ジェイムス・テイラーのクリスマス・アルバム 「JTのクリスマス」。2006年のリリースです。
ほっとして心をあたたかくしてくれるこのアルバムからの1曲です…。

(Wihla Hutson, Alfred Burt)

Released in 2006
From the Album“James Taylor at Christmas”

*原紙は太字

Some children see Him lily white
The baby Jesus born this night
Some children see Him lily white
With tresses soft and fair

彼を百合のように白に見る子どもたちがいる
今夜生まれた 赤ん坊のイエス様を
彼を百合のように白に見る子どもたちがいる
その髪は柔らかくて美しいと

Some children see Him bronzed and brown
The Lord of Heaven to earth come down
Some children see Him bronzed and brown
With dark and heavy hair

彼を褐色で茶色に見る子どもたちがいる
地上に降りてきた天国の主であると
彼を褐色で茶色に見る子どもたちがいる
その髪は黒くて重たげであると

Some children see Him almond-eyed
This Savior whom we kneel beside
Some children see Him almond-eyed
With skin of golden hue

彼の瞳はアーモンド色と見る子どもたち
私たちがそばにひざまづく救世主を
彼の瞳はアーモンド色と見る子どもたち
その肌の色は金色であると

Some children see Him dark as they
Sweet Mary's Son to whom we pray
Some children see him dark as they
And oh, they love Him, too!

彼を自分たちのように暗く見る子どもたち
私たちが祈る愛しいマリアの息子を
彼を自分たちのように暗く見る子どもたち
そして ああ その子らも彼を愛してる!

The children in each different place
Will see the baby Jesus' face
Like theirs, but bright with heavenly grace
And filled with holy light

それぞれ違った場所にいる子どもたちは
幼子イエスの顔を見るでしょう
その子らと同じように天国の恵みで輝き
聖なる光で満たされたイエス様の顔を

O lay aside each earthly thing
And with thy heart as offering
Come worship now the infant King
'Tis love that's born tonight

ああ 地上のあらゆるものをそばに置き
心を捧げましょう
ここに来て 崇拝しよう 幼き王を
今夜生まれたもの それは 愛

'Tis love that's born tonight

今夜生まれたもの それは愛なんです…

(Words and Idioms)
tresses 【名】〈文〉〔女性の〕美しいロングヘア 
fair=汚れのない,清らかな,明瞭な
hue 【名】 色相、〔周波数によって区別される〕色
worship=〈…を〉崇拝する,熱愛する

日本語訳 by 音時

SICP-1542

世界中に訪れるクリスマス。
子ども達はそれぞれ違った場所にいる肌の色がそれぞれ違った子どもたちは、もしかすると生まれたばかりのイエス様を必ずしも白人ではなく、自分と同じ肌の色に見るかもしれない…。

この曲は「世界中の子ども達に平和と自由を…」と歌っているように思えます。


james-tree


◆この曲のSongfactsに書かれていた情報です。

「Some Children See Him」は、1942年から1954年にかけて、家族の古い友人であるウィラ・ハットソンと毎年恒例のクリスマスキャロルを作曲したアメリカのジャズミュージシャン、アルフレッド・バート(1920年4月22日 - 1954年2月7日)によって作曲されました。バートは毎年、このクリスマスの歌をホリデーギフトとして送っていました。これは1951年に彼が作曲したものです。

このキャロルはバート家のメーリングリスト以外ではほとんど知られていませんでしたが、1952年にバートがキング家の毎年恒例のクリスマスパーティーで「Come, Dear Children」を演奏したことで、ハリウッドに彼のクリスマスソングが紹介されました。

クリスマスの超有名曲…とまでは言えないようですが、王道ソングとして、大物アーティストさんが取り上げていますね。


◆こちらはアンディ・ウィリアムスのバージョン。