LPレコードではB面トップがこの曲。
“Borrowed Time”... この言葉について英辞郎 on the webでは、こんな風に載っていました。
borrowed time
わずかな時間、〔九死に一生を得て〕天から与えられた時間
【直訳】借りてきた(おまけのような)時間
と書かれてますが、「余生」とか「死」とかのニュアンスがある言葉なんでしょうかね。
【直訳】借りてきた(おまけのような)時間
また、この言葉を使った文例として
on borrowed time
on borrowed time
《be ~》(もう)いつ終わって[駄目になって]もおかしくない、〔主語の〕終わりは時間の問題である、〔主語には〕もう時間は残っていない◆【直訳】借りてきた(おまけのような)時間上にいる
live on borrowed time
〔病人などが生き延びて〕余分の人生を生きる、余生を過ごす
…というものも載っていました。
◆ウィキペディアによると、ヨーコはジョンのこの曲を聞いて
オノ・ヨーコは2001年6月18日、松村雄策とのインタビューで、この曲の歌詞に関して「死を予知しているみたいな歌」という趣旨の発言をした。…というものも載っていました。
◆ウィキペディアによると、ヨーコはジョンのこの曲を聞いて
と書かれてますが、「余生」とか「死」とかのニュアンスがある言葉なんでしょうかね。

(John Lennon)
Released in 1984
From the Album “Milk and Honey”
*原詞の引用は太字
When I was younger, uh huh
Living confusion and deep despair
When I was younger, uh huh
Living illusion of freedom and power
When I was younger
Full of ideals and broken dreams, my friend
When I was younger, uh huh
Everything simple but not so clear
若かった頃は
混乱と深い絶望の中で生きてたよ
若かった頃は
自由と権力の幻想の中で生きていた
若かった頃は
理想と破れた夢でいっぱいだった そうさ
若かった頃は
すべてがシンプルだが
それほど明確じゃなかったけどね
それほど明確じゃなかったけどね
Living on borrowed time
Without a thought for tomorrow
Living on borrowed time
Without a thought for tomorrow
借りてきた時間での生活
明日のことなど考えずに
借りてきた時間での生活
明日のことなど考えずに
Now I am older
The more that I see, the less that I know for sure
Now I am older, uh huh
The future is brighter and now is the hour
いま 僕は大きくなった
見れば見るほど 確実に知っていることは少なくなる
いま 僕は年をとった
未来はより明るい いまがその時だ
Living on borrowed time
Without a thought for tomorrow
Living on borrowed time
Without a thought for tomorrow
Good to be older
Would not exchange a single day or a year
Good to be older, uh huh (You bet)
Less complication, everything clear
年をとるのはいいことだ
1日だって1年だって替えられない
年をとるのはいいことだ(その通り)
複雑なことが減って すべてが明確になる
Living on borrowed time
Without a thought for tomorrow
Living on borrowed time
Without a thought for tomorrow
借りてきた時間のなかで生きている
明日のことなど考えずに
借りてきた時間のなかで生きている
明日のことなど考えずに
Oh yes
It all seemed so bloody easy then
You know like
What to wear very serious like you know
How am I gonna get rid of the pimples
Does she really love me
All that crap
But now I don't bother about that shit no more
I know she loves me
All I gotta bother about is standing up
Alright you can get out of there
ああ そうだ
そのときはすべてがすごく簡単に思えた
わかるだろ
何を着るかなんてすごく真剣に考えていた
ニキビをどうやって治すかとか
彼女は本当に僕を愛しているかとか
くだらないことばかりさ
でも今はもうそんなことは気にしない
彼女が僕を愛しているのはわかっている
僕が気にしなきゃいけないのは
立ち上がることだけだ
立ち上がることだけだ
よし そこから出て行くんだ
(Words and Idioms)

(Words and Idioms)
pimple=吹き出物{でもの}、にきび、腫れ物
all that kind of crap 〈俗〉そのほか似たようなうんざりすること、~といったもの、~とか何とか
日本語訳 by 音時
all that kind of crap 〈俗〉そのほか似たようなうんざりすること、~といったもの、~とか何とか
日本語訳 by 音時

◆こんな情報も…。(これ冒頭のビデオともちょっと違いますよね?)
PVはビデオ「ジョン・レノン・コレクション」ではビートルズのシェイ・スタジアムの登場から始まりジョンの生涯を追うというものだったがDVD「レノン・レジェンド」では始まりがジョンの幼年時代の写真で様々な角度のを動かしソロ時代のジョンとヨーコの映像を中心にし、ラストのアドリブではジョンがショーンと一緒にいる映像などのジョンの口を早くし「トーク・モア・トーク」のジョンとヨーコが耳に話し合っている映像を使いオリジナルと違い演奏が終わるバージョンに変わっている。
◆勝手な解釈ではありますが、若かりし頃、そしてショーンの子育てのハウス・ハズバンドを経験し、ジョンはなにか自分のなかで「違った」感じを受けていて、借りてきた時間ではなく、自分の時間を取り戻そうと踏み出そうとした曲なんじゃないか、と受け止めています。

◆勝手な解釈ではありますが、若かりし頃、そしてショーンの子育てのハウス・ハズバンドを経験し、ジョンはなにか自分のなかで「違った」感じを受けていて、借りてきた時間ではなく、自分の時間を取り戻そうと踏み出そうとした曲なんじゃないか、と受け止めています。

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