによると、このビデオは主にアニメーションで、ポール・マッカートニーは登場しません。このビデオは「デイブ・キャッシュ・ラジオ・ショー」で初めて公開されました。2007年のビデオセット「ザ・マッカートニー・イヤーズ」に収録されています。
(このアニメの登場人物 ジョン・レノンじゃないのかな…わざと似せて作っておいて最後に…)
◆演奏は、ポールがリードボーカルとギターとベースを歌い、デニー・レインがギターとバックボーカルを歌い、リンダ・マッカートニーもバックボーカルを担当している。マッカートニーのローディーの1人がベースドラムを演奏している、とのことです。
(Paul and Linda McCartney)
Released in 1973
From the Album“Band On The Run”
*原詞は太字
マムーニア マムーニア マムーニア
オーオーオ
だから次に雨を見ても 悪くないさ
だから次にロサンゼルスの雨雲を見ても
だから 次に雨が降っても 悪くなんてないさ
文句はやめて きみのために降る雨に
(Words and Idioms)
plastic mac ((英))(安物の)ビニールレインコート
日本語訳 by 音時

ミュージック・ビデオを見ても明らかなように、“雨”は生命の源で、L.Aで雨に見舞われたからと言って文句は言わないでよ…と雨礼賛の歌ですね。
レコーディング中、ナイジェリア・ラゴスは雨季に入っていたらしく、そのことからインスピレーションを得た曲なんだろうな。
でもこの曲、あらためて聞いても、ポールにリンダ、デニー・レインの声が重なって楽しいですね。僕もその仲間に入れてほしい、と思ってしまうな。
アルバム「バンド・オン・ザ・ラン」収録曲のなかで、唯一ライブで歌われたことのない歌が、この“マムーニア”であるとのこと。
ライブで歌われたら、会場みんなで一緒にコーラスしちゃうのにね…。

Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
マムーニア マムーニア マムーニア
オーオーオ
マムーニア マムーニア
オーオーオ
マムーニア マムーニア マムーニア
オーオーオ
マムーニア マムーニア
マムーニア マムーニア
オーオーオ
The rain comes falling from the sky
The rain comes falling from the sky
To fill the stream that fills the sea
And that's where life began for you and me
So the next time you see rain it ain't bad
Don't complain, it rains for you
The next time you see L.A. rain clouds
Don't complain, it rains for you and me
雨は空から降ってきて
川をいっぱいにして 海を満たす
そこが きみと僕の人生が始まった場所
だから次に雨を見ても 悪くないさ
文句を言わないで だって雨はきみのために降る
次にロサンゼルスの雨雲を見たら
文句はやめてよ 雨はきみと僕のために降る
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
It might have been a bright blue day
But rain clouds had to come this way
They're watering everything that they can see
A seed is waiting in the earth
For rain to come and give him birth
It's all he really needs to set him free
So the next time you see L.A. rain clouds
Don't complain, it rains for you
明るい青空続きの天気だったかな
でも雨雲はこっちにやってきたようだ
目に見えるものすべてに水をやってる
大地では種が待ってるんだ
雨が降って 育っていくんだよ
種が自由に育つのに必要なのは雨だけなのさ
だから次にロサンゼルスの雨雲を見ても
文句なんて言わないで
雨はきみのために降るんだから
雨はきみのために降るんだから
So lay down your umbrellas
Strip off your plastic macs
You've never felt the rain my friend
Till you've felt it running down your back
だから傘をたたんで
安いレインコートなんか脱いでしまおう
友よ きみは雨を感じたことなんてないんだよ
背中を伝うほど びっしょり雨を感じるまでは
So the next time you see rain, it ain't bad
Don't complain, it rains for you
The next time you see L.A. rain clouds
Don't complain, it rains for you and me
だから 次に雨が降っても 悪くなんてないさ
文句はやめて きみのために降る雨に
次にロサンゼルスの雨雲を見ても
文句なんて言わないで
雨はきみと僕のために降るんだから
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
Mamunia, mamunia, mamunia
Oh oh oh
Mamunia, mamunia
Oh oh oh oh
マムーニア マムーニア マムーニア
オーオーオ
マムーニア マムーニア
オーオーオ
マムーニア マムーニア マムーニア
オーオーオ
マムーニア マムーニア
オーオーオ
(Words and Idioms)
plastic mac ((英))(安物の)ビニールレインコート
日本語訳 by 音時

ミュージック・ビデオを見ても明らかなように、“雨”は生命の源で、L.Aで雨に見舞われたからと言って文句は言わないでよ…と雨礼賛の歌ですね。
レコーディング中、ナイジェリア・ラゴスは雨季に入っていたらしく、そのことからインスピレーションを得た曲なんだろうな。
でもこの曲、あらためて聞いても、ポールにリンダ、デニー・レインの声が重なって楽しいですね。僕もその仲間に入れてほしい、と思ってしまうな。
アルバム「バンド・オン・ザ・ラン」収録曲のなかで、唯一ライブで歌われたことのない歌が、この“マムーニア”であるとのこと。
ライブで歌われたら、会場みんなで一緒にコーラスしちゃうのにね…。

コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
呪文のように繰り返される「マムーニア(安全な避難所の意味ですか)」と、ほかのメロディの組み合わせが面白い。
小節ごとにギターの音が下がっていくのは、「雨」を表現しているのかな。雨(それと海)の讃歌という感じでしょうか。
歌詞のある部分のメロディがいいね。一息つきたくなるような癒される旋律です。「心を癒す優しい音楽」のカテゴリーもナットク。
ポールのソロ ⇒ 二人のデュエット ⇒ 三人のトリオ という具合に音が次第に厚くなっていくのが素晴らしい! 遊び心を持ちつつ、音楽的にも完成度の高い作品だと思います。
<追伸> アニメーションの主人公、たしかにジョンに寄せているように感じます。何かメッセージがありそうなのですが…。
音時
が
しました