1969年に4週間全米No1になった“Everyday People”。
作者のスライ・ストーンはこんなことを言いました。
(「ビルボード・ナンバー1・ヒット 上 1955ー1970」(音楽之友社)

僕はみんなのための音楽を作ったんだ。誰もが、どんな馬鹿でもわかる歌を作りたかった。そうすればもう僕も馬鹿じゃなくなるんだから…

ひとそれぞれ、みんな普通の「人間」。だから相手を尊重しよう、ひとと一緒に協力して生きていこう…というメッセージはわかりやすい、ですよね。


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Songwriter(s) Sly Stone

Released in 1969
US Billboard Hot100#1(4)
From the Album “Stand!”




*原詞の引用は太字

Sometimes I'm right and I can be wrong
My own beliefs are in my song
The butcher, the banker, the drummer and then
Makes no difference what group
I am everyday people, yeah yeah


時々 俺は正しかったり 間違えることもある
俺の信念は自分の歌の中にあるんだ
肉屋 銀行家 ドラマーだって
自分がどのグループに入ってるかなんて関係ない
俺は普通の人間さ

There is a blue one who can't accept the green one
For living with a fat one trying to be a skinny one
And different strokes for different folks
And so on and so on and scooby dooby doo
Oh sha sha we got to live together

緑のヤツを 受け入れられない青いヤツ
太ったヤツと暮らしてるから痩せようとしてるヤツ
人それぞれでやり方が違うんだ
十人十色 いろんなヤツがいる
ああ 俺たちは一緒に生きていかなきゃ

I am no better and neither are you
We are the same whatever we do
You love me you hate me you know me and then
You can't figure out the bag I'm in
I am everyday people, yeah yeah

俺はおまえより優れているわけじゃないし
おまえだってそうじゃない
俺たちは何をしたって同じなのさ
俺を愛していようと憎んでいようと
俺のことを知っていようと
俺の中身まではわかりやしない
俺は普通の人間なんだ

There is a long hair that doesn't like the short hair
For bein' such a rich one that will not help the poor one
And different strokes for different folks
And so on and so on and scooby dooby doo
Oh sha sha we got to live together


短い髪が嫌いな長髪のヤツがいる
金持ちなのに 貧乏人を助けようとしないヤツがいる
人それぞれで行動も違ってくる
十人十色  色んなヤツがいる
ああ 俺たち一緒に生きていかなきゃ

There is a yellow one that won't accept the black one
That won't accept the red one
that won't accept the white one
And different strokes for different folks
And so on and so on and scooby dooby doo

黒いヤツを受け入れない黄色いヤツがいて
黄色いヤツは赤いヤツを受け入れず
赤いヤツは白いヤツを受け入れないのさ
人それぞれでやり方も違うんだ
十人十色 色んなヤツがいる

I am everyday people

俺は普通のひとなんだ


(Words and Idioms)
skinny 骨と皮ばかりの、痩せこけた 皮質の、皮の(ような)
Different strokes for different folks=人々の好みや価値観が異なることを示す際に用いられる。直訳すると「異なる人々には異なる行動がある」 .

日本語訳 by 音時


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歌詞に出てくる“scooby dooby doo“(スクービー・ドゥービー・ドゥービー)ですが、この曲の歌詞の載っているgenius.comのコメントを見ると、

「など」を意味する一種のアドリブ、であるとのこと。これは漫画の犬(そのシリーズも 1969 年にリリースされました)への言及のようですが、スキャットへのオマージュまたは言及である可能性が高い、と載っていました。

◆ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツのカバーも好きだったな。
(シングルジャケット、なんでジョーン1人で写っているんだろう?)


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