この曲もダリルは歌ってくれるかな。
"アイム・イン・ア・フィリー・ムード "…フィリーサウンドのようなムードに包まれて…。

◆ダリルのアルバム「Soul Alone」からリリースされた1stシングルで、1993年10月2日に全米ビルボード・ホット100で82位を記録。2週間チャートに残りました。(うーん、かつてのホール&オーツの栄華を考えると寂しいけど…)
 あれ、でも"I'm in a Philly Mood "は再リリースされたんだ。2回目は52位を記録しました。

◆フィリー…「フィラデルフィア・ソウル」のことでしょうね。

ウィキペディアより:

フィラデルフィア(フィリー)・ソウル(Philadelphia (or Philly) soul)は'70年代前半に一世を風靡したフィラデルフィア発のソウルミュージックの一形態。作品の大半がシグマ・スタジオで制作されたことによりシグマ・サウンドとも言われる。ストリングスを擁した華麗で柔らかく甘めのサウンドが特徴である。それまでのソウル、R&Bをより洗練された都会的雰囲気のサウンドに変貌させた。

ダリルの音楽のルーツに関わる一曲なんでしょうね。
ホール&オーツだと“Do What You Want、 Be What You Are”を彷彿とさせる曲だなあ…。


SoulAlone

(Hall、Moreland、Smith、Gorrie)

Released in 1993
US Billboard Hot100#52
From the Album “Soul Alone”

*原詞の引用は太字

Oh, let's make it groove
Taking it nice and smooth

さあ 楽しもうじゃないか
気持ちよく自然な感じでね

Turn out the light, I can see your face
It's you and I, in the time and place
The radio playing Teddy's groove
The city nights, nothing love couldn't do
Oh, baby, it's been too long
I need to feel the same thing
That made that time our own

明かりを消して きみの顔が見える
きみと僕だけ 時間も場所も越えて
ラジオはテディのグルーヴを流してる
都会の夜、愛があればできないことはない
ああベイビー 長すぎたよね
同じように感じたいんだ
時間は僕たちのものって感じたその時と同じ

Oh, let's make it groove
Taking it nice and smooth
I'm in a Philly mood
Oh, baby come down
I want to hold you now
I'm in a Philly mood

ああ 楽しもうじゃないか
素敵に そして自然にね
僕はフィリームードに浸る
ああ ベイビー おいで
きみを抱きしめたいのさ
僕はフィリームードに包まれて

Lay down your love, I can feel your soul
When night is gone, let our hearts carry on
As sure as you are of the love we made
I know sometimes we've been so out of place
Oh, lately, girl it seems that we've come home
To the place that made that time our own

きみの愛を注いで  感じるのはきみの魂
夜が明けたら 心を通わせよう
きみは2人で育てた愛そのもの それくらい確かに
僕たちは時々ちぐはぐになってしまう
ああようやく 僕らは家に帰れたようだ
僕たちだけの時間を作れる場所へと

Oh, let's make it groove
Taking it nice and smooth
I'm in a Philly mood
Oh, baby come down
I want to hold you now
I'm in a Philly mood

ああ グルーヴさせよう
素敵に そして自然にね
僕はフィリームードに浸る
ああ ベイビー おいで
きみを抱きしめたいのさ
僕はフィリームードに包まれる

(Words and Idioms)
I feel out of place.
=「場所の外だと感じる」から「場違いな気がする」

日本語訳 by 音時


PhillyMood

◆「ラジオから流れるテディのグルーヴ」は、テディ・ペンダーグラスの音楽のことでしょう。
 テディは、ハロルド・メルヴィンとブルーノーツのメンバーとして、またソロ・アーティストとして、70年代初頭のフィリー・グルーヴ/フィリー・ソウル時代の主唱者のひとりでした。
 If You Don't Know Me By Now」や「The Love I Lost」といったヒット曲は、フィラデルフィアの瑞々しいソウルフルなサウンドの模範ですね。