1978年にヒットしたこの曲。
オオカミって“アフ〜!♪”って鳴くのかはよくわからないのですが…。
これまで和訳するのを忘れていましたが、今回改めて聴くとなかなかカッコいい曲。
◆ウォーレン・ジヴォンは、ギタリストのロバート・ワディ・ワクテルとこの曲を書きました。
この曲のSongfactsページより;
ジヴォンはエヴァリー・ブラザーズと仕事をしていたとき、バックバンドで演奏するためにワクテルを雇いました。あるとき、フィル・エヴァリーは彼らに、エヴァリー・ブラザーズのために「Werewolves Of London」というダンスソングを書いてほしいと頼みました。
ワクテルとジヴォンは仲良しで、一緒にギターをかき鳴らしていたとき、誰かが何を弾いているのか尋ねました。ジヴォンは「Werewolves Of London」と答え、ワクテルは吠え始めました。ジヴォンは「俺は手に中華料理のメニューを持った狼男を見た」という歌詞を思いつき、彼らは曲が完成するまで歌詞を交換し続けました。
はい、最初はおふざけの感じで曲を作っていったようですね。
続き?Wikipediaからの情報です;
ジヴォンはバンドメンバーのリロイ・P・マリネルとワディ・ワクテルとこのアイデアを練り、2人は約15分でこの曲を書き上げました。歌詞はジヴォンの妻クリスタルが書き起こしました。しかし、誰もこの曲を真剣に受け止めませんでした。
その後すぐに、ジヴォンの友人ジャクソン・ブラウンがこの歌詞を見てこの曲には可能性があると考え、自身のライブコンサートでこの曲を演奏し始めた。T・ボーン・バーネットも、1975年秋にボブ・ディランのローリング・サンダー・レヴューツアーの第一弾でこの曲を演奏した。
ジャクソン・ブラウンの「ロンドンのオオカミ男」聴いてみたいな。
(動画ありました…!後半に貼り付けます)
おおっ、あとドラムにはフリートウッド・マックのミック・フリートウッド、ベースにはジョン・マクヴィーが参加…という情報も!

Songwriter(s)
LeRoy Marinell, Waddy Wachtel, Warren Zevon
Released in 1978
US Billboard Hot100#21
From the Album“xcitable Boy”
*原紙は太字
I saw a werewolf with a Chinese menu in his hand
Walking through the streets of Soho in the rain
He was looking for the place called Lee Ho Fook's
Gonna get himself a big dish of beef chow mein
Howl, the werewolves of London, howl
Howl, the werewolves of London, howl
狼男を見た 手に中華料理のメニューを持ってたぜ
Howl, the werewolves of London, howl
狼男を見た 手に中華料理のメニューを持ってたぜ
雨の中ソーホーの通りをうろついてる
ヤツは探してた “リー・ホー・フック“という店を
でかい皿の牛肉の焼きそばを食うつもりさ
ロンドンの狼男が吠える アフーってな
ロンドンの狼男が吠える アフーってな
ロンドンの狼男が吠える アフーってな
If you hear his howling around the kitchen door
You better not let him in
Little old lady got mutilated last night
Werewolves of London again
Howl, werewolves of London, howl
Howl, the werewolves of London, howl
キッチンのドアの周りで吠え声が聞こえたら
Howl, the werewolves of London, howl
キッチンのドアの周りで吠え声が聞こえたら
ヤツを中に入れないほうがいいぜ
昨夜 おばあさんがバラバラにされたんだ
ロンドンの狼男がまた来たのさ
ロンドンの狼男が吠える 吠える
He's the hairy-handed gent who ran amuck in Kent
Lately he's been overheard in Mayfair
You better stay away from him,
he'll rip your lungs out Jim
he'll rip your lungs out Jim
But hey, I'd like to meet his tailor
Howl, werewolves of London, howl
Howl, werewolves of London, howl
ヤツは毛むくじゃらの手を持つ紳士さ
ケントで暴れ回った過去を持つ
Howl, werewolves of London, howl
ヤツは毛むくじゃらの手を持つ紳士さ
ケントで暴れ回った過去を持つ
最近は メイフェアでヤツの叫び声が聞こえたってよ
近づかないほうがいい
ジム ヤツはおまえの肺を引き裂いちまうぜ
ジム ヤツはおまえの肺を引き裂いちまうぜ
でもな 俺はヤツの仕立て屋に会いたいよ
ロンドンの狼男が吠える アフーってさ
ロンドンの狼男が吠える アフーってさ
ロンドンの狼男が吠える アフーってさ
Well, I saw Lon Cheney walking with the Queen
Doing the werewolves of London
I saw Lon Cheney Jr. walking with the Queen
I saw a werewolf drinking a piña colada at Trader Vic's
His hair was perfect
Howl, the werewolves of London, howl
Draw blood
ああ ロン・チェイニーが女王と一緒に歩いてるのを見た
ああ ロン・チェイニーが女王と一緒に歩いてるのを見た
“ロンドンの狼男“を演じてるのか
ロン・チェイニー・Jr.が女王と一緒に歩いているのを見た
狼男がトレーダーヴィックスのピニャコラーダを飲んでたよ
ヤツの髪は完璧だった
ロンドンの狼男が吠える アフーってさ
血を流すんだ
(Words and Idioms)
Chow mein(チョウメィン)=中華麺を野菜や肉などの具材とともに炒めた中華料理。日本でいう焼きそば
日本語訳 by 音時

◆ジャクソンの歌う「ロンドンのオオカミ男」。鳴き方もちょっと変わってます。
(Words and Idioms)
Chow mein(チョウメィン)=中華麺を野菜や肉などの具材とともに炒めた中華料理。日本でいう焼きそば
mutilate=〈人の〉手足を切断する. ; 〈ものを〉切り裂く,台なしにする
run amuck=猛り狂う -
run amuck=猛り狂う -
ロン・チェイニー(Lon Chaney, Sr., 1883年4月1日 - 1930年8月26日)は、アメリカ合衆国の俳優。
秀逸なメイクアップと卓越した演技力で「千の顔を持つ男(MAN OF A THOUSAND FACES)」と称された、サイレント映画時代の名優であり、怪奇スター。日本語訳 by 音時

◆ジャクソンの歌う「ロンドンのオオカミ男」。鳴き方もちょっと変わってます。
コメント
コメント一覧 (6)
音時
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またシブい曲をセレクトされましたね。
この曲、私はデヴィッド・リンドレーのアルバム「Very Greacy」に収録されたバージョンでし知りました。ワディ・ワクテル、キース・リチャーズのソロプロジェクトにも参加していた気がします。Musician's Musician達の楽しい雰囲気ですね。
音時
が
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音時
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音時
が
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音時
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ウォーレン・ジヴォンはアメリカ西海岸の音楽シーンを語るうえで重要なミュージシャンです。
1970年にデビューも鳴かず飛ばず。エヴァリー・ブラザースのバックバンドのバンマスで経験を積み
ジャクソン・ブラウンに見いだされ1976年ジャクソンのプロデュースで再デビュー。
そのアルバムの4曲が同年のリンダ・ロンシュタットのアルバムでカバーされました。
その後もスプリングスティーンと共作したり、ニール・ヤングやREMとアルバムをつくったり。
彼のアルバムにはいつも豪華なミュージシャンが参加しています。
セールスがイマイチなので、ギャラはどうなってるのか心配なくらいに。
イーグルス、フリートウッド・マックのメンバー、ボブ・ディラン、ジェリー・ガルシア、
デイヴ・ギルモアからジャズのチック・コリアまで。それだけミュージシャンにも愛された人です。
2003年に肺ガンで56歳の命を閉じましたが、ガン闘病のドキュメンタリーDVDは必見です。
音時
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