今日は11月29日。
ジョージが2001年に天国に行ってしまってから21年が経ちます。
あらためて…ジョージ・ハリスン、R.I.P…。

◆1976年リリースのジョージのアルバム「33 1/3」。
製作中にジョージは肝炎をわずらって2ヶ月ほど入院してしまったため、契約していたA&Mとの締切日の約束を守れずに、契約違反で訴えられてしまいました。

 結果、ジョージはワーナーに移籍。ニューアルバムはワーナーからの発売となりました。
 「33 1/3」は当時のジョージの年齢が33歳であり、LPレコードの回転数も引っ掛けたシャレですね笑。アルバムジャケットの「1/3」の分母の3のところはよく見ると“1/ॐ “=「オム」の 文字になってます!

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◆第1弾シングル“ジス・ソング“。このアルバムと“ジス・ソング“は当時、友だちの“なおやっち”(ビートルズ、なかでもジョージの大ファン)が、この曲のどこがすごいのかものすごく力説していたのを覚えてます!(詳細はいつか“ジス・ソング”和訳記事をお届けする際に)

◆米国での第2弾シングルが今回取り上げた“人生の夜明け”。原題は“Crackerbox Palace”。
イントロから間奏などでも存分に聴けるスライド・ギターがジョージらしいのですが、当時作られた冒頭のMVは、はちゃめちゃ!でユーモラス。イギリスのコメディ集団であるモンティ・パイソンのエリック・アイドルが監督と聞いて、なるほど…です!

 撮影はジョージの邸宅であるフライアー・パークの敷地内とその周辺で行われました。


人生の夜明け


Writer/s: George Harrison
Publisher: BMG Rights Management

Released in 1977
US Billboard Hot100#19 
From the Album “Thirty Three & 1/3”

*原詞の引用は太字

I was so young when I was born
My eyes could not yet see
And by the time of my first dawn
Somebody holding me

生まれた時はとても若かった
目もまだ見えていなかった
そして 最初の夜明けのころには
誰かが僕を抱いていたんだ

They said, I welcome you to Crackerbox Palace
We've been expecting you
You bring such joy in Crackerbox Palace
No matter where you roam know our love is true

こう言ってたよ
 "クラッカーボックス・パレスにようこそ
あなたを待っていたのです
あなたはクラッカーボックス・パレスに
喜びをもたらしてくれます
どこで放浪していても私たちの愛は本物なのです“

While growing up or trying to
Not knowing where to start
I looked around for someone who
May help reveal my heart

大人になろうとしてたのさ
どこから始めればいいのかわからないままに
辺りを見回してみたんだ
誰か 僕の心を明らかにしてくれないかと

And someone said, 
while you're a part of cracerbox palace
Do what the rest all do
Or face the fact that Crackerbox Palace
May have no other choice than to deport you

すると誰かが言った 
“クラッカーボックス・パレスの一員なら
他の人たちと同じようにできますよ
でなければクラッカーボックス・パレスが
あなたを国外追放するしかないでしょう“

I welcome you to Crackerbox Palace
We've been expecting you
You bring such joy in Crackerbox Palace
No matter where you roam know our love is true

It's true, it's true

 "クラッカーボックス・パレスにようこそ
あなたを待っていたのです
あなたはクラッカーボックス・パレスに
喜びをもたらしてくれます
あなたが放浪していても私たちの愛は本物なのです“

そう 本物なんだよ

Sometimes are good, sometimes are bad
That's all a part of life
And standing in between them all
I met a Mr. Greif

良いこともあれば悪いこともある
それはすべて人生の一部であって
僕らは その間に立っている
僕はミスター・グリーフ氏に出会った

And he said, 
I welcome you to Crackerbox Palace
Was not expecting you
Let's rap and tap at Crackerbox Palace
Know that the Lord is well and inside of you

彼はこう言った
 "クラッカーボックス・パレスにようこそ
あなたが来ると思ってませんでした
クラッカーボックス・パレスで
私たちとともに 扉を叩きましょう
主の有り難みと
主が自分のなかにいることを知るのです“
(ロード氏は 元気であなたの中に生きてるんですよ)

And we, welcome you to Crackerbox Palace
We've been expecting you
You bring such joy in Crackerbox Palace
No matter where you roam know our love is true

"クラッカーボックス・パレスにようこそ
あなたを待っていたのです
あなたはクラッカーボックス・パレスに
喜びをもたらしてくれます
あなたが放浪していても私たちの愛は本物…“

You bring such joy in Crackerbox Palace
No matter where you roam know our love is
Know our love is true

あなたはクラッカーボックス・パレスに
喜びをもたらしてくれます
あなたがどこで放浪していても
私たちの愛は本物とご理解ください…“

(Words and Idioms)
reveal the heart of the problem 問題の本質を明らかにする
have no other choice than to 〔選択肢として〕~するしかない、~せざるを得ない
deport=強制送還する,国外退去させる

日本語訳 by 音時


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ジョージの目、イッちゃってます笑


 原題の“Crackerbox Palace”。直訳すると「クラッカーの箱の宮殿」ですが、そのことにはあまり意味はないようで、固有名詞として理解するのがいいようですね。

 「Crackerbox Palace」は、ジョージが少年時代に敬愛していた俳優・コメディアン・歌手のロード・バックリー(Lord Buckley)に捧げた曲です。
 ジョージは、ロードのマネージャーだったジョージ・グリーフ(George Greif)男性にカンヌで出会い、話し込みました。そのなかで、ロードがロサンゼルスに持っていた家が「Crackerbox Palace」と呼ばれていたという話を聞くと、ジョージはタバコの箱に書き留め、後に曲にしたのがこの曲です。

 また、ジョージはこの曲を書いたあと、120室のネオ・ゴシック様式の邸宅であるフライアー・パークの自分の邸宅を「クラッカーボックス・パレス」と呼ぶようになり、1970年から2001年に亡くなるまで住みました。

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◆歌詞のなかに“I met a Mr. Greif“とあり、ロードのマネージャーの名前が出てきます。
そして“Know that the Lord is well and inside of you“という部分は“Lord”が“主”という意味と、ロード・バックリーのダブル・ミーニングになっていますね。

◆ロードを敬愛し、ロードに捧げたのがこの曲。歌詞で「夜明け」が出てくることなどから邦題がついたと思われますが、ちょっと大げさだったようですね(^_^;)。


◆えっBeatlesが?…いやいやグループ名もよく見ると“Beatels”(ビーテルズ)です。