雑誌ミュージック・ライフだったかな。この「ザ・ハーダー・ゼイ・カム」のサウンドトラックが発売されたのか、アルバムレビューが載っていて「必ず映画も見るべし!1972年公開の映画がようやく1978年に日本で見られる。」と書かれていた。

◆僕はレゲエをほとんど聴いたことはなかった(でもクラプトンの「I Shot The Sheriff」がレゲエを取り入れて作られた等の話は耳にしていたので、レゲエについては“ああ、だいたいあんな感じかな”と見当はつけてた)ので、なんとなく「観に行こうかな」と思い1人で観に行った。(新宿ジョイシネマだったかな。今思い出したけど、レッド・ツェッペリンの「永遠の詩」も新宿ジョイシネマで1人で行った。音楽の映画を1人で見に行くならココだったな~)

 貧しい青年アイバンの役はジミー・クリフ自身がつとめ、主題歌・挿入歌も本人が歌う。ストーリーは詳しくは覚えていませんが、ジャマイカの風景や人々の生きる様子などが映画から伝わってきました。

 アイバンの歌う「The Harder They Come」のメッセージは「奴らが迫害をすればするほど、庶民の抵抗する意思は強くなり、奴ら自身の首を絞めることになる」ということ。これを音楽にノッて歌う姿でジャマイカやレゲエ音楽を自分なりには理解したつもりです。

 ただなんかその映画館、レゲエ崩れのようなアブなそうなお兄さんが沢山いて(^_^;)(見かけで判断して失礼)、怖くてソッコーで帰り、地元のレコード屋でサウンドトラックを買ったように思います…!





Songwriter(s) Jimmy Cliff

Released in 1972From The Album
“The Harder They Come Original Soundtrack ”

*原詞の引用は太字

Well, they tell me of a pie 
up in the sky
Waiting for me when I die
But between the day 
you're born and when you die
They never seem to hear even your cry

そうさ 死んだらあの世に行って
パイにありつける
そう言って天国は
俺が死ぬのを待ってるけど
でも生まれてから死ぬまでの間
天国はお前の叫びを
聞く耳を持っちゃいないのさ

So as sure as the sun will shine
I'm gonna get my share now, 
what's mine
And then the harder they come, 
the harder they'll fall, 
one and all
Ooh, the harder they come, 
the harder they'll fall, 
one and all

だからさ
太陽が輝き続ける限り
俺は俺の分け前をいただくよ
ヤツらが俺たちを攻めれば攻めるほど
ヤツら自身が敗北していくんだ
ひとり残らずね
ヤツらが激しくやってくればくるほど
ヤツら自身が自滅していくんだ
誰もかれも

Well, the oppressors 
are tryin' to keep me down
Tryin' to drive me underground
And they think that 
they have got the battle won
I say forgive them Lord, 
they know not what they've done

そうさ 迫害者達は俺を
押さえつけようとする
地下に押し込めようとするのさ
ヤツらは戦いに勝ったと思ってる
俺は言う
ああ神よ許してくれ
ヤツらは自分達が何をしたのか
わかってないんだ…

So as sure as the sun will shine
I'm gonna get my share now, 
what's mine
And then the harder they come, 
the harder they'll fall, 
one and all
Ooh, the harder they come, 
the harder they'll fall, 
one and all

だからさ
太陽が輝き続ける限り
俺は俺の分け前をいただくよ
ヤツらが俺たちを攻めれば攻めるほど
ヤツら自身が敗北するんだ
ヤツらが激しくやってくれば
ヤツらはそれだけ倒れてくんだ
誰もかれも

And I'll keep on fighting 
for the things I want
Though I know that 
when you're dead you can't
But I'd rather be a free man in my grave
Than living as a puppet or a slave

俺は自分が欲しいもののために
これからも戦い続ける
死んじまったら何もできない
そんなことはわかってるけど
操り人形や奴隷として生きるより
俺は自由な人間として
墓に入る方がマシなんだよ

So as sure as the sun will shine
I'm gonna get my share now, 
what's mine
And then the harder they come, 
the harder they'll fall, 
one and all
Ooh, the harder they come, 
the harder they'll fall, 
one and all

だからさ
太陽が輝き続ける限り
俺は俺の分け前をいただくとするよ
ヤツらが俺たちを攻めれば攻めるほど
ヤツら自身が敗北するんだ
一人残らずね
ヤツらが激しくやってくれば
そんだけ
ヤツら自身がダメージを受けるだけさ
どいつもこいつもね

(Words and Idioms)
one and all=誰もかれも

日本語訳 by 音時


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◆学校英語で習いましたね〜。「the+比較級, the+比較級」 ですな。
(復習したい人はこちら


今でもこの曲を聴くとワクワクしますし、
“I'd rather be a free man in my grave than living as a puppet or a slave”
というメッセージも大好きです!