先日観た映画「ヒプノシス ‐レコードジャケットの美学‐」のエンドクレジットの際にかかったのがこの曲。久しぶりに聴いたところ…こんなカッコいい歌だったっけ…?と思い、和訳する際にYouTubeを探したところ、上の動画が…さらに、10cc ライヴバンドとしてもこんなカッコよかったんだ!と実感しました(^o^)。

映画「ヒプノシス レコードジャケットの美学」観てきました!

◆この曲が作られた背景としては、Wikipediaによると…

メンバーのグレアム・グールドマンの父親であるハイミー・グールドマンが「いいかい、芸術は芸術のためにあり、金は神のためにあるんだ」( "Art for art's sake, money for God's sake, okay")
とよく言っていたことに由来している、とのこと。

◆曲のタイトルにもなっている、この“Art for art's sake”という言葉ですが、ウィキペディアでも「芸術のための芸術」と日本語のページもあるくらい、すでにひとつの言葉、になっているんですね。

芸術のための芸術(げいじゅつのためのげいじゅつ、仏: L'Art pour l'art、羅: Ars Gratia Artis、英: Art for Art's Sake)は、19世紀初頭のフランスで用いられ始めた標語。

 芸術それ自身の価値は、「真の」芸術である限りにおいて、いかなる教訓的・道徳的・実用的な機能とも切り離されたものであることを表明している。そのような作品は時として「自己目的的」(autotélique <ギリシア語 'autoteles')、すなわち人間存在の「内向性」や「自発性」を取り入れるために拡張された概念であると評される。日本ではこれを主義として捉え芸術至上主義と呼ぶこともある。


英語のイディオムとして“for the sake of“ (~のため)がありますが、人間の幸せのための芸術でもなく、生きるための芸術でもなく、芸術に魅入られてしまって突き詰めてやまないほど、芸術にイッちゃってるってことでしょうね(^_^;)。

 グレアムのお父さんは、この言葉とともにお金がたまらないことを嘆いていた?んでしょうかね。「お金は神様のために」あって、自分や家族の手元には残らない…(^_^;)。



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Songwriter(s) Eric Stewart, Graham Gouldman

Release in 1975
UK Single Chart #5
From the Album“How Dare You!”(びっくり電話)

*原詞は太字

Gimme your body
Gimme your mind
Open your heart
Pull down your blind
Gimme your love, gimme it all
Gimme in the kitchen, gimme in the hall

きみの身体をくれ
きみの心が欲しいんだ
きみの心を開いて
ブラインドを下ろしてくれ
きみの愛を きみのすべてをくれ
キッチンで  玄関で愛し合おう

Art for art's sake
Money for God's sake
Art for art's sake
Money for God's sake

芸術のために芸術を
神様のためにはお金を
芸術は芸術のためにある
お金は神様のためにある

Gimme the readies
Gimme the cash
Gimme a bullet
Gimme a smash
Gimme a silver, gimme a gold
Make it a million for when I get old

紙幣をくれよ
現金がいいな
弾丸を打ち込むような
大当たりをくれよ
銀貨をくれ 金貨をくれ
俺が年取ったときに 100万ドルになるといい

Art for art's sake
Money for God's sake
Art for art's sake
Money for God's sake

芸術のために芸術を
神様のためにはお金を
芸術は芸術のためにある
お金は神様のためにある

Money talks so listen to it
Money talks to me
Anyone can understand it
Money can't be beat
Oh, no

金がものを言う だから聞くがいい
金が俺に語るんだ
誰でも理解できるように
金に勝るものはないぜ
イヤだけど

When you get down, down to the root
Don't give a damn, don't give a hoot
Still gotta keep makin' the loot
Chauffeur driven
Gotta make her quick as you can
Give her lovin', make you a man
Get her in the palm of your hand
Bread from Heaven

落ち込んじまってどん底まで落ちても
気にするな  気にしなくていいよ
悪いことをしてでも金を稼がなくちゃ
運転手付きの車に乗るんだ
できるだけ早く金を貯めよう
金を愛して 一人前になるんだ
金をおまえの手中に収めるのさ
そいつは“天国からのパン“なんだ

Gimme a country
Where I can be free
Don't need the unions
Burying me
Keep me in exile the rest of my days
Burn me in hell but as long as it pays

国をくれ
俺が自由になれる場所を
俺を埋めちまうような
組合は要らないぜ
残りの人生 俺は放浪したままでいたい
地獄で燃やしてくれ
その金が払えるのなら

Art for art's sake
Money for God's sake
Art for art's sake
Money for God's sake

Art for art's sake
Money for God's sake
Art for art's sake
Money for God's sake

芸術のために芸術を
神様のためにはお金を
芸術は芸術のためにある
お金は神様のためにある

(Words and Idioms)
Reagy=[the ready] 《俗語》 現金,現なま.、2[the readies] 《英俗》 銀行券[紙幣].
smash hit=大当たり、大成功
to the root. 徹底的に
give a hoot  配慮または関心を示していない
loot【名】戦利品,略奪品,盗品,略奪(行為),(公務員などの)不正利得,
chauffeur-driven 運転手付きの

日本語訳 by 音時


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◆和訳ですが、終盤の、

Gotta make her quick as you can
Give her lovin', make you a man
Get her in the palm of your hand
Bread from Heaven

の“her”は色恋の話のように匂わせつつも
やっぱり“her”ってお金のことを言ってるのかな?と思って
「金」と和訳させていただきました。

◆タイトル(邦題)も「芸術」のことを歌ってるようですが、
内容は実際のところ、「世の中すべて金」ということを歌ってますね(^_^;)。


◆この曲の「プロモーションクリップ」のようです。