ニュー・エディション…
彼らがそれぞれカッコいい R&Bのシンガーとなっていく前の子ども時代のグループの微笑ましい曲…とも言えますが…
和訳してる最中から、
「おまえそれくらい理解しろよ、バカなのか?」とツッコミたくなってしまった曲です(^_^;)。
(僕もおとなげないです…)(^_^;)
◆まだ個人がケータイやスマホを一人一台端末を持ってなかった時代。
愛しい彼女の家に電話をする際は…
・夜10時きっかりに電話するから、電話口で待っててすぐ出てね。って約束する。
とか
・父親が出ることも覚悟してから、電話する。
とか、するものですよね。
「ガチャ」って切れてしまう…のは 切られてるの!
電話に出て「あの娘はいません」と答える男のひとは「父親(もしくは兄)」なの!
自分で対策を打たずに、なにをNTT(?)に電話してんの!って話ですよね。
(まあ、外国の歌ですから…)(^_^;)
◆しかし、改めて聴くと…レイ・パーカーJr.作で
“A Woman Needs Love”(和訳記事 by 音時)とそっくり…!ですよね。
僕は初めてこの曲を聴いて、作者レイ・パーカーJr.が曲づくりのアイデアが尽きて、“A Woman Needs Love”と同じだけどいいや!(^_^;)と思って作った曲なのかと思いましたが、実はそうではなく、レイは若い時に“Mr.Telephone Man”を先に書いていて、それがレイもさらに年齢を重ねていくと、気に入らなくなってきて、歌詞を変えて作ったのが“A Woman Needs Love”という関係らしいです。
(昨年2024年のレイ・パーカーJr.のビルボードライブで話してました→ こちらご参照)

Songwriter(s) Ray Parker Jr.
Released in 1984
US Billboard Hot100#12
From the Album “New Edition”
*原紙は太字
[Chorus: Bobby Brown with New Edition]
Mr. Telephone Man
There's somethin' wrong with my line
When I dial my baby's number
I get a click every time
Mr. Telephone Man
There's somethin' wrong with my line
When I dial my baby's number
I get a click every time
ねえ 電話の専門家さん
僕の電話回線 なんかヘンなんだ
あの娘の電話番号にダイヤルすると
毎回 がチャッと切れちゃうんだ
ミスター・テレフォン・マン
僕の電話に何かおかしいんだよ
あの娘に電話すると
いつだってがチャッと切れちゃうのさ
[Verse 1: Ralph Tresvant]
When I dialed 6-1-1, Repair Service
She said "Hello, may I help you please?"
I told her something must be wrong with my phone
'Cause my baby wouldn't hang up on me
修理サービス 6-1-1 に電話すると
「はい どうなさいましたか?」って出てくれた
電話口の女性に
「僕の電話 何かおかしいんだ」って言ったんだ
「僕の電話 何かおかしいんだ」って言ったんだ
だって僕の彼女は 電話を切ったりしないはずだから
[Chorus: Bobby Brown with New Edition]
Mr. Telephone Man
There's somethin' wrong with my line
When I dial my baby's number
I get a click every time
Mr. Telephone Man
There's somethin' wrong with my line
When I dial my baby's number
I get a click every time
ねえ 電話の専門家さん
僕の電話回線 なんかヘンなんだ
あの娘の電話番号にダイヤルすると
毎回 がチャッと切れちゃうんだ
ミスター・テレフォン・マン
僕の電話に何かおかしいんだよ
あの娘に電話すると
いつだってがチャッと切れちゃうのさ
[Verse 2: Ricky Bell]
She let the phone ring 20 times before she answered
Let me tell you what happened then (Ah)
A minute later, I got the operator
Saying "Please hang up and place your call again," baby
あの娘に電話をかけたらベルが20回鳴って
その後 何が起こったかっていうと
1 分後に オペレーターさんが電話に出て
「一度切って もう一度おかけ直しください」ってさ
[Chorus: Bobby Brown with New Edition]
Mr. Telephone Man
There's somethin' wrong with my line
When I dial my baby's number
I get a click every time
Mr. Telephone Man (Telephone Man)
Something's wrong with my line (Wrong with my line)
I try to dial her number (Dial my baby's number)
But, I get a click every time
[Bridge: Ralph Tresvant, Bobby Brown, New Edition]
Some strange man is on the telephone (The telephone)
He keeps telling me my baby, ain't home (That she's not home)
She ain't got no party line (Ooh, ooh)
Situation blowing my mind (Ooh, ooh)
Oh, I just can't take this anymore
知らない男のひとが電話に出て (電話口で)
家にいないって言い続けるんだ (家にいない)
あの娘はパーティーラインを持ってないし
状況が分けわからなくなっちゃうよ
ああ もう我慢できないんだ
[Spoken Interlude: Michael Bivins]
Please, operator
See what you can do
I dialed the right number
But I still couldn't get through
Could you just check the line?
Just one more time if you can
I'm pretty sure her phone
Wouldn't be answered by no man
お願いです オペレーターさん
どうか 何か してください
どうか 何か してください
正しい番号をダイヤルしたのに
それでも つながらないんです
電話回線を確認してもらえませんか?
もう一度 お願いします
だってあの娘の電話にはぜったい
男なんて出るはずないんだから
[Chorus: Bobby Brown with New Edition]
Mr. Telephone Man
There's somethin' wrong with my line
When I dial my baby's number
I get a click every time
Mr. Telephone Man (Telephone Man)
Something's wrong with my line (Wrong with my line)
I try to dial her number (Dial my baby's number)
But, I get a click every time
[Outro: Bobby Brown, Ricky Bell, Ralph Tresvant, New Edition]
Must be a bad connection
I give her my love and affection (She's had it all)
I just can't take this no more
This situation blowin' my mind (Blowin' my mind)
Can't get my baby on the line (On the line)
I tried dialing information (Mr. Telephone Man)
I can't get no cooperation (Mr. Telephone Man)
The system on the phone, tellin' me my baby ain't at home
Ah baby, I just can't take it anymore
Help me out, please Mr. Telephone Man
Help me out, please Mr. Telephone Man
接続が何かおかしいに決まってるさ
僕の心と愛情をあの娘に捧げたんだ (彼女はわかってる)
もうこれ以上は耐えられないよ
この状況に頭がおかしくなる (わけわからない)
あの娘が電話に出てくれないんな(電話にね)
コールセンターに電話しても (電話屋さん)
協力してくれないんだ(電話屋さん)
電話のシステムが
あの娘は家にいないって言ってくるんだ
あの娘は家にいないって言ってくるんだ
ああ もう我慢できないよ
助けてよ お願いだから…
ミスター・ テレフォン・マンさん…
ミスター・ テレフォン・マンさん…
(Words and Idioms)
party line (電話の)共同加入線、親子電話
日本語訳 by 音時

◆この曲のWikipediaより。
この曲のレコーディング&リリースは ジャマイカ出身の当時10代のシンガー“ジュニア・タッカー“であるとのこと。彼は現在は、キリスト教音楽を歌っているジャマイカのレゲエ歌手で、ヒット曲には「ハッピー」や自作の「ドント・テスト」などがあるそうだ(知らんて)(^_^;)。
party line (電話の)共同加入線、親子電話
日本語訳 by 音時

◆この曲のWikipediaより。
この曲のレコーディング&リリースは ジャマイカ出身の当時10代のシンガー“ジュニア・タッカー“であるとのこと。彼は現在は、キリスト教音楽を歌っているジャマイカのレゲエ歌手で、ヒット曲には「ハッピー」や自作の「ドント・テスト」などがあるそうだ(知らんて)(^_^;)。
◆当時の映像。“Mr.Telephone Man”のステージパフォーマンスの後でインタビュー。メンバー達、まだあどけない。ラストは“Cool It Now”.
コメント
コメント一覧 (10)
音時
が
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10ccの「びっくり電話」いいですよね。オリジナルメンバーによる最後のアルバムで
「Don't Hang Up」はエンディングが切ない名曲ですね。その後はスティーリー・ダン
ほどではないにしろ、エリック&グレアム+セッションマンという印象に変わりました。
>音時さん
新カテゴリの設定、ありがとうございます。
追加で、ELO「Calling America」も電話が題材の曲でしたね。
「My Prerogative」不採用の理由、そういうことだったのですね。
この類の曲は当時「ニュー・ジャック・スウィング」と呼ばれてました。
自分はこの類は積極的には聴いてませんでしたが、
ボビーのこの曲や「Every Little Step」キース・スウェット「I Want Her」などは
聴いていてカッコイイと思いましたし、曲としては今でも大好きです。
アルバム持ってますし(汗)。
音時
が
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音時
が
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野うさぎさんのアイディアがいいのですね。(野うさぎさんのコメント、いつも見ていますよ)
そんな中、「Signed, Sealed & Delivered」を覗いてみました。なぜかというと…。ピーター・フランプトンの曲がチャートを上昇していくとき、湯川さんが和訳してくださったので、懐かしくなって…。
音時さんの説明の中に、「ロックンロール・ラヴレター」と「アンサリング・マシーン」がありましたよ。ぜひ、追加してくださいませませ。
音時
が
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(「手紙にまつわる歌」「ラジオにまつわる歌」も合わせて…)
よろしかったらご覧になってください。(Don't Hang Upは宿題にさせてください…)。
音時
が
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星船さんには、ボビ男はキラい(ホイットニーに暴力、クスリをすすめた疑惑)なので、和訳はパスします(^_^;)と個人的に連絡してお断りしました…!
音時
が
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そっか。トミー・ツートーンの「867-5309/Jenny」って、タイトルに電話番号があるのでしたね。(この曲の存在、忘れていました)
ボクは10ccの『びっくり電話』のアルバムを推薦します。(アルバムもOKかな?)
電話にまつわる曲で構成されたアルバムで、B面の1曲目は「芸術こそ我が命」です。
エンディングは、ボクが10ccの傑作の一つと考える、「電話を切らないで」です。未練たっぷりの男性に同情しつつ、物語の結末に「びっくり電話」です。
音時
が
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音時
が
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歌詞が幼いというか青い、若い感じがするのもご愛敬ですね。いい曲だと思います。
他の「電話にまつわる曲」トミー・ツートーン「867-5309/Jenny」、
ウィルソン・ピケット「634-5789」、ELO「Telephone Line」、
シーナ・イーストン「Telephone」、フィンガー5のあの曲、
グレン・キャンベル「Wichita Lineman」(架線作業員の曲だから違うかな?)
などど聴き比べてみるのもまた楽しいです。
星船さんがボビー・ブラウン「My Prerogative」を取り上げたので、
音時さん和訳するかな?と思いましたが、予想は外れましたね(笑)。
音時
が
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たしかに「A Woman Needs Love」に似てる! と思ったら…。こちらの方が先なのね。
歌詞がおもしろい。あの娘に電話したら、すぐに切れちゃったり、「いません」と言われたり…。「それはね、あの娘のお父さんの仕業だよ」 だれか教えてあげて!
気になる女性の家に電話するとき、お父さんやお兄さんが受話器を取ったらどうしようと考えたものです。思わず、昔のドキドキ体験が蘇ってきました。あれはあれで、いい思い出です。
(現代の若者には分からないだろうなあ)
音時
が
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