リサ・リサ&カルト・ジャムを知ったのは次の全米No1にもなった大ヒット曲“Head To Toe”からでした。この曲、トップ10になったのも聴き逃していたんだろうな。“Head To Toe”が1位になったときに、その前にこの曲がヒットしていた、ということも合わせて知りました。

 今回、星船さんが1986年のヒットとしてこの曲をブログに取り上げられたので、思い出して和訳記事に仕上げました…!

 「ビルボードチャート日記」by 星船

◆“リサ・リサ&カルト・ジャム“について(Wikipediaから)


・アメリカ合衆国出身で、ヒスパニック系を中心とした3人組、ポップ・グループである。
・ニューヨークを地盤として、1985年にフル・フォースのプロデュースでデビューした。R&B・チャートと、ポップ・チャート両方でヒットを放っている。1987年にリリースしたセカンド・アルバム『スパニッシュ・フライ』からシングルカットされた「Head to Toe」はビルボードヒットチャートで1位を記録した。

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(メンバー)
リサ・リサ (Lisa Lisa)
アレックス・"スパナドール"・モズリー (Alex "Spanador" Moseley)
マイク・ヒューズ (Mike Hughes)

このブログで取り上げたリサ・リサ&カルト・ジャムの和訳記事です。


◆この曲のSongfactsによると、リサ・リサ(本名:リサ・ベレス)はこの曲がヒットしたとき(1986年)は19歳。でもグループ=フルフォースとして活動を始めたのはわずか13歳。でもこんな小さい時から、リサは必要な感情を表現する歌唱ができていたようですね。


2020年のNJArts.netでのインタビューでリサ・リサはこのように答えています。

「この曲のおかげで、本当に歌うことができたと今でも感謝している。私の才能を人々に聴かせるチャンスでした。今でも、私は歌うことが好きで、演じることが好きで、この曲が大好きです」


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んー、“Head To Toe”の前にこの曲をしっかり聴いていれば、僕はリサ・リサを、もっと女性R&Bシンガーとして聴いていたかもしれないなあ…。



Songwriter(s)
Curt Bedeau、Gerry Charles、Hugh L Clarke、Brian George、Lucien George、Paul George
(なんか3人のジョージさんが共作しているぞ。なんだろう?)

Released in 1986
US Billboard Hot100#8
From the Album “Lisa Lisa & Cult Jam with Full Force”

*原詞の引用は太字

All alone on a Sunday morning
Outside I see the rain is falling
Inside I'm slowly dying
But the rain will hide my crying

日曜の朝 私はひとり
窓の外では 雨が降るのが見える…
心が 少しずつ死んでいくよう
でも雨が
私の泣くのを隠してくれる…

And you,
don't you know my tears will burn the pillow

Set this place on fire '
cause I'm tired of your lies

All I needed was a simple "Hello"
But the traffic was so noisy
that you could not hear my cry


あなた
私の涙が 枕を焼いてしまうのを知らないの?
この場所に火をつけて燃やして
だってあなたの嘘に疲れちゃったから
ただ "ハロー "と言ってくれるだけでよかった
でも走る車の音がうるさくて
私が泣くのはあなたには聞こえない

Ah, I gave you my love in vain
My body never knew such pleasure
My heart never knew such pain
And you, you leave me so confused
Now I'm all cried out over you

ああ いたずらにあなたに愛を捧げてきた
体はこんな喜びを知らなかったし
心はこんな痛みは知らなかった
あなた  あなたは私を混乱させたまま
いま 私は泣きはらしてる あなたを思って…

Oh, you. All over you, oooh


Never wanted to see things you way
I had to go astray,
oh, why was I such a fool?

Now I see that the grass is greener
[why oh why]

Is it too late for me to find my way home,
How could I be so wrong?
[Leavin' me all alone]


ああきみ   振り返ってるのさ

僕はきみのような見方はしたくなかった
道を踏み外れなきゃいけなかったんだ
ああ なんて馬鹿だったんだろう?
「隣の草がより青く見えてしまう」んだ
(どうして?)
帰り道を探すには遅すぎるかい?
どうして 間違ってしまったんだろう?
(私をひとりにして)

Don't you know the heart will cause an inferno
Romance up in flames,
why should I take the blame

You were the one who left me neglected
[I'm so sorry]

Apology not accepted
add me to the broken hearts you collected


わからない?心が大火事を引き起こしてるのよ
炎に包まれたロマンスを
どうして私が背負わないといけないの?
私を置き去りにしたのはあなたなのよ 
( 本当にごめん)
謝罪は受け入れられないわ
あなたが傷つけた心のリストに私を追加すればいい

Ah, I gave you all of me
[gave me all of you]

How was I to know you would weaken so easily
Ah, I don't what to do
I'm all cried out over you
[I'm all I'm cried out too]


ああ あなたに私のすべてを捧げたの
(僕だってそうさ)
あなたがそんなにすぐに落ち込んじゃったなんて
私がわかるはずないじゃない
私はどうしたらいい?
あなたを思って泣きはらすだけ…
(僕だって 僕だって泣き尽くしたさ)

Ah, I gave you my love in vain
My body never knew such pleasure
My heart never knew such pain
And you
[I left you so confused, now I'm all cried out]

Now I'm all cried out...over you…

あなたに 報われない愛を捧げてきたの 
私の体はこんな喜びを知らなかったし
私の心はこんな痛みは知らなかった
あなた 
(僕だって きみを混乱させたまま
 後悔して泣きはらしてるんだ…)
いま 私は 泣き果ててしまってる…
あなたのことを想って…

(Words and Idioms)
go astray=〈連れを見失う〉・逸れる ; 道を踏み外す, 逸れる
grass is always greener on the other side ... 解説 「実際はそうではないかもしれないのに、他人のものはよく見えてしまう」
inferno · 1 C((形式))猛火,烈火. raging inferno; 炎地獄,大火災 · 2 C地獄

日本語訳 by 音時

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◆途中、男性ボーカルが入ってきますが、歌詞の物語でいうと、主人公の女性を捨てて「隣の青く見える芝生」に走った男、が「僕だって辛くて泣いた、もう一度やり直せないか」と泣きついてきてるんですね。
 だめだぞ。この男、何度も浮気を繰り返すヤツだぞ!ここでキッパリ突き放せ!(^◇^;)。

◆“All Cried Out ”…泣いて泣き尽くして、泣きはらして、もうこれ以上涙がでないくらいに泣いた…って表現なんでしょうね!(泣)(泣)(泣)

結構おしゃれ?で面白い英語の表現がある歌詞でした。
なかでも1箇所わからなかったのが、“枕を燃やす”という表現。
don't you know my tears will burn the pillow

ここはこういうイディオムがあるのかな?と調べても見つかりませんでした。
でも歌詞から「火をつけて燃やして」とか「Inferno(大火災)」とかが出てくるところから、
泣いて泣きつかれた場所はベッド=枕であり、心が大火事を起こした=枕を燃やした、ってことなのかなと解釈をしました。

◆最後にもう一度、Songfactsページからリサ・リサのコメントです。(2012年のインタビューから)

 「私は人からいろいろな話を聞きます。一番多く聞くのは女性の方で、“あなたの歌『All Cried Out』で、私は別れを乗り越えてられた。あなたが助けてくれたの。あなたは私を生かし、前に進ませてくれたの“って。まあ、私にできることなら何でもいいんです。この曲を作っていたとき、私も同じような経験をしていましたから。でも、私は当時13歳だったから、一体何がわかるって言うんでしょうね。だけど、みんな普遍的に同じように最初の別れを経験するんだって思ってたわ」。


◆当時のステージ(Soul Train)を紹介しています。リサ・リサは当時19歳、それでこの歌唱・この別れの歌を歌い上げるパフォーマンスを称賛!(2人の男性ボーカルが交代で歌っているのは、この動画を見なきゃわからないな〜)