ドクター・フックのこの曲は聴いたことあったんですよね。彼らのライブ・ショーか何かをTVで観たのかなあ?
調べてみると、ドクター・フックは70年代中盤から1980年代に毎年1枚のペースでコンスタントにアルバムをリリースし、ビルボードHot100にヒット曲を送り込んでくれました。ラジオ番組「全米トップ40」でも常連の愛すべき男たちだったなあ。そんななか“Walk Right In」が収録された”1977年の「Making Love and Music」はトップ40ヒットが出なかったアルバムなんだな。
やあ、でもアルバム名、「狂人」とか今だったら付けませんよね(^_^;)。
(1975年)
4thアルバム「正気の狂人達(Bankrupt)」
・「あの娘はたったの16才(Only Sixteen)」(全米6位)
・「俺はさびしい億万長者(The Millionaire)」(全米95位)
(1976年)
5thアルバム「狂人達の恋歌(A Little Bit More)」
・「もうチョットだけ(A Little Bit More)」(全米11位)
・「わが愛それは君(If Not You)」(全米55位)
(1977年)
6thアルバム「メイキン・ラヴ・アンド・ミュージック(Makin' Love And Music)」
・「ウォーク・ライト・イン(Walk Right In)」(全米46位)
(1978年)
・7thアルバム「悲しみの向う側(Pleasure & Pain)」
・「めぐり逢う夜(Sharing the Night Together)」(全米6位)
・「すてきな娘に出会ったら(When You're in Love with a Beautiful Woman)」(全米6位)
(1979年)
・8thアルバム「愛はいつも涙(Sometimes You Win)」
・「セクシー・アイズ(Sexy Eyes)」(全米5位)
・「愛がいっぱい(Better Love Next Time)」(全米12位)
・「いつまでも愛(Years From Now)」(全米51位)
(1980年)
9thアルバム「ライジング(Rising)」
・「愛しのガール(Girls Can Get It)」(全米34位)
・「ザット・ディドント・ハート・トゥー・バッド(That Didn't Hurt Too Bad)」(全米69位)
9thアルバム「ライジング(Rising)」
・「愛しのガール(Girls Can Get It)」(全米34位)
・「ザット・ディドント・ハート・トゥー・バッド(That Didn't Hurt Too Bad)」(全米69位)
(1982年)
10thアルバム「プレイヤーズ・イン・ザ・ダーク(Players In The Dark)」
・「ブルー・ジーンズ・エンジェル(Baby Makes Her Blue Jeans Talk)」(全米25位)
・「ラヴライン(Loveline)」(全米60位)
◆この曲“Walk Right In”は、1963年1月に2週間 全米No1になった“Walk Right In”(邦題「ウォーク・ライト・イン〜行け!行け!ドンドン)のカバーです。(アーティストはThe Rooftop Singers)

Songwriter(s) Gus Cannon, Hosea Woods
Released in 1977
US Billboard Hot100#46
From the Album “Makin' Love and Music”
*原詞の引用は太字
Walk right in, sit right down
Baby, let your hair hang down
Walk right in, sit right down
Baby, let your hair hang down
入ってこいよ くつろいでくれ
ベイビー 髪をおろしてごらん
入ってこいよ 座っていいさ
ベイビー ゆっくりしてくれよ
Everybody's talkin' 'bout a new way of walkin'
Do you want to lose your mind
Walk right in, sit right down
Baby, let your hair hang down
みんなが流行りの歩き方を話してる
どうだい?自分を忘れてみたいかい?
遠慮するなよ こっち来て座れよ
ベイビー くつろいでいいんだぜ
Walk right in, sit right down
Daddy, let your mind roll on
Walk right in, sit right down
Daddy, let your mind roll on
入ってこいよ くつろいでくれ
ダディー 気分を変えてみろ
入ってこいよ 座っていいさ
ダディー 楽しくやっていこう
Everybody's talkin' 'bout a new way of walkin'Do you want to lose your mind
Walk right in, sit right down
Daddy, let your mind roll on
みんなが流行りの歩き方を話してる
どうだい?自分を忘れてみたいかい?
遠慮するなよ こっち来て座れよ
ダディー くつろいでいいんだぜ
Walk right in, sit right down
Honey, let your hair hang down
Walk right in, sit right down
Honey, let your hair hang down
Everybody's talkin' 'bout a new way of walkin'
Do you want to lose your mind
Walk right in, sit right down
Honey, let your hair hang down
Walk right in, sit right down
Baby, let your hair hang down
Walk right in, sit right down
Daddy, let your mind roll on
Walk right in, sit right down
Baby, let your hair hang down
入ってこいよ くつろいでくれ
ベイビー 髪をおろしてごらん
入ってこいよ 座っていいさ
ベイビー ゆっくりしてくれよ(Words and Idioms)
let your hair down=くつろいでね;ごゆっくり
日本語訳 by 音時

◆シンプルな言葉 “Walk Right In“ ですが、ルーフトップ・シンガーズの邦題のように「行け!行け!ドンドン」風に和訳しようとして、ちょっとン?と立ち止まりました。
英辞郎On the Webさんには“Walk Right into”ですが、次のように訳されておりました。
(ページはこちら)
〔部屋など〕の中へ真っすぐ歩いていく、〔壁など〕に歩いて正面衝突する
つまり「(部屋の)中へ入る」こと、それも余計なことは考えず?まっすぐ入ること、そういう意味のわけですよね。しかもこの曲では、その次に“ sit right down”と「座んなよ」と部屋に入ってきた侵入者(来訪者)を座らせます。ちょっと「ぶっきらぼう」な感じですが、ウェルカムの意を表して“気を使うな。くつろいでくれ“と言っています。
〜なんだか「歩いて入っていく」のは「場所」というよりも「仲間」「集団」のなかなのかな?という気がします。
〜(気軽に)「俺たちの仲間に入りなよ。気を使うことはないさ」ってそういう感じ?
“仲間”とは…“気楽に生きていこう”とする集団“、“戦争反対を訴える集団”…いろいろありますが、いずれにせよ、一人ぼっちでいるなよ。誰かと関わって生きようじゃないか。それが人間だから…というようなフレンドリーな曲なのかなと思いました。
(この曲を聴いたのがDr.Hookなので、なおさらそう思ったのかも…!)(^_^;)

◆こちらルーフトップ・シンガーズ。ダブル12弦ギターだ。すげー!
Dr.Hookのこの曲は“男くさい”けど、こちら女性(リン・テイラー)がコーラスに入ってると男女を越えた連帯意識をより感じますね。
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
リードヴォーカルは、眼帯のおっちゃんが歌っているのかと思ってました。
最近ビデオを観て知りました。このポップな感じが好きです。
音時
が
しました