“待ったぜヒーロー! やったぜナック!!”
デビュー・アルバム「ゲット・ザ・ナック」とシングル“マイ・シャローナ”のウルトラ大ヒットの後、セカンド・アルバムが「ナック2」(...But the Little Girls Understand)と、シングル“ベイビー・トークス・ダーティー”でした。…しかし、全米シングルチャートでも最高位38位止まりでふるわず…。

でもどうしちゃったの?という反応より、「やっぱり…」と皆さんも思ったことでしょう(^_^;)。
この“Baby Talks Dirty”のボーカルの歌い方、激しいギターのフレーズ、叩くようなドラミング、歌詞に登場するちょっとエッチな若い女性…などなど、やっぱりあまりにも“My Sharona”と“Baby Talks Dirty”が似すぎていて、いわゆる「二匹目のドジョウ」を狙った戦略も見え見えで興ざめしちゃいましたよね〜。

(Berton Averre, Doug Fieger)
Released in 1980
US Billboard Hot 100 #38
From The Album
“...But the Little Girls Understand”
*原紙は太字You know my baby talks dirty
You know my baby she say hurt me hurt me
Uh uh my honey's not a sweet thing
No no my sweetie loves a real neat beating
俺の彼女 みだらなことを言うんだよ
俺に 傷つけて やっちゃってなんて言うんだ
俺のハニーは甘いものじゃない
俺のスウィーティーは乱暴に扱って欲しいみたい
I got to do it to her just right
She got to be in trouble all night
When she say do it to it do it to it do it to it yeah uh
彼女にちゃんとしてあげるさ
一晩中 困らせてあげちゃうのさ
そうして お願い って言われたら…さ!
You know my baby walks nasty
You know my baby walks nasty
She take it slow but she's a a fasty
My little lady like a licky
She do it good she make it oh so sticky
俺の彼女 おゲレツに歩くんだ
ゆっくりだったり 早かったり
俺のレディ 舐めるのも好きなんだ
彼女は上手に ベトベトって感じでさ
俺のレディ 舐めるのも好きなんだ
彼女は上手に ベトベトって感じでさ
She wanna keep our love a secret
I got to tame her make her my pet
When she say do it to it do it to it do it to it yeah uh
俺たちの恋を秘密にしておきたがるんだ
彼女を飼い慣らして ペットにしなきゃね
彼女にお願いされたらするっきゃないよね
Oh she got the savage soul
Oh it's only rock and roll
ああ 彼女は野蛮な魂を持ってる
ロックン・ロールしか勝たん!ってさ
You know my baby just too cool
My little lady hated high-yi-yi school
My little pretty one is so fine
She got the mouth and she got the time
俺のベイビーはクールすぎるんだ
小さなお嬢さんは 学校が嫌いだった
俺のかわいい子ちゃん すごくいいのさ
素敵な お口もあるし 時間もたっぷり
You know she's even got a girlfriend
But i'm her loving backdoor man
When she say do it to it do it to it do it to it yeah
彼女はガールフレンドだっているんだよ
でも 俺はあの娘が愛する不倫相手さ
でも彼女から言われたらやるっきゃないでしょ
でも彼女から言われたらやるっきゃないでしょ
Oh I got the whole control
Oh she got the savage soul
Oh it's only rock and roll
ああ 俺が主導権を握ってる
ああ 彼女は野蛮な魂の持ち主
ああ ただのロックン・ロールってヤツさ
ああ 俺が主導権を握ってる
ああ 彼女は野蛮な魂の持ち主
ああ ただのロックン・ロールってヤツさ
You know my baby talks dirty
You know my baby she say hurt me hurt me
俺の彼女 みだらなことを言うんだよ
俺に 傷つけて やっちゃってなんて言うんだぜ
(Words and Idioms)
backdoor Man =不倫相手、裏口からこっそり忍び込む間男(Words and Idioms)
日本語訳 by 音時

そのリリース時期で、「マイ・シャローナ」と「ゲット・ザ・ナック」のわずか8か月後にリリースされたことだった。これにより、「マイ・シャローナ」と「ベイビー・トークス・ダーティ」の類似性がさらに際立ったものとなった。
1匹目の大成功がまだかすまないうちに…レコード会社の戦略が裏目に出た、ってことでしょうかね。
◆ヴォーカルのダグ・フィーガーは、“Baby Talks Dirty”は“My Sharona”と同様に、当時付き合っていたシャローナ・アルペリンについて書かれたものだと認めているそうです。
その一方、Wikipediaの情報では
フィーガーは「ベイビー・トークス・ダーティ」は「正直な曲」であり、成功する可能性があったと信じていたが、バンドの他のメンバーは歌詞に疑問を抱いていたことを認めた、
と書かれていました。
・アヴェール(リード・ギター)は、歌詞が「卑猥」で度を越してる。
・プレスコット・ナイルズ(ベース・ギター)は、歌詞がまったく気に入らなかったと主張し、歌の中の女性が殴打を求めていることと、彼女が傷つけられるよう要求した後に続くうめき声の「アー」が気に入らなかった。
・プロデューサーのマイク・チャップマンは、歌詞が「やりすぎ」で、フィーガーが「生意気なやつ」であることを表していると感じた。
まあ、そうですよね〜。
僕も和訳するのに「だいぶ薄める」のに苦労しましたが、この日本語訳だけで不愉快になる方はいらっしゃるかもしれません…(^_^;)
と書かれていました。
・アヴェール(リード・ギター)は、歌詞が「卑猥」で度を越してる。
・プレスコット・ナイルズ(ベース・ギター)は、歌詞がまったく気に入らなかったと主張し、歌の中の女性が殴打を求めていることと、彼女が傷つけられるよう要求した後に続くうめき声の「アー」が気に入らなかった。
・プロデューサーのマイク・チャップマンは、歌詞が「やりすぎ」で、フィーガーが「生意気なやつ」であることを表していると感じた。
まあ、そうですよね〜。
僕も和訳するのに「だいぶ薄める」のに苦労しましたが、この日本語訳だけで不愉快になる方はいらっしゃるかもしれません…(^_^;)
◆まあ、でも“My Sharona”を知っている方には、2ndアルバムからのこの曲を一緒に記憶に留めていただき、なぜ“Get The Knack”であれだけ騒がれたザ・ナックがしくじったのか…を覚えていてほしいと思います。
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