ジェファーソン・スターシップの日本公演、名曲・懐かしい曲のオンパレードでしたが、今のジェファーソン・スターシップの曲ということで、この“It's About Time”が一番エネルギッシュで気持ちよかったかな。(僕が参戦したビルボード横浜公演の様子・セットリストなどはこちら


ビルボード東京公演は1曲多かった!いいなぁ…。
Young StaffさんWebサイト 武田智彦氏の「感動ライヴ」
Jefferson Starship@Billboard Live Tokyo 2023

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◆現在の紅一点のリード・ボーカリストのキャシー・リチャードソンを真ん中に、向かって左に御大デヴィッド・フライバーグ、右に2020年から加入のギタリストであるジュード・ゴールド。この3人のコーラスを支える後ろ2名。これもグループを歴史的に支えてきたドラムスのドニー・ボールドウィン 、そしてクリス・スミス…やっぱりこの曲が一番ノッてましたよね。


◆日本公演(横浜)では“It's about time  for woman to rule the world!”とキャシーがシャウトしてからこの曲が始まったと記憶しています。

“そろそろ 女の人が世界を統治する時じゃない?”

ああ、そういう歌なのか。SDGsで言う第5の目標である“ジェンダー平等”にも関わりますね。グレース・スリックもこの曲の作者に名前を連ねています。ジェファーソン・エアプレーンからジェファーソン・スターシップが社会的なメッセージを含んだ曲を歌って演奏していくグループとしての一つの伝統であるとするならば、2020年代の社会へのメッセージソングであると言えますね。


“it's about time“は「やっとだ」「もう~してもいい頃だ」という意味ですね。

そういった問いかけが沢山される歌です。
歌詞をぜひ読んでみてください。


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(Cathy Richardson, Grace Slick, Jude Gold)

Released in2020 
From the Album “Mother Of The Sun”

*原詞の引用は太字

It's about time to clean out the water
Sisters, wives, mothers and daughters
Can't you feel the planet getting hotter?
How can you sit back and watch your own slaughter?

Old white men have had their turn
Thousands of years what have we learned
The hurricanes churn and the wild fires burn
We're mourning our sons they're forging more guns

そろそろ水をきれいにする時間が来たわ
姉妹はいる? 誰かの妻の人は? 母親、娘のみんな
地球が熱くなっているのを感じない?
自分たちが虐殺されるのを黙って見ていられるの?

白人の男たちはずっと その番をしてきた
何千年もの間 あたしたちは何を学んできたの?
ハリケーンが吹き荒れて 山火事が起こる
女たちは自分らの息子を弔ってる間に
男どもは今もどんどん銃を改造し続けてる

It's about time, it's about time, it's about time
It's about time, it's about time, it's about time
It's about earth, it's about life
It's about saving the world
We've got to unitе now
It's about time

もうそろそろじゃない
もう気づいてもいい頃よ
地球について 暮らしについて
世界を救う方法について
みんなで団結する時なのよ
そろそろそういう時期じゃない?

It's about time to care for thе living
Time to stop blaming and start forgiving
Who wrote the bible took out the goddess
What has it taught us? 
Where has it brought us?

Children in cages, shot dead in school
How long before we let women rule?
It's about time to listen to your mother
Love one another care for each other

生命あるものを大切にする時よ
非難をやめて 許し始める時なの
聖書を書いて「女神」の概念を取り出したのは誰?
あたしたちは何を教わってきたの?
あたしたちはどこに運ばれてしまったの?

檻の中の子供たち 学校で射殺された子供たち
女がモノを言えるようになるまでどれだけかかった?
そろそろ 母親の言うことを聞くべき時よ
互いに愛し合い  互いにたすけ合う時なの

It's about time, it's about time, it's about time
It's about time, it's about time, it's about time
It's about choice, it's about rights
It's about facing the darkness
Lift up your lights now
It's about time

もういいんじゃない?
そろそろなんじゃない?
選択する時 権利について考える時
暗闇に立ち向かう時よ
今こそ あなたの光を掲げる時なのよ
立ち上がる時なの

(It's about time to shift this paradigm...)

(この枠組み自体の転換を図るときなの)

It's about time, it's about time, it's about time
It's about time, it's about time, it's about time
It's about choice, it's about rights
It's about facing the darkness
Lift up your lights now
It's about time…

もういいんじゃない?
そろそろなんじゃない?
選択する時 権利について考える時
暗闇に立ち向かう時よ
今こそ あなたの光を掲げる時なのよ
立ち上がる時なの


(Words and Idioms)
clean out=きれいに(はいて)掃除する
slaughter 【名】 大虐殺、大量殺りく
churn=〈水・土などを〉激しくかき回す
 〈風などが〉〈波を〉わき返らせる
forge =(鉄)を鍛(きた)える;(製品)を鍛えて作る · (計画など)を作り上げる · 3(文書など)を偽造する、 〈紙幣・手形などを〉偽造する,模造する.

日本語訳 by 音時

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◆Wikipediaによると、ポール・カントナー死後、グレース・スリックはジェファーソン・スターシップという名前を生涯使用するライセンスを現メンバーに付与したことを話しました。2020年の“Mother Of The Sun”は、11枚目のジェファーソン・スターシップ名のアルバムとなり、この曲“It's About Time”はそこからのシングルです。

◆この曲の歌詞を読んでみて…“
“Who wrote the bible took out the goddess“という歌詞が気になりました。

 “女神”を取り出した聖書を書いたのは誰?

あまり聖書を読んだことのないもんで、むむっと思いました。聖書には「女神」って出てこないのか…。

ネットにこんな質問をしている人もいました。

聖書には女神という概念が出てこない理由はどう考えられているのですか?


答えはこちら

答えを見ていただくと、聖書に「父」が出てくるがこれは神の性別を言っているのではなく、「親」というニュアンスであって「男性・女性を包含する」という理解であるとのこと。
 「誤解」かもしれないけど、「親」という概念を表すのに「父」という男性名詞を使ったことによる功罪というのが歴史的にも男女差別を作った要因の一つかもしれないですよね…(^_^;)


◆The story behind the Jefferson Starship single, "It's About Time"