この曲は1983年に全米Hot100シングルチャートで最高位15位まで上がり、チャートを盛り上げてくれた曲でした。
 “The Curly Shuffle”…“カーリー”は米国の喜劇“Three Stooges”(日本タイトル“三ばか大将”)の中心人物カーリーのマネをして踊るおかしな曲でした。

 Stooges とは…英辞郎で調べたところ、〔喜劇の〕ぼけ役
 Shuffle  とは… 足を引きずった感じで踊るダンス


Threehqdefault

“3人のぼけ役“…カーリーは日本でいうとドリフターズのカトちゃんや志村けんさんで、ダンスも伴うってことだと…日本だとカトちゃんの“チョットだけよ”とか、志村さんの“東村山音頭”みたいなヒット・ソング、ってことでしょうね!

Wikipediaにも書かれていましたが、

 マイケル・ジャクソンが大ファンだったことは有名で、幼少時に特に大好きだったカーリーのものまねをしていたと明言しているのに加え、コンサートの移動車の一つにも三ばか大将のイラストを施していました。また、代表的ヒット曲スリラーのプロモーションビデオは“三ばか大将“の短編映画をヒントに制作されたという。マイケルは1958年生まれで、カーリーの没後に再放送でファンになった

とのことです(^_^;)。

◆記事の最初に2つの動画を貼り付けましたが、上の動画は Jump 'N the Saddle Band のステージで、下の動画は「三ばか大将(Three Stooges)」の場面を集めた“The Curly Shuffle”になります。


The_Curly_Shuffle



Songwriter(s) Peter Quinn
(also includes music from"Listen to the Mocking Bird,"
author and/or composer unknown,
believed to be public domain)
Released in 1983
US Billboard Hot100 #15
from the album “Jump 'n the Saddle Band“

*原詞は太字

When me and my friends go out on the town
We can't sit still and we can't sit down
We don't like to fight and we don't like to scuffle
But we dance all night doing the Curly shuffle


俺と仲間で 町に出かけると
じっとしてられないし 座っちゃいられない
俺たち ケンカも つかみ合いも好きじゃない
だけど一晩中踊るんだ カーリー・シャッフルを

Hey Moe hey Moe
(hey Moe hey Moe

Well nyuck nyuck nyuck nyuck
(well nyuck nyuck nyuck nyuck)

La da dee la da dee
(la da dee la da dee)

Woo woo woo wo
(woo woo woo woo)


ヘイモー ヘイモー(ヘイモー ヘイモー)
ウェル ニャッニャッニャッニャック
(ウェル ニャッニャッニャッニャック)
ラダディー ラダディー
(ラダディー ラダディー)
ウォウォウォウォウォ…
(ウォウォウォウォウォ…)


Well we never miss a chance
we get up and dance and do the Curly shuffle

チャンスは逃しやしない
起きたらダンスするんだ  カーリー・シャッフルを


Well me and my friends love Curly and Moe
We love Curly's brother Shemp and his fat clone Joe
It's such a delight to boogie and hustle
Dancing all night doing the Curly shuffle


俺と仲間はカーリーとモーが大好き
カーリーの弟シェンプと太ったクローンのジョーが大好き
ブギーしてハッスルするのはとっても楽しいよ
一晩中ダンスするんだ カーリー・シャッフルをね

Hey Moe hey Moe
(hey Moe hey Moe)
Well nyuck nyuck nyuck nyuck
(well nyuck nyuck nyuck nyuck)

We dee dee dee we dee dee dee
(we dee dee dee we dee dee dee dee)
Oh, wise guy
(oh, wise guy)


ヘイモー ヘイモー)
(ヘイモー ヘイモー)
ウェル ニャッニャッニャッニャック
(ウェル ニャッニャッニャッニャック)
ウィディディディーウィディディディディ
(ウィディディディーウィディディディディ)
あらー賢いのね
(オー ワイズガイ!)

Well we never miss a chance
we get up and dance and do the Curly shuffle
(That's right) that's right

(ah ah ah) ah ah ah (woooooo) woooooo


チャンスは逃しやしないぜ起きたらダンスするんだ  カーリー・シャッフルを
(それでいいのさ)それが正解
(ah ah ah) ah ah ah (woooooo) woooooo


71Xqyu0kd4L._UF1000,1000_QL80_


Well me and my friends we all love to see
Comedy classics on late night TV
Those knuckleheads get in a scuffle
They push and they shove doing the Curly shuffle


俺と仲間はみんな大好きなんだ
深夜のテレビで昔懐かしコメディを観るのが
あのバカどもが乱闘しするんだ
押し合いへしあいさ  カーリー シャッフルしながら


(Hey Moe hey Moe)
hey Moe hey Moe

(Well nyuck nyuck nyuck nyuck)
well nyuck nyuck nyuck nyuck

(Look at the grouse, look at the grouse)
look at the grouse, look at the grouse

(Woof woof)
woof woof


Well we never miss a chance
we get up and dance and do the Curly shuffle

(That's right)

We do the Curly shuffle (what did you say)

We do the Curly shuffle (that's what I thought you said)
We do the Curly shuffle (ah ah ah ah)
We do the Curly shuffle (certainly)
We never miss a chance
we get up and dance and do the Curly shuffle.


(Words and Idioms)
scuffle=- (…と)取っ組み合う、つかみ合いをする
knucklehead 【名】〈米〉あほ、ばか、とんま

日本語訳 by 音時


R-4151982-1360311822-5746


最後の方の歌詞で、

look at the grouse という部分は調べたのですが意味がわからなかったのでスルーさせていただきました。“grouse”という単語は、“ライチョウ=雷鳥”、もしくは不平・不満のことを言うようです。


◆この曲を歌った「ジャンプ・アンド・ザ・サドル・バンド」について(Wikipediaより)

米国イリノイ州シカゴ出身のアメリカン・ウエスタン・スウィング・バンドである。1983年、スリー・ストゥージズのカーリー・ハワードに捧げたスウィング風のノベルティ・ソング「ザ・カーリー・シャッフル」で、アクメ・レーベルから地域ヒットを飛ばした。この曲がラジオで人気を博すと、バンドはアトランティック・レコードと契約し、1984年にカバー曲が中心のセルフタイトル・アルバムをリリースした。「ザ・カーリー・シャッフル」は最終的にアメリカで大ヒットとなり、同年後半にはビルボード・ホット100で15位まで上昇した。この曲はオーストラリアでも30位まで上昇した。この成功の大きな要因は、スリー・ストゥージズのクリップを多数使用したミュージック・ビデオである。


バンドは1984年に次のアルバムのためにアトランティックと交渉した。レーベルは彼らに次のシングルとして「シェービングクリーム」という曲を録音することを望んでいたが、バンドはそのアイデアを気に入らなかったため、レーベルを批判する歌詞でその曲を録音し、すぐに契約を打ち切られた。

彼らの成功は長くは続かず、バンドは二度と全国的な注目を集めることはなかった。バンドはシカゴ地域で演奏を続け、2000年代まで活動を続けた。

冒頭のライブステージの動画は貴重ですね!
“シェービング・クリーム”はベニー・ベルの歌ったノベルティ・ソングですね。
和訳はこちらです)


◆なお“Three Stooges”の人気はね強いですね。 2012年には、アメリカをはじめ世界各国でボビーとピーターのファレリー兄弟が監督・プロデュースしたリメイク作『新・三バカ大将 ザ・ムービー』が公開されました。日本での公開はなかったものの、日本語吹き替えが収録されたビデオソフトは発売されました。下記がそれ!ですね。(20th Century Studio.jp

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