この曲がサナンダ・マイトレーヤのデビュー曲。(2001年にテレンス・トレント・ダービーから改名)
最初からPVを見たかもしれませんね。ステージでの彼の全身を使ったハスキーでシャウトするボーカルがカッコいい。

だけど米国ではこの曲ではちょっと違った雰囲気の“Wishing Well”がチャートに昇ってきた(最終的には全米1位に)ので、あれ?と思いました。(この曲がTOP40入りを逃すとは…思ってませんでした…)(^_^;)

この曲のSongfactsページより:
マイトレーヤはニューヨークで生まれましたが、CBSレコードと契約したときはイギリスに住んでいました。彼の最初の成功はイギリスで、イギリスのテレビで何度もパフォーマンスしたことでこの曲は人気を博し、ソウルフルなサウンド、巧みなダンスの動き、ユニークなスタイルで視聴者を魅了しました。しかし、MTVはそれを無視し、この曲はアメリカで68位にとどまりました。ダービーの次のシングル「Wishing Well」はアメリカでのブレイクスルーとなり、MTVで何度もオンエアされ、ホット100で1位を獲得した。

◆この曲はマイトレーヤによると…彼の想像力から生まれた曲だそうです。

「俺の曲のほとんどは自伝的というよりは、他人が共感できる状況に俺自身を置いているという感じなんだ。」(マイトレーヤとの2005年のSongfactsインタビューより)


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Songwriter(s) Terence Trent D'Arby, Rob Miller

Released in 1987 
UK Singles#7
US Billboard Hot 100#68

From the Album
“Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby”

*原詞の引用は太字

Sweetheart listen,
I know the last few pages
Haven't been good for the both of us
And I've caused you a lot of grief
But put those bags down, o.k.?

Before you make a decision like that,
Please just listen to me
'Cos I don't want you to leave.
I definately don't want you to leave
Just hear me out.

愛しい人  聞いてくれ
わかってるよ 最後の数ページは 
俺たち二人にとって良くなかった
そして俺はおまえにたくさんの悲しみを与えた
でも  その荷物を置いていいかな?

おまえがそんな風に決断をする前に
どうか 俺の言うことを聞いて
おまえに去ってほしくない
絶対に去ってほしくないから
俺の言うことを聞いてくれ

Honey, don't leave me now
With my head on my shoulders wrong
Have I done something wrong for you to leave?
I know I've been careless, girl
And I must apologize
I'll try better next time, baby
If you let me stay

なあ  今 俺を残して行かないで
察しが悪くて わからないまま行かないで
おまえが去ってしまうような悪いことをしたかい?
自分が不注意だったことはわかっている ガール
俺は謝らなきゃいけないよな
次はもっと頑張るからさ ベイビー
おまえが俺を いさせてくれるなら

If you let me stay
I'll say what I should've said
If you let me stay
I should have said that I love you
It you let me stay
And I should have said it from my heart
If you let me stay

でもおまえが俺を
おまえが俺を いさせてくれるなら
俺は言うべきだったことを言う
おまえが俺を残してくれるなら
おまえを愛していると言うべきだった
おまえが俺といてくれるなら
俺は心の底から 言うべきだった
俺がこのまま いていいのなら

How can I compensate
For my indiscretions, dear
Tell me it's not too late
That I'd love to hear

If you walk out on me
You will see a grown man cry
I didn't miss my water
Till my well ran dry

僕の軽率さを
どう埋め合わせればいい?
まだ遅くないって言ってよ
僕はそれが聞きたいんだ

もしきみが僕のもとを去ったら
きみは大人の男が泣くのを見ることになる
僕は自分の井戸が枯れてしまうまで
水が欲しくなかったわけじゃない

But if you let me stay
If you let me stay
I'll say what I should've said
If you let me stay
I should have said that I love you
It you let me stay
And I should have said it from my heart
If you let me stay

でもおまえが俺を
おまえが俺を いさせてくれるなら
俺は言うべきだったことを言う
おまえが俺を残してくれるなら
おまえを愛していると言うべきだった
おまえが俺といてくれるなら
俺は心の底から 言うべきだった
俺がこのまま いていいのなら

Your pretensions aim for gullible fools
And now who needs you anyway?
I'll get mine elsewhere
I taught the school
You will regret it someday

おまえのそぶりは 騙されやすいカモを狙ってる
ところで 今
おまえを必要としてるヤツなんているのかよ?
俺はどこか他の場所で相手を見つける
俺は仲間連中にも教えたんだ
おまえはいつかきっと 後悔するよ

If you let me stay
I'll say what I should've said
If you let me stay
I should have said that I love you
It you let me stay
And I should have said it from my heart
If you let me stay

おまえが俺を いさせてくれるなら
俺は言うべきだったことを言う
おまえが俺を残してくれるなら
おまえを愛していると言うべきだった
おまえが俺といてくれるなら
俺は心の底から 言うべきだった
俺がこのまま いてもいいのなら

(Words and Idioms)
cf.have a good head on one's shoulders 機転が利く、頭の回転が速い
【直訳】肩の上に良い頭を持っている
compensate · 相殺する、釣り合いを取る · 補う、埋め合わせをする
indiscretions =軽率な行為
elsewhere=どこかよそに、そのほかの場所では
pretension=偽りの見せかけ,ふり,装い
gullible=だまされやすい,信じ込みやすい,うのみにする
school=〔哲学や芸術などの〕学派、流派、〔習慣や立場が同じ〕派、集団

日本語訳 by 音時


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◆和訳は…んー、最後のところ

I taught the school
You will regret it someday

直訳すると“俺は学校を教えた“…ですが意味がわかりません。
“学校で教わった”だとすると、“I was taught at school ” または“I learned it at school.“でしょう。
teach/taughtだと「教える側」だし、「学校で」であれば“at”が付くだろうし…?

そこで思ったのですが、“school”の意味が学校ではなく何かしらスラングなのでは?

で調べてみると…“school”には下記のような意味があることを発見!

〔哲学や芸術などの〕学派、流派
〔習慣や立場が同じ〕派、集団

これは「俺みたいなヤツらに教えたんだ」という意味なんじゃないか?
そのスタンスで和訳しました…。