先週金曜(10月11日)の「全米トップ40ファンクラブ」の恒例【選曲のツボ~???の1曲】のテーマが「食欲の「秋」・・・」でした。「食べ物」や「食べること」についての取り上げた曲(タイトルや内容)をあなたならどの曲を選びますか?というお題です。

僕は紹介する曲は「自分の和訳ブログで取り上げている曲を和訳とともに取り上げる」という条件を自分に課している(勝手に)ので、いろいろ考えた挙げ句、最終的には下記の5曲にしました。

1)Hungry Like The Wolf / ハングリー・ライク・ザ・ウルフ(Duran Duran / デュラン・デュラン)1983
2)Lunch Hour / ランチ・アワー(Rupert Holmes / ルパート・ホルムス)1979
3)Lick It Up / 地獄の回想(KISS / キッス)1983 
4)Dinner With Gershwin / ディナー・ウィズ・ガーシュウィン(Donna Summer / ドナ・サマー)1987 
5)Chocolate Girl / チョコレート・ガール(Deacon Blue / ディーコン・ブルー)1988

が、実は選曲の過程のなかで、真っ先に頭に浮かんだのはこの曲、“Junk Food Junkie”でした。

いつか取り上げようとずっと思っていて、これまで和訳しなかったことを悔やみました(^_^;)。

そんなわけで、次にこの曲を【選曲のツボ~???の1曲】で取り上げられることができるよう、このお休み中に取り上げた…わけです笑。

◆この曲は、昼間は自然食を好み、みんなにしっかりした人物と思われ、「ミスター・ナチュラル」とも言われている主人公が、夜ひとりになると、秘密の自分の部屋でジャンク・フードをバクバク食べる「ジャンク・フード・ジャンキー(中毒)」になるという歌。


この曲のSongfactsページからの情報ですが、この曲が流行した1976 年、米国全体でも健康食品が大流行したそうです。ヨーグルト、小麦胚芽、黒砂糖、イナゴマメをまぶしたひまわりの種など…。
ベビーブーマー世代 (1940 年代生まれ) がちょうど 30 代、40 代になり、もっと長生きしたければパーティーをやめてジョギングを始めようと考えられ、国全体でジョギングも流行したそうです。

◆ラリー・グロスは、本職?は、カントリーミュージックのソングライターやラジオの司会者。ディズニーの Children's Favorites アルバムシリーズをレコーディングもしています。しかし、この大ヒットのせいで、彼は「ジャンク・フード・ジャンキー」の「一発屋」として名を残しました…!(^_^;)


LarryJunk


Songwriter(s) Larry Groce

Released in1975 
US Billboard Hot100#9
from the album“”Junkfood Junkie” 

*原詞の引用は太字


You know I love that organic cooking
I always ask for more
And they call me Mr. Natural
On down to the health food store

そうさ 僕はオーガニック料理が大好き
いつも それ以上のものを求めるんだ
みんな 僕のことをミスター・ナチュラルと呼ぶ
健康食品店に行くんだ

I only eat good sea salt
White sugar don't touch my lips
And my friends is always
Begging me to take them
On macrobiotic trips
Yes, they are

僕は良質の海塩しか口にはしない
白い砂糖なんて僕の口は入れないんだ
そして僕の友達はいつもせがむんだ
“自然食漬けの旅行“に連れていってくれって
そう みんなそうなんだ

Oh, but at night I stake out my strongbox
That I keep under lock and key
And I take it off to my closet
Where nobody else can see

でも 夜になると貴重品入れに目を光らせる
僕が鍵をかけて保管してる箱なんだ
そして クローゼットに持っていくのさ
誰にも見つからないようにね

I open that door so slowly
Take a peek up north and south
Then I pull out a Hostess Twinkie
And I pop it in my mouth

ゆっくりと扉を開けて
北や南を チラッと見る
それからトゥインキーを取り出して
口に放り込むのさ

71crNSyvVsL.__AC_SY300_SX300_QL70_ML2_


Yeah, in the daytime I'm Mr. Natural
Just as healthy as I can be
But at night I'm a junk food junkie
Good lord have pity on me

そうさ 昼間の僕はミスター・ナチュラル
できるだけ健康的に過ごすんだ
だけど 夜はジャンクフード・ジャンキー
神様  どうか僕を憐れんでくれ

Well, at lunchtime
You can always find me
At the Whole Earth Vitamin Bar
Just sucking on my plain white yogurt
From my hand thrown pottery jar

そうさ ランチタイムには
きみは いつも僕を見かけるだろう
ホール・アース・ビタミン・バーでね
プレーンな白いヨーグルトを
手作りの陶器の瓶から舐めてるんだ

And sippin' a little hand pressed cider
With a carrot stick for dessert
And wiping my face
In a natural way
On the sleeve of my peasant shirt
Oh yeah

ちょっとずつ飲むのは 手で絞ったサイダー
デザートには
ニンジン・スティックをいただくとしよう
そして顔を拭くのも自然な方法さ
田舎風シャツの袖でね
Oh Yeah

Ah, but when that clock strikes midnight
And I'm all by myself
I work that combination
On my secret hideaway shelf

ああでも 時計が真夜中を告げると
僕は一人きりになれるんだ
あれこれ 組み合わせを楽しむんだ
秘密の隠れ家の棚の上でね

And I pull out some Fritos corn chips
Dr. Pepper and an Ole Moon Pie
Then I sit back in glorious expectation
Of a genuine junk food high

フリトスのコーン・チップスを取り出して
ドクター・ペッパーとオールムーンパイ
そして 素晴らしい期待を抱いて座るんだ
本物のジャンク・フードでハイになって

91Xnq3ur84L._AC_UF894,1000_QL80_Screenshot 2024-10-13 10.00.43


Oh yeah, in the daytime I'm Mr. Natural
Just as healthy as I can be
But at night I'm a junk food junkie
Good lord have pity on me

そう 僕は昼間はミスター・ナチュラル
できる限り健康的とあろうとするんだ
だけど夜には ジャンク・フード・ジャンキー
神様  どうか僕を憐れんで

My friends down at the commune
They think I'm pretty neat
Oh, I don't know nothing about arts and crafts
But I give 'em all something to eat
I'm a friend to old Euell Gibbons
And I only eat homegrown spice
I got a John Keats autographed Grecian urn
Filled up with my brown rice
Yes, I do

仲のいい近しい友達は
僕をしっかりしたヤツだと思っている
ああ 僕は 芸術や工芸については何も知らない
でも 僕はみんなに 何か食べ物をあげてるよ
僕は有名な自然食の第一人者と友達で
自家製のスパイスしか食べないし
ジョン・キーツのサイン入りの
ギリシャ壷があるけど
中は 玄米でいっぱいなんだ
そうさ

Oh, but folks lately I have been spotted
With a Big Mac on my breath
Stumbling into a Colonel Sanders
With a face as white as death
I'm afraid someday they'll find me
Just stretched out on my bed
With a handful of Pringles Potato Chips
And a Ding Dong by my head

ああでも 最近は
ビッグマックを口にして
顔が真っ青になって
カーネル・サンダースの店に
よろめいてるところを目撃されたんだ
いつか誰かに見つかることを恐れてるのさ
ベッドに寝そべって
プリングルズのポテトチップスを一掴みして
頭の横にディン・ドンを置いて
毎日過ごしてるのをね

P06SNA0487_m Ding Dong



In the daytime I'm Mr. Natural
Just as healthy as I can be
But at night I'm a junk food junkie
Good lord have pity on me

昼間はミスター・ナチュラルとして
できるだけ健康的に過ごしてるのに
夜になると ジャンク・フード・ジャンキーさ
神様  どうか僕を憐れんでよ


(Words and Idioms)
macrobiotic 【形】 マクロビオティックの、長寿食の、健康食の、自然食の 長寿の
strongbox=金庫、貴重品箱
 Euell Gibbons=田舎暮らしと自然食の第一人者。このテーマに関する著書を多数執筆している。(「野生のアスパラガスを追いかけて」、「糖尿病食でごちそう」など)
John Keats=詩人、「ギリシャの壺に捧げる頌歌」を書いた
Grecian urn(ギリシャの壷)=ジョン・キーツの詩「Ode on a Grecian Urn」に登場する言葉
autographed 〔著名人などの〕サイン入りの
be spotted 〜ing=〜しているのが目撃される

日本語訳 by 音時


JFJ


◆この曲のSongfactsに歌詞に出てくる名詞の説明が出ていましたので、引用させていただこうと思います。(原文はこちら


「ジャンキー」は、もちろん麻薬中毒者を指す俗語で、麻薬中毒者は二重生活を送り、法律を逃れようとしながら麻薬の習慣を維持しています。この曲のポイントは、密かにジャンクフードにはまっているが、仲間には健康オタクに見えるという点だ。

「ミスター・ナチュラル」は、ヒッピーの象徴でアンダーグラウンドの漫画家ロバート・クラムと、彼の白ひげのキャラクター「ミスター・ナチュラル」(「キープ・オン・トラックイン」の漫画を見たことがあるだろうか?あの人だ!)への言及でもある。

「マクロビオティック・トリップ」:実際の「トリップ」はなかったが、「マクロビオティック」は健康食品店で人気の流行語だった。穀物や豆類に欲しいもの、徹底的に粉砕され加工されたもので、レンズ豆のピューレがスムージーのように飲み込める。トイレの近くにいよう。短時間のトリップになるから。

「ホール・アース・ビタミン・バー」:そんな店はなかったが、現代のジュースバーの前身のような、予想通りの店はたくさんあった。 「ホール・アース」は、ヒッピーの聖なる遺物であるホール・アース・カタログへの言及です。

「コミューン」と「アート&クラフト」: グループホーム生活やオルタナティブ・ライフスタイル (スワッピングや「オープン・マリッジ」など) は一般的な習慣で、通常はロバート・A・ハインラインの小説「異星人の旅人」に描かれた自由恋愛の共同生活に倣おうとしていましたが、結局はハーラン・エリスンの短編小説「ガラスのゴブリンのように砕け散った」に描かれた、薬物による幻覚の悪夢に陥りました。ちなみに、この世代の多くの人はアート&クラフトで生計を立てようともしました。今日リサイクルショップで見かけるマクラメのフクロウ (そのガラスの目は永遠に私たちの悪夢を見続けるでしょう)、籐の家具、ベルベットの絵画は、この運動の名残です。

ユーエル・ギボンズは、田舎暮らしと自然食の第一人者で、このテーマに関する著書を多数執筆しており、そのタイトルは「野生のアスパラガスを追いかけて」、「ビーチコマーのハンドブック」、「糖尿病食でごちそう」などです。

ジョン・キーツは、私たちが知る限り健康マニアとは無関係です。これは詩人のジョン・キーツで、「ギリシャの壺に捧げる頌歌」を書いた人物です。つまり、ギリシャ美術も流行っていたわけですが、この誇張表現は、彼が玄米を常備することにどれほど熱心だったかを示しているに過ぎません。
もちろん、さまざまなジャンクフードは、今日でも同じ形で、ほとんど同じ名前で非常によく見かけるので、紹介する必要はありません。一方、ブランマフィンはありがたいことに遠い記憶です。これは当然のことです。なぜなら、70年代に生きていた人なら誰でもわかるように、すべての食べ物は、芝刈り後の乾燥した刈りカスを食べているのとまったく同じ味だったからです。モー!



◆ラリー、こんな顔してたんですね(^_^;)



◆ラリーが“American Bandstand”に出演。歌を歌ったあとにインタビューもあります。