クインシー・ジョーンズさんの訃報が入りました。
(Yahoo ニュース)
クインシーは、天国でマイケルやジェイムス・イングラムと再会して、また天の音楽を作ってくれないかな…。心からお悔やみを申し上げます…。
この曲は「愛のコリーダ」…のテーマソング!? いやいや違います。
◆映画は1976年のフランス・日本の合作映画ですが、1980年にチャズ・ジャンケルが「Ai No Corrida」というタイトルの曲を作ってデビューアルバム「Chaz Jankel」に収録しました。
それを気に入った?クインシー・ジョーンズが1981年にディスコ・アレンジでカバーをして大ヒットとなりました。
(チャズ・ジャンケルとこの曲が書かれた背景はコチラの方のブログに詳しく載っています)
◆実際に「アイノコリーダ♫」と歌われてるのはびっくりしたよなあ!
(当時の僕はまだ子どもですので、「愛のコリーダ」といえば、映画は当然観ることもなく、性の芸術作品として理解できず、話だけ聞いて、なんだかアッチ方面(^_^;)方面の映画だということで顔を赤らめてドキドキしていました)
プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、ボーカルにデューン(チャールズ・メイ)とパティ・オースティンを起用し、ハービー・ハンコックがエレクトリック・ピアノを演奏、ブラザーズ・ジョンソンのルイス・ジョンソンがベースを演奏しました。
そしてディスコサウンドにアレンジしてリリースしたところ、ビルボード」のソウル・チャートで最高10位、Billboard Hot 100でも最高28位を記録します。日本のオリコン洋楽シングルチャートでは1981年7月6日付から12週連続1位を獲得し、同年の年間チャート1位に。
◆ちなみに「コリーダ」はスペイン語で「闘牛」を意味する言葉とのこと。
あっでもこの曲のSongfactsにはこんな風に紹介されています。
"Corrida" is Spanish for bullfight, but the meaning of the title roughly translates to "don't run away."
「コリーダ」とはスペイン語で闘牛という意味ですが、タイトルの意味はざっくり訳すと「逃げるな」という意味です。
そうなのか、では、“Ai No Corrida”は、和訳では“逃げるな!”とさせてもらいましょう。
いずれにしても、相手の何もかもを病的なくらい夢中になって他のことを何も考えられないような関係を歌っているんだな…と思う。
Released in 1980
US Billboard Hot100#28
From the Album “The Dude”
*原詞の引用は太字
Ai no corrida, that's where I am
◆クインシー本人も登場。パティとジェイムス・イングラム、ベースはルイス・ジョンソンかな。
(Yahoo ニュース)
クインシーは、天国でマイケルやジェイムス・イングラムと再会して、また天の音楽を作ってくれないかな…。心からお悔やみを申し上げます…。
この曲は「愛のコリーダ」…のテーマソング!? いやいや違います。
◆映画は1976年のフランス・日本の合作映画ですが、1980年にチャズ・ジャンケルが「Ai No Corrida」というタイトルの曲を作ってデビューアルバム「Chaz Jankel」に収録しました。
それを気に入った?クインシー・ジョーンズが1981年にディスコ・アレンジでカバーをして大ヒットとなりました。
(チャズ・ジャンケルとこの曲が書かれた背景はコチラの方のブログに詳しく載っています)
◆実際に「アイノコリーダ♫」と歌われてるのはびっくりしたよなあ!
(当時の僕はまだ子どもですので、「愛のコリーダ」といえば、映画は当然観ることもなく、性の芸術作品として理解できず、話だけ聞いて、なんだかアッチ方面(^_^;)方面の映画だということで顔を赤らめてドキドキしていました)
プロデューサーのクインシー・ジョーンズは、ボーカルにデューン(チャールズ・メイ)とパティ・オースティンを起用し、ハービー・ハンコックがエレクトリック・ピアノを演奏、ブラザーズ・ジョンソンのルイス・ジョンソンがベースを演奏しました。
そしてディスコサウンドにアレンジしてリリースしたところ、ビルボード」のソウル・チャートで最高10位、Billboard Hot 100でも最高28位を記録します。日本のオリコン洋楽シングルチャートでは1981年7月6日付から12週連続1位を獲得し、同年の年間チャート1位に。
◆ちなみに「コリーダ」はスペイン語で「闘牛」を意味する言葉とのこと。
あっでもこの曲のSongfactsにはこんな風に紹介されています。
"Corrida" is Spanish for bullfight, but the meaning of the title roughly translates to "don't run away."
「コリーダ」とはスペイン語で闘牛という意味ですが、タイトルの意味はざっくり訳すと「逃げるな」という意味です。
そうなのか、では、“Ai No Corrida”は、和訳では“逃げるな!”とさせてもらいましょう。
いずれにしても、相手の何もかもを病的なくらい夢中になって他のことを何も考えられないような関係を歌っているんだな…と思う。
Songwriter(s)
Chaz Jankel、Kenny YoungReleased in 1980
US Billboard Hot100#28
From the Album “The Dude”
*原詞の引用は太字
I hold you, I touch you
In a maze, can't find my way
I think you, I drink you
I'm being served you on a tray
You see, girl
That's what I go through every day
Is this the way it should feel?
おまえを抱きしめ おまえに触れる
迷路にはまり 道が見つからない
おまえを想い おまえを飲み込む
トレイに乗ったおまえに大満足さ
わかるだろう
それは俺が毎日経験してること
これが あるべき感じ方なのか?
Pinch me, I'm dreaming
But if it is don't let me know
I'm drowning, don't save me
It's just the way I'd like to go
You see, girl
You thrill me, half kill me
That's what you do...
つねってくれよ 俺は夢を見てる
もしそうなら 俺に教えないでくれ
溺れてる俺を助けないで
それがやりたいことだから
ほら わかるだろ
おまえは俺をゾクゾクさせて生殺し
それがおまえのしてることさ...
Ai no corrida, that's where I am
You send me there
Your dream is my command
Ai no corrida, I find myself
No other thought
Just you and nothing else
You and nothing else
「逃げないでくれ」 俺はそこにいる
おまえが俺を運んでくれる
おまえの夢は俺の意のまま
「ここにいてくれ」 自分自身がわかった
他には何も考えられない
おまえだけで他に何もない
おまえのことしか考えられない
おまえのことしか考えられない
Before my heart saw you
Each day was just another day
Night, the lonely interlude
Just came, then blew away
You know, girl
Everything was come what may
Until you fell in my life
俺の心がおまえを見つける前は
毎日 ただ過ごすだけだけだった
夜という寂しい間奏曲が
ただ流れてきて 消えていくだけだった
わかるだろう ガール
何が起こってもすべてがやって来た
おまえが俺の人生に落ちるまで
This spell I'm under
Has caught me, I'm in a daze
Your lightning and thunder
Sets my poor heart ablaze
You see, girl
You thrill me, half kill me
That's what you do
俺がかけられた呪文が俺を捉えてる
俺はぼーっとしてしまってる
おまえの稲妻と雷鳴
俺の哀れな俺の心に火をつける
ほら見てみろよ ガール
おまえは俺を興奮させ 生殺しにする
それがおまえのしてることさ
Ai no corrida, that's where I am
You send me there
Your dream is my command
Ai no corrida, I find myself
No other thought
Just you and nothing else
You and nothing else
「逃げるんじゃない」 俺はそこにいる
おまえが俺を運んでくれる
おまえの夢は俺の意のまま
「逃げないでくれ」 自分自身がわかったんだ
他には何も考えられない
おまえだけで他に何もない
おまえのことしか考えられないAi no corrida, that's where I am
You send me there
Your dream is my command
Ai no corrida, I find myself
No other thought
Just you and nothing else
Ai no corrida, that's where I am
You send me there
Your dream is my command
Ai no corrida, I find myself
No other thought
Just you and nothing else
You and nothing else
[Instrumental break]
I hold you, I touch you
In a maze, can't find my way
I think you, I drink you
I'm being served you on a tray
You see, girl
That's what I go through every day
Is this the way it should feel?
おまえを抱きしめ おまえに触れる
迷路にはまり 道が見つからない
おまえを想い おまえを飲み込む
トレイに乗ったおまえに大満足さ
わかるだろう
それは俺が毎日経験してること
これが あるべき感じ方なのか?
Pinch me, I'm dreaming
But if it is don't let me know
I'm drowning, don't save me
It's just the way I'd like to go
You see, girl
You thrill me, half kill me
That's what you do
つねってくれよ 俺は夢を見てる
もしそうなら 俺に教えないでくれ
溺れてる俺を助けないで
それがやりたいことだから
ほら わかるだろ
おまえは俺をゾクゾクさせて生殺し
それがおまえのしてること...
Ai no corrida, that's where I am
You send me there
Your dream is my command
Ai no corrida, I find myself
No other thought
Just you and nothing else
You and nothing else
Ai no corrida, that's where I am
You send me there
Your dream is my command
Ai no corrida, I find myself
No other thought
Just you and nothing else
「逃げるんじゃない」 俺はそこにいる
おまえが俺を運んでくれる
おまえの夢は俺の意のまま
「逃げないでくれ」 自分自身がわかったんだ
他には何も考えられない
おまえだけで他に何もない
おまえのことしか考えられない
(Words and Idioms)
(Words and Idioms)
i'm being served. 私は十分満足である
come what may どんなことがあっても、何が起ころうと
日本語訳 by 音時
◆このアルバム「The Dude」。
ジェイムス・イングラムがボーカルで歌うバラード “Just Once”と“One Hundred Ways”の2曲が入っているので、僕は欲しくなって…ミュージック・テープで持っていたなあ。
このブログで取り上げたJames Ingramのヒット曲の和訳記事はこちらです。
◆こちらがオリジナル。チャズ・ジャンケルによる“Ai No Corrida”
come what may どんなことがあっても、何が起ころうと
日本語訳 by 音時
◆このアルバム「The Dude」。
ジェイムス・イングラムがボーカルで歌うバラード “Just Once”と“One Hundred Ways”の2曲が入っているので、僕は欲しくなって…ミュージック・テープで持っていたなあ。
このブログで取り上げたJames Ingramのヒット曲の和訳記事はこちらです。
◆ところで映画「愛のコリーダ」について少々。
・大島渚監督による映画「愛のコリーダ」は1976年に公開された日本とフランス合作映画。
・大島渚監督による映画「愛のコリーダ」は1976年に公開された日本とフランス合作映画。
(ウィキペディアより)
・制作プロダクションのノートは、『本作は日本初のハードコア・ポルノとしてセンセーショナルな風評を呼んだ』としている[。題名の「コリーダ」はスペイン語で闘牛を意味する「Corrida de toros」による。フランス語の題名 L'Empire des sens (官能の帝国)は、ロラン・バルトによる日本文化論 L'Empire des signes (邦題 『表徴の帝国』)による。
・昭和史に残る「阿部定事件」を題材に、男女の愛欲の極限を描く。作品内容は神代辰巳監督の 『四畳半襖の裏張り』 (1973年)に大きな影響を受けており、大島自身も制作で一番参考にした作品であることを認めている。
・藤竜也(吉蔵役)や松田暎子(定役)らの性的な場面は、陰部などもすべて無修正である。日本は大幅な修正が施されて上映され、2000年に「完全ノーカット版」がリバイバル上映された(ただし、映倫規定により一部シーンが修正されたまま)。
◆こちらがオリジナル。チャズ・ジャンケルによる“Ai No Corrida”
◆クインシー本人も登場。パティとジェイムス・イングラム、ベースはルイス・ジョンソンかな。
コメント
コメント一覧 (10)
音時
がしました
私が好きなクインシーの曲は「セテンブロ(9月の花嫁?)」
その昔、J-WAVEの土曜朝にやっていたアンビエントガーデン?という番組のテーマ曲で聴いて、絶対自分の結婚式に使う!と決めていました(実現したのは20年ほど後になりましたが(笑))
セテンブロはインストゥルメンタルなので、音時さんに
訳してもらうことは出来ませんが、元々はイヴァンリンスの曲で、アンビエントな名曲だと思っています。
音時
がしました
音時
がしました
そのときは今度こそ、マイケルとプリンスは一緒ですよね。
いや、それどころか、フレディやボウィやジョージ・マイケルが「俺たちも参加させて」って懇願してたりして。
R.I.P.クインシー。
音時
がしました
音時
がしました
音時
がしました
「逃げるな」は作者コメントを参考にしました。確かに「愛のコリーダ」では意味わかりませんものね。意訳ですが、悔いはなし!(^◇^;)
音時
がしました
音時
がしました
さすが音時さん。「逃げるな!」とは的確な訳だと思います。
チャズ・ジャンケルのCDも買いました。洗練さではクインシーに軍配があがりますが、
ファンク度では圧倒的にチャズのほうが上でした。
チャズのオリジナルは9分10秒にも及びますが、
冒頭の50秒くらい無音から静かなピアノソロへ移行し
それから低音がズンズン響くファンクに突入します。
クインシーはファンク度では劣りますが、まあ忠実なカバーですね。
音時
がしました
つまり、サビの部分の「I Know Corrida」が「愛のコリーダ」に聞こえた。
「これだ!」と思って付けられたのかと…。
それにしてもこの曲、クインシーはほとんど手を加えず、まるっきりの完コピ状態です。
よっぽどチャズのバージョンが気に入ったんでしょうね。
音時
がしました