「Don't Look Back」から8年間待ちに待ったボストン「サード・ステージ」。

収録曲“We're Reagy”やCool Engines““My Desitination”などのタイトルを見て、主人公は「宇宙飛行士」で彼の心のなかには思っている女性がいて…その女性の名前は“Amanda…。


【収録曲】
Amanda
We're Ready
The Launch
Cool the Engines
My Destination
A New World
To be a Man
I Think I Like It
Can'tcha Say (You Believe in Me) / Still In Love
Hollyann

…と思い浮かべました。しかし、エンディング曲は“Hollyann”とこれも女性?の名前。
うーむ、オープニングとエンディングが女性の名前のアルバムってあったかな(^_^;)

「“アマンダ”という女性に捧げる宇宙飛行士の胸のうちを描いたトータルアルバム」という考えが崩れてしまいました…。

今回この“Hollyann”の和訳にあたって、このあたり、解き明かしたい!と思いました。


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Writer/s: Tom Scholz
Publisher: Universal Music Publishing Group

Released in 1987
From the Album “Third Stage”

*原詞の引用は太字

In my mind
I can see reminders of a past decade
So far behind
Like the shadows linger at the close of day

And we could see
We were timeless dreamers of another day
And we were free
In a dawning age we had so much to say


僕の心の中で
この10年間の想い出が浮かんでくる
もう今となっては遠い昔だけど
一日の終わりに名残惜しそうに残る影のようだ

僕たちは明日を見ていた
来る日を夢見る 時間を超えた夢想家だった
そして僕たちは自由だった
出会った頃の僕たちには
しゃべりたいことばかりで止まらなかった


Ooh, the nights you came to me
A blue jean lady so eager to be free
And the wind in your long hair blowin'
as we stood for the band

Oh, Hollyann

ああ きみが僕のところに来た夜
自由になりたいと願ったブルー ジーンズ・レディ
きみの長い髪に風が吹いていたね
お気に入りのバンドを聴きに行った時のこと
ああ ホリーアン

Hollyann
We made the dark into light
We saw the wrong and the right
We were for life
and we would never concede it

Hollyann
We left the world behind
A million hands gave the sign
We held the line, can you believe it?
Hollyann
Hollyann

ホリーアン
僕たちは暗闇を光に変え
僕たちは間違ったことも正しいことも見てきた
僕たちは生活をするだけで精一杯だったけど
決してそれを認めたくなかったね

ホリーアン
俗世間から旅立った僕たちには
百万人がピースサインを出して迎えてくれた
僕たちはそんな暮らしをずっとしてた
今じゃ信じられないよね?
ホリーアン
ホリーアン


We could live
Just to turn the world into our fantasy
And we could give
Aquarius was really meant to be

僕たちは生きていけるんだ
世界をファンタジーに変えるために
僕たちは与えることができた
「アクエリアス」の話は実現する運命だった

You and I, we were there to see the dawn
Side by side we had love to carry on
And I still hear guitars in the air
as we sat in the sand

Oh, Hollyann

きみと僕  夜明けを見ようとそこにいた
僕たちは 肩を並べて 愛を育んできた
そして 今でもこうして砂浜に座ると
空気がギターの音を運んでくるんだ

ああ ホリーアン

Hollyann
We made the dark into light
We saw the wrong and the right
We were for life and we would never concede it

Hollyann

We left the world behind
A million hands gave the sign
We held the line, can you believe it?
Hollyann


ホリーアン
僕たちは暗闇を光に変え
僕たちは間違ったことも正しいことも見てきた
僕たちは生活をするだけで精一杯だったけど
決してそれを認めたくなかったね

ホリーアン
俗世間から旅立った僕たちには
百万人がピースサインを出して迎えてくれた
僕たちはずっとそうしてた
信じられるかい?
ホリーアン

(Words and Idioms)dawning age =黎明期
stand for = ~に敬意を表して立つ、~を支持する、~に味方する
concede · 敗北を認める · 譲歩する、折れる

日本語訳 by 音時


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◆ちょっと一箇所“Aquarius(水瓶座)“が出てくる箇所が調べたのですがよくわかりませんでした。
星座にはその背景に物語がありますが、「水瓶座」の話は、特に恋人との関係は出てこないようだし…

(参考)12星座の物語(水瓶座の物語


◆この曲の物語を考えるにあたって、ウィキペディア「サード・ステージ」では、この曲「ホリーアン」についての下記の情報をヒントにしました。

“中でも、ショルツが学生時代を過ごした1960年代後半の「愛と自由と平和を信じた青春時代」を懐古する「ホリーアン」は非常に感傷的である。“

ああ、そうか、「ホリーアン」は青春時代を懐古する歌で、当時の仲間・彼女の名前。
お気に入りバンドの演奏を聴いたのは、おそらく1969年のウッドストック・フェスティバル。


 we were freeIn a dawning age we had so much to say
=若者達が自由や社会について討論したり語り合った

A million hands gave the sign
=ラヴ&ピースのサイン
=ウッドストックは約40万人が参加。
 その後の10周年(ウッドストック・リユニオン 1979年)もカウントしてる?

◆やはり現在進行形で彼が愛してるのは「アマンダ」であり、“Can'tcha Say (You Believe in Me) / Still In Love“もアマンダについての歌、ただ、この「サード・ステージ」を締めくくるにあたって、この10年間を振り返りたくなり、その時の恋人ホリーアンがいてくれたからこそ今の自分があると感謝の想いを込めて歌ったのがこの歌…と解釈しました。
(ちょっと強引ですが…)(^_^;)


◆最後になりますが、ブラッドのボーカルを聴くと、“Hollyann”は「ホーリアン」と歌っていますよね。邦題“ホリーアン”というのがどうも馴染めません(^_^;)。


◆2004年のステージから。ヴォーカルがブラッドではなく、トミー・デカーロ (Tommy DeCarlo) 




◆ウッドストックに参加した若者の写真。“Hollyann”を背景に…。