キッスのサード・アルバムにあたる「Dressed To Kill」は「地獄からの接吻」という邦題がついて、日本ではデビューアルバムとして1975年3月にリリースされました。

キッスは次作のライヴ・アルバム"KISS Alive!(地獄の狂獣)での"Rock And Roll All Nite"でブレイクしますが、そのスタジオバージョンも"Dressed To Kiss"に収録されていました。このアルバムからのシングル"激しい愛を"は結構好きでしたね!"カモ~ン、ンラアヴミ~♪"なんて女性と実際に会話したことはありませんが(←あたりまえだろ)、かっこよかったですね!

 ↓ このシングルジャケットのジーンの表情   すごく覚えてる!

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 Writer(s) Paul Stanley 

Released in 1975
From The Album"Dressed to Kill"

*原詞の引用は太字


She's a dancer, 
a romancer
I'm a Capricorn 
and she's a Cancer
She saw my picture in a music magazine

アイツはダンサー 
ロマンティストさ
俺はやぎ座の生まれで
アイツはカニ座
俺を音楽雑誌で見たことあるってさ

When she met me, 
said she'd get me
Touched her hips 
and told me 
that she'd let me
I took her hand, 
baby this is what I said

俺と会ったとき 
アイツは"つかまえた!"ってさ
俺がヒップに触ったら
"させてあげる"ってよ
俺はアイツの手をとって
こう言ったんだ

I said, 
"Baby, baby, don't you hesitate
'Cause I just can't wait
Lady, won't you take me down to my knees
You can do what you please
C'mon and love me"

"ベイビーベイビー 恥ずかしがるなよ
だって 俺は待てないのさ
なあ 俺をひざまずかせてみないか
どうぞ 好きなようにしていいからさ
さあ 俺を愛してくれよ"

I'm a man, I'm no baby
And you're lookin' every inch a lady
You're good lookin' 
and you're lookin' 
like you should be good

俺はいっぱしの男さ ベイビーじゃないぜ
おまえも隅から隅まで魅力的な女だよ
おまえはきれいな女で
こうあるべきってくらいのルックスさ

You were distant
now you're nearer
I can feel your face inside the mirror
The lights are out 
and I can feel you, baby, with my hand

前は遠くにいたけど
今じゃこんなに近くにいる
鏡のなかにお前の顔が見えるよ
灯りを消したら
ベイビー おまえをこの手に感じられるさ

So baby, baby, don't you hesitate
'Cause I just can't wait
Lady, won't you take me down to my knees
You can do what you please

だからさ ベイビー 尻込みすんなって
俺は待てないんだから
なあ 俺をひざまずかせてみろって
おまえの好きなようにしていいんだから

Come on and love me
Come on and love me
Come on and love me
Come on and love me

さあ 俺を愛してくれよ
なあ 俺を愛してくれよ

Baby, baby, don't you hesitate
'Cause I just can't wait
Lady, won't you take me down to my knees
You can do what you please

ベイビー ベイビー 遠慮すんなよ
俺だって待てないんだから
なあ 俺をひざまずかせてみろよって
どうぞ 貴女のお好きなように…

Come on and love me
Come on and love me
Come on and love me
Come on and love me

さあ 俺を愛していいんだぜ
さあ 俺を愛していいんだぜ

Come on and love me
Come on and love me
Come on and love me
Come on and love me

さあ 俺を愛してくれよ
さあ 俺を愛してくれよ

日本語訳 by 音時

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◆実は当時、キッスの所属していたカサブランカ・レーベルはまだ日本のレコード会社と契約をしていませんでした。カサブランカの若社長ニール・ボガードはキッスを含めいくつかのアーティストの音やプロモ・フィルムを持って日本にやってきて、数社との商談の結果、ビクター音楽産業(現ビクター・エンタテインメント)と契約を結びます。実はキッスは"おまけ"だった…という面白い話があります。

 日本のビクター産業はカサブランカのアーチストのなかで、当時、人気絶頂にあったスージー・クアトロの姉であるパティ・クアトロが新メンバーとして加入したという"ファニー"というバンドに興味があって、間違いなく日本で売れるだろうと考えて契約した、とのこと。

今、ファニーと聞いても知ってる人はまずいないだろうと思いますが、"ファニー"なくしてはカサブランカと日本ビクターとの契約もなかった…という話です。

◆さて"激しい愛を"ですが、この曲を作る際には、ポール・スタンレーはムーディー・ブルースの"Quesions "という曲に影響されたと言っています。(全英2位、全米21位。1970年のアルバム"A Question of Balance"収録)下に音源Youtubeを貼りつけましたので、興味があれば聞いてみてください。うん、なんとなくね…。

 歌詞にて"俺はやぎ座、お前はカニ座"ですが、星占い(恋人たちの占星学)によると…「どちらも家庭を大切にするタイプ」だそうだ。おいおい、"カモ~ン!"とか言ってる場合じゃないぜ。

 邦題「地獄への接吻」ってすごい。
 めったに使うことがないのに、
 この邦題のおかげで「接吻」って漢字で書けるようになりました!笑

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◆"激しい愛を"が日本で最高位15位になった週のチャートです。
TBS今週のポップスベスト10 1975年12/13付

ウイングス、オリビア強いね。S&Gがそれぞれにアルバムを出したときだったんですね。4位と7位にランクインしてます。

1  1 ワインカラーの少女(ウイングス)">ワインカラーの少女(ウイングス)
2  4 秋風のバラード(オリビア・ニュートン・ジョン)
3  2   二人はアイ・ラヴ・ユー(ジョージ・ハリスン)
4  8   マイ・リトル・タウン(サイモンとガーファンクル)
5  3 愛がすべて(スタイリスティックス)

6  6   チャイニーズ・カンフー(バンザイ)
7  9   哀しみにさようなら(ポール・サイモン&フィービ・スノウ)
8 12  アイランド・ガール(エルトン・ジョン)
9 10  フォーリン・イン・ラヴ(ハミルトン・ジョー・フランク&レイノルズ)
10 14  スカイ・ハイ(ジグソー)

15 17  激しい愛を(キッス)

◆KISS, live at House Of Blues, Los Angeles on February 14, 2014.



◆The Moody Bluesの"Questions".ポール・スタンレーはこの曲を聴いて"Come On And Love Me"のメロディが浮かんだ…らしい…。


(この記事で参考にしたページ)
・Wikipedia Dressed To Kill
・雑誌「レコードコレクターズ」1997年2月号 KISS特集号
 青柳つとむさん(初代キッスファンクラブ会長)