Recorded live (9/17/77), Universal City, California
アルバム「孤独なランナー(Running On Empty)より、“Love Needs a Heart”です。
このアルバムに収録された曲って、皆、ライヴで初披露された曲なんだよな。アルバム全体がツアー中に録音され、ステージ上で、またはバックステージ、ツアーバス、ホテルの部屋など…ツアーに関連する場所でレコーディングされました。
ジャクソン・ブラウンってほんとすごいな。
そしてこの曲は、ジャクソンと、今は亡き、ヴァレリー・カーターとローウェル・ジョージの3人の共作。泣かせるぜ…(T_T)。

(Browne, Valerie Carter, Lowell George)
Released in 1977
From the Album “Running On Empty”
*原詞の引用は太字
Maybe the hardest thing I've ever done
Was to walk away from you
Leaving behind the life that we'd begun
I split myself in two
たぶん今までで一番辛かったことは
きみから 立ち去ってしまったこと
二人で始めた人生を後にすること
自分自身を二つに分けてしまったことだ
Proud and alone, cold as a stone
Rolling down that hill into the night
I could see the surprise and the hurt in your eyes
From behind each flashing city light
誇り高い孤独や 石のような冷たさが
夜に向かってあの丘を転がり落ちる
街の明かりがそれぞれにきらめく後ろから
きみの瞳に驚きと傷口が見えた
Love needs a heart and I need to find
Love needs a heart and I need to find
If loves needs a heart like mine
愛には心が必要さ 僕はそれを見つけなければ
もしも 僕のような心に愛が必要ならば
Love won't come near me,
She don't even hear me
She don't even hear me
She walks past my vacancy sign
Love needs a heart, trusting and blind
I wish that heart was mine
愛は僕に近寄ってこない
彼女は僕の声さえ聞こうとしない
彼女は僕の声さえ聞こうとしない
僕の「空室あり」表示の前を通り過ぎていく
愛には心が必要 盲目的に信頼したいんだ
その心が僕のものだったらいいのに
Proud and alone, cold as a stone
I'm afraid to believe the things I feel
I can cry with the best
I can laugh with the rest
I can laugh with the rest
But I'm never sure when it's real
And it may be the hardest thing I've ever done
But apart from all that I hope to find
Where's the heart that's been looking for mine?
I hope it finds me in time
誇り高く孤独や 石のような冷たさ
自分の感じていることを信じるのが怖い
精一杯泣くことはできるし
他の人と一緒に笑うこともできる
他の人と一緒に笑うこともできる
でもそれが現実になるかどうかはわからない
そしてそれは今までで一番辛いことかもしれない
でも僕が見つけたいものすべてとは別に
僕の心を探していた心はどこにあるのだろう?
いつか 僕を見つけてほしいと思ってる
いつか 僕を見つけてほしいと思ってる
Love needs a heart and I need to find
If love needs a heart like mine
(Words and Idioms)
VACANCY sign 《a ~》〔ホテル・モーテルなどの〕空室ありの表示
日本語訳 by 音時

冒頭に 愛していた人と別れてしまったことが人生で一番辛かったことだ…と語ります。
そんな人間が…「愛には心(ハート)が必要」と気付いたこと…
僕の心には愛が必要、と歌うこの歌…好きだなあ…。
愛には心が必要で 僕はそれを見つけなきゃ
僕のような心に愛が必要ならば…
僕のような心に愛が必要ならば…
(Words and Idioms)
VACANCY sign 《a ~》〔ホテル・モーテルなどの〕空室ありの表示
日本語訳 by 音時

冒頭に 愛していた人と別れてしまったことが人生で一番辛かったことだ…と語ります。
そんな人間が…「愛には心(ハート)が必要」と気付いたこと…
僕の心には愛が必要、と歌うこの歌…好きだなあ…。
ジャクソン・ブラウンとヴァレリー・カーターとローウェル・ジョージの3名の共作っていうのがまたいいじゃないですか。きっと、ジャクソン一人じゃ、この歌詞は書けなかったんだろう。
◆ところでジャクソンに言いたい!
「空き室あり」(僕 いま恋人募集中)という看板を首に掛けていたら誰だってアブないヤツと警戒して通り過ぎますよ…!(^_^;)
◆ヴァレリーのソロ・アルバム「The Way It Is」(1996)にはヴァレリーがメインボーカルのヴァージョンが収録されています。(コーラスはジャクソン!) こっちはヴァレリーのボーカルがキュートでいいなぁ。
◆ジャクソンとヴァレリー・カーターの共作“Day After Day”。2人で歌っています。
◆ところでジャクソンに言いたい!
「空き室あり」(僕 いま恋人募集中)という看板を首に掛けていたら誰だってアブないヤツと警戒して通り過ぎますよ…!(^_^;)
◆ヴァレリーのソロ・アルバム「The Way It Is」(1996)にはヴァレリーがメインボーカルのヴァージョンが収録されています。(コーラスはジャクソン!) こっちはヴァレリーのボーカルがキュートでいいなぁ。
◆ジャクソンとヴァレリー・カーターの共作“Day After Day”。2人で歌っています。
◆ジャクソンのライブ ピアノを弾いて“Love Needs a Heart”を歌います。
Hamilton Place April 18, 2017 with siblings Sara & Sean Watkins.
コメント
コメント一覧 (4)
音時
が
しました
音時
が
しました
次作の製作途中に自殺した当時の奥さんとの関係はどうだったのか、とか考えてしまいます。
ジャクソンのライヴは4回見てますが、この曲は演奏しなかったですね。
彼のことなので、曲名を連呼すれば演ったのかもしれませんが、その勇気はなかったです。
この曲、ヴァレリーのヴァージョンもあります。1996年3作目「The Way It Is」収録。
https://www.youtube.com/watch?v=CZrd126zZcE
ジャクソンがコーラス、ジャクソンのバンドのベース、ケヴィン・マコーミックと
ドラム、モリシオ・リーワックも参加しています。
ロウウェルのヴァージョンは、ないのが残念ですね。
今年のRSDで出た「特別料理」の2LP盤では「Doctor My Eyes」をカバーしています。
さらに、最後の動画に出てるSara &Sean Watkinsは、ジャクソンのトリビュート盤
「Looking into You」で「Your Bright Baby Blues」をカバーしてます。
ドン・ヘンリー、スプリングスティーン、ボニー・レイット、ブルース・ホーンズビー、
カーラ・ボノフ、J.D.サウザーなど豪華メンツが参加。カバーの出来もいいです。
音時
が
しました
1970年代も、ライブ音源を使ってアルバムを作る方がいました。ピーター・フランプトンとか、キッスとか、ディープ・パープルとか…。ボクも、ライブの臨場感、嫌いじゃありません。
このアルバム『 Running On Empty(孤独なランナー)』は、ジャクソンの息遣いが感じられる名盤だと思います。
ジャクソンとローウェル・ジョージ(リトル・フィート)とヴァレリー・カーター。3人の共作だったのですね。
勝手な想像ですが…。このナイーブな歌詞は、ヴァレリーの関与が大きいのでは…。ウエストコースト・サウンドには欠かせない女性シンガー・ソングライター。存在感のある女性でした。
「愛していた人と別れることは辛い」 ジャクソンの心の声ですね。
音時
が
しました