今月のアルバム全曲和訳はビリー・ジョエルの「イノセント・マン」にしました。
◆大学生のときに友人3人と4人組で、東京発の東海道線最終(大垣行き)に乗って広島へ小旅行に行った時に、ちょうどリリース直後だったこのアルバムをカセットに録ってずっと聴いていたことを思い出します!
◆この曲のウィキペディアによれば、アルバムのレコーディングのとき、ビリ−は当時最初の奥様エリザベスと離婚したばかりで、ロックスターになってから初めて独身だった…そして、エル・マクファーソンやクリスティ・ブリンクリーなどのスーパーモデルとデートする機会があり、これらの経験のせいで「なんだかティーンエイジャーに戻ったような気分になった、と語っています。(作品に映し出されていますよね)
また「初期のR&Bソングやフォー・シーズンズ、モータウン・ミュージック、ソウル・ミュージック」など、10代の頃に思い出した曲を挙げ、このアルバムのさまざまな曲はそのオマージュとして作ったと話されてます。
◆こちらの方のWebページを参照すると、この“Easy Money”は、オーティス・レディングやウィルソン・ピケット、ジェイムス・ブラウンやサム・クックをオマージュした、とされています。
おお、このシャウト!ですかね!(^_^;)

(Billy Joel)
Released in 1983
From the Album “An Innocent Man”
*原詞の引用は太字
You don't have to talk all night
I'm a man who can't say no
You don't have to twist my arm
Just point me where you wanna go
一晩中話す必要はないよ
俺はノーと言えない男だからね
俺の腕をひねる必要もない
行きたい場所を教えてくれればいいさ
Take me to the action, take me to the track
Take me to a party if they're bettin' in the back
I've been working all my life, can't afford to wait
Let me call my wife so I can tell her I'll be late
楽しい場所に連れてってくれ
競馬や競輪でもいい
楽しい場所に連れてってくれ
競馬や競輪でもいい
パーティー会場でもいい
裏の部屋で賭け事をしてるならね
裏の部屋で賭け事をしてるならね
俺は人生これまでずっと働いてきた
待ってる余裕なんてないよ
待ってる余裕なんてないよ
女房に電話してくるよ 帰りは遅くなるってね
I want the easy, mmm, easy, easy money
I could get lucky, oh, things could go right
I want the easy, hey, easy money, easy money
Maybe this one time, maybe tonight
俺はラクに ラクして カネを稼ぎたい
幸運に恵まれ ああ 物事がうまくいくかもしれないよ
俺はラクして 簡単にカネが欲しいんだ
もしかして今がチャンスかも
それは今夜かもしれないからな
それは今夜かもしれないからな
You don't have to try too hard
I don't need a song and dance
I don't need an invitation
If you've got a game of chance
あまり頑張りすぎる必要はないぜ
あまり頑張りすぎる必要はないぜ
歌もダンスも要らないよ
招待状なんて必要ない
運次第のゲームがあるならそれでいい
Take me to the tables, take me to the fights
Run me like the numbers, roll me like the dice
When you're counting on a killing, always count me in
Talk me into losing just as long as I can win
俺をテーブルに連れて行って
俺を勝負させてくれ
俺を勝負させてくれ
数字のように私を走らせ
サイコロのように転がしてくれ
サイコロのように転がしてくれ
大儲けしそうなもんなら
いつだって俺を信頼して仲間に入れてくれ
いつだって俺を信頼して仲間に入れてくれ
俺が勝ち続けてる間
負けろと言われれも 止まらないぜ
負けろと言われれも 止まらないぜ
I want the easy, uh, easy money, easy money
I want the good times, oh, I never had, hey
I want the easy, mmm, easy money, oh, oh
I want the good life, I want it bad
俺はラクに ラクして カネを稼ぎたい
経験したことない いい暮らしを味わいたいんだ
俺はラクして 簡単にカネが欲しいんだ
いい暮らしがしてみたい 焦がれてるのさ
(Easy money)
You say I fool myself
But better me than being a fool for someone else
I got a hot slot machine of a system ready to go
(Easy money)
Hey, I got a one-track mind
And a good reputation laying on the line
I'll either come back a bum or a king
Baby, I don't know
Hey, hey, uh
(あぶく銭がほしい)
俺は自分をだましてるって言うけど
誰かに騙されるより ずっとマシだろう
身体の熱いスロットマシーンの準備はバッチリ
(簡単にお金が入る)
俺の頭はカネ稼ぎだけさ
良い評判を得られるかどうかは紙一重
一文無し か王様のどちらかだ
ベイビー 運否天賦だぜ
You don't have to start a fire
I'm a man who can't say no
If you've got a little risky business
Just point me where you wanna go
火を起こす必要はない
火を起こす必要はない
俺はノーと言えない男
少しヤバいビジネスをするなら
行きたい場所を教えてくれよ
Take me to the power, take me to the heat
Take me to the power, take me to the heat
Take me to the cleaners if it's open to the street
Something's got to pay off, something's got to break
Someone's got a fortune that they're begging me to take
俺を権力の中に連れて行ってくれ
熱気の中に連れて行って
熱気の中に連れて行って
無一文にされたって なんとか稼いでやるよ
返済しなきゃいけなかったり
破産することだってあるわけさ
破産することだってあるわけさ
財産を持ってるヤツが俺に奪ってくれって懇願してるんだ
I want the easy, uh, easy money, easy money
I could get lucky, things could go right
Oh, I want the easy, easy money, easy money
Maybe just this time, maybe tonight
俺はラクに ラクして カネを稼ぎたい
幸運が舞い降りて うまくいくかもしれない
ああ 俺はラクして 簡単にカネが欲しいんだ
そいつは今かも 今夜かもしれない
I don't want no hard cash
I just want the easy money
Oh, I could get lucky
(Easy money)
Oh, gotta, gotta, gotta, gotta, gotta, ah hey
Oh, I gotta go now, baby
(Easy money)
(Words and Idioms)
Acrion=〈話〉楽しい[刺激的な・金になる]こと
make a killing. 大もうけする
〔賭け・詐欺などで〕(人)の金をなくさせる、(人)を無一文にさせる
日本語訳 by 音時

◆シャウト!するビリーが楽しそうです。
まあ「ラクしてカネ稼ぎたい」は、下積みも長かったビリーならではの自分の人生を自嘲したような歌なんでしょうね。
◆和訳ですが、“take me to tracks”が意味がよくわからず、禁断の(!)アルバムの和訳を見たところ「ダンスホール」と訳されておりました。確かに“tracks”は「足跡」という意味があるので、ダンスのステップを踏むダンスホールを“tracks”と言っていてもおかしくないなあと思ったのですが、僕の調べた範囲では、slangにおいてもそのような言い方をしている例は見つからず…。そこであらためて意味を考えてみたところ、ここでは「金儲けになる場所に連れていけ」と主人公が言っているので、「金儲けができる」→「ギャンブル」→「競馬場」と連想が続き、「おおっ、競馬場や競輪場の会場のことを“トラック”と言うじゃないか“と思いつき、「競馬や競輪に連れていけ」という和訳に至りました。
◆ライブでの“Easy Money”(音源のみ)
(簡単にカネを手にしたい)
苦労したカネなんて要らないよ
楽にカネが欲しいだけだ
ああ 幸運に恵まれるかもしれない
(簡単にカネが入る)
ああ やってやるさ
ああ 設けに行かなくちゃ ベイビー
(イージーマネーをね)
(Words and Idioms)
Acrion=〈話〉楽しい[刺激的な・金になる]こと
make a killing. 大もうけする
talk someone intoの=(人)を説得して[説き伏せて]~させる
bum 〈話〉ホームレス、路上生活者
take ~ to the cleanersbum 〈話〉ホームレス、路上生活者
〔賭け・詐欺などで〕(人)の金をなくさせる、(人)を無一文にさせる
日本語訳 by 音時

◆シャウト!するビリーが楽しそうです。
まあ「ラクしてカネ稼ぎたい」は、下積みも長かったビリーならではの自分の人生を自嘲したような歌なんでしょうね。
◆和訳ですが、“take me to tracks”が意味がよくわからず、禁断の(!)アルバムの和訳を見たところ「ダンスホール」と訳されておりました。確かに“tracks”は「足跡」という意味があるので、ダンスのステップを踏むダンスホールを“tracks”と言っていてもおかしくないなあと思ったのですが、僕の調べた範囲では、slangにおいてもそのような言い方をしている例は見つからず…。そこであらためて意味を考えてみたところ、ここでは「金儲けになる場所に連れていけ」と主人公が言っているので、「金儲けができる」→「ギャンブル」→「競馬場」と連想が続き、「おおっ、競馬場や競輪場の会場のことを“トラック”と言うじゃないか“と思いつき、「競馬や競輪に連れていけ」という和訳に至りました。
◆ライブでの“Easy Money”(音源のみ)
◆ノリの良いシャウト!オーティス・レディング“Can't Turn You Loose”。
(ブルース・ブラザースが出てきそうだな…)
コメント
コメント一覧 (8)
音時
が
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歌を聴きながらと自転車に乗ってる時が多いですね。リズム感は全くないですが、音楽を聴きながら、家で踊ってることもけっこうあります。
ダリルのライブは感動してしまいました!
音時さん、心が汚れているんですか?少し驚きでした…。
音時
が
しました
音時
が
しました
この曲、ずっと待ってました!
ビリーの中で1、2を争うぐらい好きな曲です。力強く、ノリがいいし、歌詞もアメリカぽくて、しかもシニカルな楽しい曲です。私もシャウトしてます。
音時
が
しました
音時
が
しました
素敵な時間になると良いですね。
私もまだ諦めていませんが(笑)
でも私が当たった場合は1人で行き、旦那はお留守番です(笑)
音時
が
しました
音時
が
しました
チケット売買サイトでは9万円の値が。うーん。
(すみません、愚痴の場にしてしまい)
音時
が
しました