ウィル・ジェニングスさんの追悼記事(クリック)に「野うさぎ」さんからこの歌をぜひ和訳して!とリクエストいただきました。実は知らない曲だったのですが、聴いてみたら…これが「名曲」!じゃないですか。
(野うさぎさんコメントより引用)
1981年の「I'm So Glad I'm Standing Here Today(邦題:明日への道標)」
ヴォーカルはジョー・コッカーでした。当時のコッカーは酒に溺れどん底状態だったので、
クルセイダーズから声がかかり、大いに喜んだそうです。
歌詞も「再び大舞台に立てることの喜び」を表現した、当時のコッカーにふさわしいものでした。
この曲をへて、あの「愛と青春の旅立ち」へとつながっていくのですが。
ちょっと出来はどうであれ、この曲は「Neverending Music」の1曲にぜひとも加えなくては!と使命にかられて調子にのって和訳してしまいました…。
邦題もいいですね。「明日への道標(あすへのみちしるべ)」。
今を生きている誰もが明日への道標が必要…だと思うのです。
でもそれは他の誰かから与えられるものではなく…。
ジョー・コッカーの歌も心に響きます…。
ジョーも飲んだくれ状態から自分の足で立ち上がって…大ヒット曲(デュエットでしたが)を生み出したストーリーに胸があつくなってしまいました(T_T)。

(Joe Sample, Will Jennings)
Released in 1981
From the Album “Standing Tall”
*原詞の引用は太字
There were times, I remember
Had to fight just to hold my head up
Those times when even my friends
Tried to make a fool of me
There were things that my heart attacked
That they just couldn't see
そんな時があったのを覚えてる
頭を上げて戦わなくちゃならなかった日々を
友達でさえ
俺を馬鹿にしようとしていた時があった
自分の心が襲われた時もあったけど
連中にはそれが見えなかったんだ
Some said, "I was hopeless
Mind tangled in the night"
Strong hearts just keep goin'
That is why I'm still standing here today
あるヤツは言った 俺が“絶望的だ“って
“夜のいさかいには注意しろ“って
強い心があれば ただ進み続けられる
それが俺が今日もここに立っている理由さ
Come together, raise up your voices
This time my song of love and life won't go away
I'll sing forever here in the sunshine
I've lived to see the sun break through the storm
I'm so glad, I'm standing here today
一緒に来いよ 声を上げよう
今度こそ 俺の愛と人生の歌は消えていかない
俺はここで太陽の下で永遠に歌う
生きてきたのさ 嵐を突き抜ける太陽を見るために
本当に嬉しいんだ 今日ここに立ててることが
If your lost in your troubles
And the world just seems to forget you
If you remember sunshine
Even on your darkest day
Just follow what your heart says
And you will find the way
もしも おまえが悩みに迷い
世界が おまえを忘れてしまったようだったら
もしも おまえが太陽の輝きを覚えているなら
たとえどんな暗い日でも
ただおまえの心が言うことに従うんだ
そしたら おまえは道を見つけられる
Some said "I was hopeless
Mind tangled in the night"
Strong hearts just keep goin'
That is why I'm still standing here today
あるヤツは言った 俺が“絶望的だ“と
“夜のいさかいには気をつけろ“って
強い心はただ進み続ける
だから俺は今日もここに立ってるんだ
“夜のいさかいには気をつけろ“って
強い心はただ進み続ける
だから俺は今日もここに立ってるんだ
Come together, raise up your voices
This time my song of love and life won't go away
I'll sing forever here in the sunshine
I've lived to see the sun break through the storm
I'm so glad, I'm standing here today
みんな集まってこい 声をあげるんだ
今度こそ 俺の愛と人生の歌は消えたりない
俺は永遠に歌う ここで 太陽の光の中で
生きてきたのは 嵐を突き抜ける太陽を見るためさ
すごく嬉しいんだ 俺は今日ここで立っている
Come together, raise up your voices
This time my song of love and life it won't go away
I'll sing forever here in the sunshine
I've lived to see the sun break through the storm
I'm so glad, I'm standing here today
みんな集まってこい 声をあげるんだ
今度こそ 俺の愛と人生の歌は消えたりない
俺は永遠に歌う ここで 太陽の光の中で
俺が生きてきたのは
嵐を突き抜ける太陽を見るため
俺は今日ここで両足で立ってるのが嬉しいんだ
I've lived to see the sun break through the dawn
And I'm so glad I'm standing here today
夜明けから 太陽の光が射し込んで来る…
いまここで歌ってる俺は 幸せを感じてる…
(Words and Idioms)
Mind=〔~に〕気を付ける、〔~に〕注意を払う
・Mind your language [tongue]. : 言葉遣いに気を付けなさい。tangle =〔繊維などの〕もつれ、からみ · 〔事態・状況などの〕紛糾
日本語訳 by 音時

・Mind your language [tongue]. : 言葉遣いに気を付けなさい。tangle =〔繊維などの〕もつれ、からみ · 〔事態・状況などの〕紛糾
日本語訳 by 音時

◆クルセイダーズのアルバム「Standing Tall」には、ジョー・コッカーは2曲ゲストとして参加していたようです。もう1曲がこの曲でした。“This Old World's Too Funky For Me“(邦題;ファンキー・ワールド)
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
「もしもおまえが悩みに迷い~おまえは道を見つけられる」の部分とか、たまりませんね。
因みにビルボードシングルチャートは1981年97位、アルバムはポップ59位、ジャズ2位。
もっと上でもいいのにって思いますよね。
でも、宮治淳一さん曰く「100位以内に入ればヒット曲」とのことで、心に残る曲です。
ウィル・ジェニングスの記事に書いた「Soul Shadows」とともに、
日本でもシングルカットされていたことは知りませんでした。
話それますが「soul shadows on my mind」ってどう訳すんでしょう。心の影?心の闇?
歌詞にミュージシャンが出てくるので、ソウルミュージック全般を指しているとも取れますし
なんか解釈が難しそうです。こちらも気が向いたらよろしくお願いします。
あとジョー・コッカーの隠れた?(というか立派なTOP40ヒットでした)名曲としては、
エリック・クラプトンが2014年以降のライヴで、今でもアンコールのラストに演っている
「High Time We Went」という曲は、1971年に22位まで上がってます。
作詞作曲の分担は不明ですが、珍しくコッカーが曲作りにも関わってます。
(キーボード奏者クリス・ステイントンとの共作)
クリスはクラプトンバンドのメンバーでもあるので、そんなつながりなのでしょう。
なぜかライヴではクラプトンは歌わずに、ギターに専念。
バンドのもう一人のキーボード、ポール・キャラックがヴォーカルを担当しています。
キャラックも実はヒット曲の多い人で「エース」「マイク&ザ・メカニクス」
そしてソロでTOP10ヒットを持ってますね。
音時
が
しました