本日2022年12月16日は、ダンの15回忌。
ダンは2007年12月16日、数年間の闘病生活の後、前立腺癌によって天国に旅立ちました。まだ56歳という若さ。もう僕も年上になってしまいましたよ。
今日はダンの初めての全米ヒット。1975年にシングルチャート最高位31位となった“Part Of The Plan”の和訳をしてみました。
ダンのセカンドアルバム「Souvenirs」。邦題は「アメリカの想い出」とつけられました。
また、当時のキャッチ・コピーは“ひとりCSN&Y”。その由来は、あらゆる楽器、コーラス・ハーモニーまで一人で録音を行い、サウンドはまさにCSN&Yのよう、という意味から付けられたようですね。
プロデュースはなんと、ジョー・ウォルシュ!

Released in 1975
US Billboard Hot100#31
From the Album “Souvenirs”(アメリカの思い出)
*原詞の引用は太字
I have these moments all steady and strong
I'm feeling so holy and humble
The next thing I know, I'm all worried and weak
And I feel myself starting to crumble
The meanings get lost and the teachings get tossed
And you don't know what you're gonna do next
You wait for the sun, but it never quite comes
ゆるぎない自信と強さを感じた瞬間は
とても神聖で謙虚な気持ちになる
でも次の瞬間には 不安で弱気になり
自分自身が崩れ始めているのを感じるんだ
意味もなくなり 教えも投げ捨てられ
次に何をすればいいのかわからなくなる
太陽を待っていても なかなかやってこない
Some kind of message comes through to you
Some kind of message comes through
And it says to you:
何かのメッセージがきみに届けられる
何かのメッセージがやってきて
きみにこう告げるんだ
Love when you can, cry when you have to
Be who you must, that's a part of the plan
Await your arrival with simple survival
And one day, we'll all understand
One day, we'll all understand
One day, we'll all understand
愛せる時に愛し 泣くべき時に泣くがいい
なるべき人になる それが世の定めなのだ
その時を待つがいい 精一杯生き続けろ
そしていつの日か わかるだろう
いつの日か みな理解するだろう
いつの日か みんなわかるんだ
I had a woman who gave me her soul
But I wasn't ready to take it
Her heart was so fragile and heavy to hold
And I was afraid I might break it
Your conscience awakes and you see your mistakes
And you wish someone would buy your confession
The days miss their mark and the night gets so dark
魂を捧げてくれた女性がいた
でも僕は受け入れる準備ができてなかった
彼女の心はとても壊れやすく 僕には重荷だった
壊してしまうかもしれないのが怖かった
良心が目を覚まし きみは自分のまちがいに気づく
きみは誰かに告白を聞いてほしいと願い
うつろな日々 と 暗い夜が続くんだ
And some kind of message comes through to you
Some kind of message shoots through
And it says to you:
そして何かのメッセージがきみに届く
何かのメッセージがやってきて
きみにこう告げるんだ
Love when you can, cry when you have to
Be who you must, that's a part of the plan
Await your arrival with simple survival
And one day, we'll all understand
One day, we'll all understand
One day, we'll all understand
愛せる時に愛し 泣くべき時に泣くがいい
なるべき人になる それが世の定めなのだ
その時を待つがいい 精一杯生き続けろ
そしていつの日か わかるだろう
いつの日か、みな理解するだろう
いつの日か みんなわかるんだ
There is no Eden or heavenly gates
That you're gonna make it to one day
But all of the answers you seek can be found
In the dreams that you dream on the way
エデンや天国の門はなど探しても無駄さ
それは いつかきみが辿り着く場所
だけど きみが求める答えのすべては
しょせん きみの夢見る先の夢にあるだけなんだ
(Words and Idioms)
holy and humble=神聖で謙虚な
toss=(軽く・ぞんざいに上方に向けて)投げる、ぽいと投げる、ほうる
come through=〈電話などが〉(相手に)つながる.
miss the mark=的を外す、的外れである、失敗する
日本語訳 by 音時

う〜ん、ダンが伝えたかったメッセージは何なのだろう??
“Part Of The Plan”…計画の一部…ということから、僕は「世のさだめ」「世の理(ことわり)」。
または“決められた運命”というあたりでしょう。
愛せるときに愛すんだ
泣きたいときに泣け
なるべき人に成るんだ
最後の「エデンや天国の門はなど探しても無駄」という部分も、“夢を見なさい”と締めるのではなく、きみが求める答えもしょせんは「夢見る先の夢にあるだけ」。
このことが厭世的とも取れるかもしれませんが、僕は夢ばかり見ているのではなく、“与えられた生を精一杯生きようじゃないか”というメッセージに取りました。
どうでしょうかね。

日本では「はかない思い」AS THE RAVEN FLIESがシングルのA面でした。
◆この曲のSongfactsページにこんな情報がありました。
1997年のオンラインチャットで、ダンはこう説明しています。
“この曲は誰のことでもなく、むしろ哲学的な曲なんだ。私たち全員について...そして私たち全員でない人についてもね" と説明している。
はい、世の中の人誰もに当てはまる…ということを歌ったということかな。僕の解釈も的外れではないと思います…。
はい、僕も先日還暦を迎えました。自分がそんな年になるなんて…!驚きです。
与えられた生を精一杯生きろ…そんなメッセージがちょっと刺さりますね。
ダン、僕はもう少し生きてみるよ。
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
ボクがダンを知ったのは「パワー・オブ・ゴールド」、初めて買ったレコードは『フェニックス』でした。それから、『イノセント・エイジ』や過去のアルバムを買い揃えていきました。聴けば聴くほど好きになっていく素晴らしいアルバムばかりでした。
この「パート・オブ・プラン」を聴いたのは1980年頃でしょうか。でも、こんな哲学的なことを歌っていたんですね。初めて知りました。
「“与えられた生を精一杯生きようじゃないか” というメッセージ」という解釈、良いと思います。
(音時さんの解説を共感しながら読みました。いつものことですが、見事です。)
音時
が
しました