はい、アルバム「サージェント・ペッパーズ…」のB面2曲め(僕にとっては1曲め ジョージ、ごめん)の“When I'm 64”。

この呑気なボードヴィルな雰囲気の小曲。リラックスして歌うポール、愛さずにはいられませんね!
この曲を書いたときポールは24歳だった...! 
最後に「返事をください」はプロポーズ。回答欄を埋めて...は「婚姻届」なのかな。

◆「僕がまだ必要?」「ごはんを食べさせて...」は還暦を迎えた僕にとってはすでに切実な歌詞...(^_^;)
あっと偶然にも本日はうちのかみさんの誕生日じゃないか。

プレゼントはこの曲じゃだめかな(だめか)。


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Writer: Lennon / McCartney
Lyrics © Sony/ATV Music Publishing LLC

Released in 1967
From The Album
“Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band”

*原詞の引用は太字

When I get older losing my hair
Many years from now
Will you still be sending me a Valentine
Birthday greetings, bottle of wine

僕がもっと年を取って
髪の毛も抜けてしまったら
今から何年も先のことだけど
それでもヴァレンタインに贈り物をくれるかな
誕生日のお祝いには ワインボトルをね

If I'd been out till quarter to three
Would you lock the door
Will you still need me, 
Will you still feed me
When I'm sixty-four

僕が出かけて夜中の3時前になったら
鍵をかけて僕を締め出すかい?
それでも僕が必要かな?
僕に料理を食べさせてくれるかな
僕が64歳になっても

You'll be older too
And if you say the word
I could stay with you

きみも年を取っていくよね
だけどあの言葉を言ってくれたら
僕はきみと一緒にいられるからね

I could be handy, mending a fuse
When your lights have gone
You can knit a sweater by the fireside
Sunday mornings go for a ride

僕は便利な男かもよ
電球が切れたら 
ヒューズだって直すし
きみは暖炉の前でセータを編むこともできるし
日曜の朝はちょっとドライブに行こうよ

Doing the garden, digging the weeds
Who could ask for more
Will you still need me, will you still feed me
When I'm sixty-four

庭いじりをして 雑草を引っこ抜く
これ以上何を求めるかな?
きみは 僕が必要かな?
僕にご飯を食べさせてくれるかな?
僕が64歳になっても

Every summer we can rent a cottage
In the Isle of Wight, if it's not too dear
We shall scrimp and save
Grandchildren on your knee
Vera Chuck & Dave

夏は毎年  ワイト島で別荘を借りよう
そんなに高くなければね(^_^;)
コツコツお金を貯めるんだ
孫たちはきみのヒザの上さ
…ヴェラとチャック そしてデイヴ

Send me a postcard, drop me a line
Stating point of view
Indicate precisely what you mean to say
Yours sincerely, wasting away

ハガキをちょうだい 連絡してよ
きみの意見から入っていいからね
何を言わんとしてるかはっきり伝えてよ
“Yours Sincerely”とか要らないからね

Give me your answer, fill in a form
Mine for evermore
Will you still need me, will you still feed me
When I'm sixty-four

きみの答えをおくれ 回答欄はすべて埋めて
“あなたは永遠に私のもの“って書いてよ
きみに僕は必要かい?
ご飯を食べさせてくれる?
僕が64歳になっても

(Words and Idioms)
dig weeds=雑草をひっこ抜く
scrimp and save つましく暮らす、コツコツとためる 
Drop me a line— 一般的には手紙やメールで連絡することをさしますが、多くのアメリカ人は電話でも「Drop me a line / 連絡してください」と言います。
Indicate=I(…を)指摘する、(…を)示す、簡単に述べる
precisely=正確に、精密に、的確に、まさにそのとおり

日本語訳 by 音時


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◆ジョンのプレイボーイ・インタビューでのこの曲について:

初めから終わりまでポールが作ったんだ。あんな歌を作ろうとは、ぼくは夢の中ででも考えないな。ぼくがまったく考えつかない領域ってやつがいくつかあって、あれはそのうちのひとつだね。

うむ、これは「敬意」を評して言っているのか、それとも皮肉なのか…よくわかりませんね(^_^;)。でもこの曲はやっぱりポールの曲なんだ、ということなわけですね。

◆もう一つ情報。ポールが自分の書いた曲についてのコメントの載った「Paul McCartney :The Lyrics」のこの曲についての情報です。この話はなかなか好きで、このブログを読んでいただいている皆さんにしぜひ読んでほしい話です(^o^)

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(前略)以前、老人ホームで会ったピアノを弾く女性は僕にこう言った。
“ミスター・マッカートニー、お気を悪くしてほしくないのですが、私はWhen I'm Sixty-Four”を“When I'm Eighty-Four”にアップデートしなければならなくなりました。しかも、もしかしたらこの先“When I'm Ninety Four”に変える日が来てしまうかもしれません。“
 そう、その人達にとっては64歳はむしろ若いんだ。この曲を書いた24歳前後の僕には、64歳というのはかなり年を取っているように思えたけど、実際にはまだまだ元気に見える年代なんだよね。

ポールはこの女性に合って、自分をアップデートしたんだろうな。
僕(ら)も、今、64歳(前後)になって、この歌を人生のなかでポジティブに考えたいものですね!

ポール、いいやつなんだと思いました…。

◆「ワイト島」(the Isle of Wight)ですが、ウィキペディアによると...
イギリスのイングランドの島であり、島全体で1州をなす。本土(グレートブリテン島)から狭い海峡を挟んだ南方に位置し、対岸はハンプシャー州。

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◆和訳DEビートルズ「おじいちゃんになっても...」♫。