J.D.Southerが天国に旅立って10日が経とうとしています…。
僕は彼の"You're Only Lonely"はポップス史に残る名曲!と思っています。日本でもヒットしたし、時代を越えてCMにも使われていますので、耳にしたことのある若い人も多いんじゃないかな。
僕は彼の"You're Only Lonely"はポップス史に残る名曲!と思っています。日本でもヒットしたし、時代を越えてCMにも使われていますので、耳にしたことのある若い人も多いんじゃないかな。
そしてこの曲は"You're Only Lonely"が収録された同名アルバム"You're Only Lonely"(1979年)から5年が経過。1984年に次作としてリリースされたアルバム「ロマンティック・ナイト(Home By Dawn)」の収録曲「夢に見る面影(Don't Know What I'm Gonna Do)」です。
「ロマンティック・ナイト」は"You're Only Lonely"から5年経っていましたが、J.D.の名前はまだ記憶に残っていたなか、日本でも結構レコード会社さんがプッシュしていたような記憶があります。僕もすぐにレンタルレコードで借りました(←買わんのかい!)
(J.D.Souther)
Released in 1984
From The Album“Home By Dawn”
*原詞の引用は太字
I don't want to spend one more night.
Dreaming these dreams about you.
I don't even know if I'm wrong or right.
I just don't know what I'm gonna do.
一晩だってもう嫌なんだ
きみのことを夢に見てしまうから
正しいのか間違ってるのかさえわからない
僕はこれから何をしたらいいんだろう
I've been thinking of some things to say.
But, I'm a poor boy in love with you.
Gee, I never thought it would go this way.
Now, I don't know what I'm gonna do.
ずっと考えてきたんだ 言うべきことを
だけど僕は
きみを好きになってしまったただの幼いガキさ
ああ こんな風になるとは思ってなかった
今の僕は 自分がどうしていいかわからない
Here you are so close to me.
And I'm not the kind to just wait here.
Patiently...
きみはここ 僕のそばにいる
僕はそんなヤツじゃない
ここできみを辛抱強く待つなんて…
Part of you belongs to him.
And I'm just the kind to come back again.
きみの心がアイツに傾きかけていても
僕はまた取り戻そうと頑張っちゃう
そんなヤツなのさ
No, I don't wanna spend one more night.
Dreaming, these dreams about you.
I don't even care if I'm wrong or if I'm right.
I just don't know what I'm gonna do.
No,I don't know what I'm gonna do.
Baby,I don't know what I'm gonna do.
ああ もうきみの夢を見る夜は
一晩だって過ごしたくないんだよ
自分が正しいのか間違ってるのかすらわからない
僕はどうしていけばいいんだろ?
そうさ 僕はどうしていけばいいのかな
ベイビー 僕は何をしたらいいんだろう…
日本語訳 by 音時
◆ゲストが豪華なアルバムでした。ドン・ヘンリー、ティモシー・B・シュミット、リンダ・ロンシュタットの名前があったので、ゲスト参加曲をまず注目で聴いてしまいました。
オープニングでいきなりのドン・ヘンリー参加曲=邦題で「夜明けのロックン・ロール」と付けられたタイトル曲「Home By Dawn」。前作の優しいサウンドのイメージがあったので、このロックンロール・ナンバーはちょっと面くらいました。ドラムをJ.D.が叩いてることからも仲間とノリノリでレコーディングしたのかな、なんて思いました。また、リンダが参加の「セイ・ユー・ウィル」はJ.D.とダニーコーチマーの作品です。うーん、でもこの2曲といい、ちょっとゲストの存在感も薄く、曲自体も取り立てていい曲とは言い難いような…(^▽^;)。
アルバムのなかでは僕としてはやっぱり「優しい雨に(Go Ahead And Rain)」や今回取り上げた「夢に見る面影(Don't Know What I'm Gonna Do)」などJ.D.の優しい歌声が生きた曲や、「ただ君のために(I'll Take Care Of You)」などのバラード曲がよかったな。
◆この曲、好きな彼女の気持ちが、自分だけでなく外のヤツにも傾いている(Part of you belongs to him)なかで、理性では彼女の気持ちを尊重したいと思っても、毎日のように夢に見るなかでなにかせずにはいられない、じれったい想い。"僕は何をしたらいいんだろう?"と自分に問いかける主人公。大人の恋ではなく、 "I'm a poor boy in love with you."と言っているように、まだ若い年代の恋を歌ってるんだろうと思います。後半、ファルセットになるところなんか、この初々しい気持ち…セイシュンだなあ(^▽^;)。
◆アルバムの原題「Home By Dawn」のタイトル曲「Home By Dawn」。J.Dはドラムを叩いてます。クレジットには、バック・コーラスにドン・ヘンリーが参加してとなっているが、もう少し存在感を出してほしかった(^▽^;)。
◆こちらはリンダ・ロンシュタッドとのデュエット曲「Say You Will」。J.Dとダニー・コーチマーの共作です。
◆しっとりとしたバラード「ただ君のために(I'll Take Care Of You)」。J.D.がピアノを弾きながら歌います。
コメント
コメント一覧 (2)
音時
がしました
先行シングル「優しい雨に」は良く耳にしたしその切ないメロディにヤラれてアルバムも買いましたが(笑)本国ではハズれましたね・・・
アルバム最後の2曲を除いては(笑)メリハリの効いた全体的にはいい作品かなと思いましたがちょっとカラフルな 84年には合わなかったんでしょうか
「夢に見る面影」他ここで紹介されてますスロー&ミディアム系は本当に美しいです。美しすぎますね
最後になりましたがそう言われてみればせっかくの豪華ゲスト陣の存在感が確かに薄いですね(笑)
音時
がしました