スペインの国境に行ったり、ベルサイユ宮殿に行ったり、時空を越えたり、“猫年”に行って帰ってこなかったり…アル・スチュワートの曲で「世界旅行」にとどまらず、「時間旅行」もしてきましたね(^_^;)。
知りませんでした。1988年の11枚目のアルバム「Last Days Of The Century」では「南極大陸」にも行っていたんですね!
“Antarctica”=アンタークティカ=は「南極大陸」のこと。
なおちなみに、
“Arctica”= アークティカ=は「北極大陸」のことです。

Released in 1988
From The Album “Last Days Of The Century”
*原詞の引用は太字
Long before I ever saw
The frost upon your face
I was haunted by your beauty
And it drew me to this place
I felt the chill of mystery
With one foot on your shore
And then and there resolved to go
Where no man had before
ずいぶん前に見かけたんだ
霜がきみの顔に降りていた
僕はきみの美しさに魅せられて
この場所に引き寄せられたんだ
きみの岸辺に片足を突っ込んだ僕
ミステリアスなきみにぞっとしたよ
そして進むことを決めたんだ
誰も踏み込んだことのない場所へ
Maybe I was snowblind
But it seemed the wind spoke true
And I believed its stories then
As dreamers sometimes do
In Antarctica
In Antarctica
僕は雪で見えなくなってたかもしれない
でも風が曲を奏でたように聞こえたんだ
夢を見る者がときどきそうなるように
僕はその物語を信じたのさ
南極大陸の物語
南極大陸の物語
Who knows what the powers may be
That cause a man to go
Mindless of the dangers
Out across the virgin snow
Seduced by this ambition
I easily forget
The hopeless quest of Shackleton
The dream like death of Scott
人を前に進ませる力が何なのか
そんなことは誰も知らない
新雪に足を踏み入れることの
危険について考えないんだ
野心の誘惑に誘われて
僕はいとも簡単に忘れてしまったよ
まるで望みのない探索を続けたシャクルトン
死のような夢を見たスコットさ
Maybe I was snowblind
But it seemed the wind spoke true
And I believed its stories then
As dreamers sometimes do
In Antarctica
In Antarctica
僕は雪で見えなくなっていたようだ
でも風が曲を奏でたように聞こえたんだ
夢を見る者がときどきそうなるように
僕はその物語を信じたのさ
南極大陸の物語
南極大陸の物語
Maybe I was snowblind
Perhaps it sapped my will
But something of my innocence
Is wandering there still
In Antarctica
In Antarctica
In Antarctica
In Antarctica
僕はおそらく目が見えてなかった
たぶん自分の意思が吸い取られていたのさ
でも僕の純粋さの何かが
いまだにそこらに漂ってる
南極大陸で
南極大陸で
南極大陸で…
(Words and Idioms)
long before= ~よりずっと以前に[から]、とっくの昔に
haunted by=~に取りつかれる
resolve=決意する、決心する、議決する、解明する
snowblind=雪盲の
seduce=誘惑する、唆す、魅惑する、くどく
Shackleton =サー・アーネスト・ヘンリー・シャクルトン=三度、イギリスの南極探検隊を率いた極地探検家。南極探検の英雄時代の主役の一人。
quest=探求、探索
Scott=ロバート・ファルコン・スコットは イギリス海軍の軍人。南極探検家としても知られ、1912年に南極点到達を果たすが、帰途遭難し、死亡。
sap=~から樹液を搾り取る
日本語訳 by 音時

◆歌詞には偉大なる南極の探検家が2人出てきます。
“Shackleton”・・・・アーネスト・ヘンリー・シャクルトン。
三度、イギリスの南極探検隊を率いた極地探検家で、南極探検の英雄時代の主役の一人です。1921年にはシャクルトン=ローウェット遠征を率いてまた南極へ向かうが、サウスジョージア島に寄港中、心臓発作で死去。遺体は彼の妻の希望により同島に埋葬されています。
“Scott”・・・・ロバート・ファルコン・スコット。
イギリス海軍の軍人です。南極探検家としても知られ、1912年に南極点到達を果たすが、帰途遭難し、亡くなっています。 2人とも偉人ではありますが、やはり未知なる南極大陸の探検との関係で…命を落としてるんですね。
******
この曲、本当に舞台は「南極大陸」なのかな。未知なる大陸への魅力に魅せられた人間の心。
彼女の顔に霜が降りていた光景の美しさ。彼はその未知なるものを征服したい欲にかられます。そんな自分の想いを南極大陸の探検に 挑戦し、最後には命を落とした偉人たちを思い出した…そんなシチュエーションのように思えますね。
◆これはいつのステージかな。アルも若いぞ。
コメント
コメント一覧 (4)
アルのこの曲と、リーダーシップ論のシャクルトン、僕はすぐに繋がりませんでした。こういうのも面白いですね。読んでみようかな。
【エンデュアランス ──史上最強のリーダー シャクルトンとその仲間はいかにして生還したか】amazon作品案内より。
不可能を可能にした28人の男たち
アイルランド生まれの探検家サー・アーネスト・ヘンリー・シャクルトンは、1914年、南極大陸横断を目指し、27人のメンバーと「エンデュアランス号」で旅立った。だが南極へ向かう航海の途上で氷塊に阻まれ座礁、氷の圧迫で崩壊し始めた船を棄てる。およそ17カ月にもおよぶ漂流生活の幕開けだった。
シャクルトンは並外れた勇気と大胆さをもつ男であったが、平凡な日常生活でその力を発揮することは難しく、ときに場違いであり、的外れですらあった。だが、彼には天才と言っていいほどのある才能があった。歴史に名を残したほんのひと握りの人物たちに共通するその才能とは、「真のリーダーシップ」だ。
彼の部下の一人の言葉を借りれば、シャクルトンは「この世に生を受けた最も偉大な指導者」だった。彼には盲目的なところをはじめいくつかの欠点があったが、そんなことを打ち消すだけの指導力があった。
「科学的な指導力ならスコット、素早く能率的に旅することにかけてはアムンゼンが抜きん出ている。だがもしあなたが絶望的な状況にあって、なんら解決策が見いだせないときには、ひざまずいてシャクルトンに祈るがいい」
寒さ、食料不足、疲労、病気――。およそ生還は不可能という極限の状況下、たぐいまれなリーダーシップもと、28人の男たちはいかにして全員生き延びたのか。奇跡のノンフィクション。
音時
が
しました
一応日本語版CDを持っているのですが、元から和訳が無かったので、こうして歌詞の内容を知れてとても嬉しいです。
今更ですが、ええ、シャクルトンのことを歌っているのってびっくりしたり。
シャクルトンの「帝国南極大陸横断遠征」は、本人が書いた「エンデュアランス号漂流記」の他にも色々な方が本にしていますが、船を失ったあと南極大陸から奇跡の生還(詳細は書きません)は、驚きの連続で、機会があれば読んで頂きたいです。
そういえば、一時期、リーダー論の素材としてちょっとしたシャクルトン・ブームだった記憶があります。
って、アルの話から脱線済みません。
このアルバムも素敵な曲ばかりなので、また取り上げて頂けると嬉しいです。
いつもありがとうございます。
音時
が
しました
人類は未知なるこの大陸に何度も挑戦して、いのちを落とした英雄もいた。そしてついに、、。彼女は南極大陸みたいな女性(^◇^;)。
音時
が
しました
国境も、ベルサイユも、猫年も、好きな曲です。この曲も何とも言えぬ味わいがあります。全体的なサウンドもフルートのソロも、良いじゃないですか。聴けば聴くほど、好きになっていきます。
シャクルトンもスコットも、南極探検の末、命を落としてしまうのですか。不吉な暗示ではありますが…。チャレンジする気持ちが大事です。
この主人公、ミステリアスで魅力的な彼女にアタックしてどうなることか…。
音時
が
しました