「時代をになう美しき4人の女たちよ! 」

上はVixen(ヴィクセン)の売り込みに国内で使われたキャッチコピーです。
いやー、でも僕はバンド名は知っていましたが、こんなカッコいいガールズ・バンドだとは知らなかった。星船さん、Vixen取り上げてくれてありがとうございます。

“Vixen”ってどういう意味かも含めて、星船さんブログをご覧ください〜。

「ビルボードチャート日記」by 星船

◆女性だけのグループで、ゴーゴーズやバングルスなどもありますがやっぱりポップ色が強いロック。Vixenはメロディアスでコーラスもあるけど基本はロックサウンド!、このあたりはちょっと新鮮だな。なんで当時は知らなかったんだろう(^_^;)。

彼女たちはでも「一発屋」さんではなく、もう1曲“Cryin'”が翌年全米22位(この曲より上位)になっている「二発屋」さんでしたね。

◆ソングライティングは、チューブスのフィー・ウェイビルと、なんとリチャード・マークス。曲づくりに関しての彼らのコメントがWeb上にありましたので、日本語訳の後に紹介します。


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Writer/s: FEE WAYBILL, RICHARD MARX

Released in 1988
US Billboard Hot100#26 
From the Album “Vixen“

*原詞の引用は太字


I can't believe I could've been so blind,
but love is strange

I thought about it for a long long time,
but the truth remains

I don't need another lonely night to dry my tears
The answer's plain as black and white,
and I can see the picture very clear



アタシ こんなに盲目だったなんて信じない
愛って不思議
そんな風にずっと考えてきたけど
真実は変わらない
涙を拭うために孤独な夜を過ごす必要はないわ
答えは 白黒はっきりしてる
そんな絵が私にはくっきり見える

I been living on the edge of a broken heart
I don't wanna fall, I don't wanna crawl
I been living on the edge of a broken heart
Don't you wonder why I gotta say goodbye


傷ついた心のまま 崖っぷちで生きてきた
落ちたくはないし  這い回るのもイヤ
傷ついた心のまま ギリギリ生きてきたわ

アタシたち どうしてサヨナラしなきゃいけないの?


It isn't like you never had
the chance to change your tune

Did you think that I'm a dime a dance,
well the dance is through

I been doing things your way too long,
but baby that's over (baby that's over)

It won't be easy, but I gotta be strong
And if I wanna cry I don't need your shoulder


あなたは私への
態度を変えるチャンスはあったでしょ
アタシを10セントでダンスを踊らせようとしてた

だけど もうダンスはおしまい
アタシは長い間 あなたに合わせてきたけど

でもベイビー もう終わり(ベイビー もう終わりよ)
簡単じゃないけど アタシ強くならなきゃ
泣きたくなっても あなたの肩は要らないわ

I'll find someone else who's nothing like you
And who can play the game as well
And you're gonna be sorry baby
- when it's over



あなたとは似ても似つかない人を見つけるの
そして同じようにゲームができる人
すべて終わったら
あなたは後悔することになる

I been doing things your way too long,
baby that's over (baby that's over)

It won't be easy, but I've got to be strong
And if I wanna cry I don't need your shoulder


あなたのやり方にずっと長い間合わせてきたの
ベイビー もう終わり(おしまいよ ベイビー)
簡単じゃないだろうけど アタシ強くならなきゃ
泣きたくなっても あなたの肩は必要ないわ

I been living on the edge of a broken heart
I been living on the edge of a broken heart
Don't you wonder why I gotta say goodbye
I been living on the edge of a broken heart

崖っぷちを生きてきた 傷ついた心のまま
ギリギリで生きてきた 傷ついた心のまま

サヨナラしなきゃいけない理由はわからない
だけど
私は心は傷ついても生き延びてきたのよ

(Words and Idioms)
change one's tune=言葉遣い[態度・見解・調子]を変える
日本語訳 by 音時

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◆この曲のSongfactsに作者の1人であるリチャード・マークスのインタビューが載っていました。

「僕の最初のツアー中、当時のマネージャー、アレン・コヴァックがヴィクセンと契約したんだ。その理由の1つは、彼女たちが僕と同じEMIレーベルに所属していたからだった。だから、彼はこの女性だけの『ヘビーメタルバンド』を引き受けたいと思ったんだ。」
 彼らはヘビーメタルとみなされていたけど、本物のロックバンドだったよ。ツアー中に彼が電話してきて、「君がライブをやらない日が2日ある。こんなことを聞​​くのは嫌だけど、僕はこのバンドのマネージャーなんだ。すごくいいアルバムがあるけど、まだ最初のシングルがないんだ」と言ってきた。



彼はレコードのトラックを何曲か送ってくれ。僕はバンドのサウンドが大好きで、特にヴォーカルのジャネット・ガードナーに本当に感銘を受けたんだ。素晴らしいと思ったし刺激的だった。「彼女の声で曲を書いてみたい」と思ってすぐに書いたのさ。だけど、プレッシャーもかかっていたんだ。曲づくりはすごく早く書けても、歌詞には時間がかかることもあり。だからFee に電話したんだ。

曲の作業テープを彼に送り、タイトルも決め - I been living on the edge of a broken heart - って歌ってみたのさ。そしたら彼はそれをそのままやって、歌詞を仕上げてくれた。2 週間後だったと思うけど、プロデュースも頼まれたんだ。それで、ツアーから 1 日休みを取って、LA に飛んでレコードを録音し…ヒットとなったんだ!。」

リチャードはだいぶやりがいを感じて、曲を作ったようですね!
(冒頭のPVにも出演していましたね)

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◆ちなみにこんな話も書かれていました。

Vixenが次のアルバムをレコーディングしたとき、リチャード・マークスとフィー・ウェイビルはまた曲を書いたそうです。でも、バンドはもっと自分たちで曲を書きたいと考えてそれを却下した、とのこと…。

Vixenのセカンド・アルバム「Rev It Up」(1990)は収録曲のほとんどがバンドメンバーが書いたオリジナル曲…彼女たちは その後1年間ツアーを行い、自らのショーでヘッドライナーを務めたり、KISSやディープ・パープルなどのバンドのサポートを務めたりしましたが、1991 年半ばにツアーが終了した後、1992年に音楽性の違いにより 1992 年に解散…となりました。(1997年に再結成、解散、再結成…で現在に至っているようです)