「夜に泳ぐ」・・・僕は水泳があんまり得意じゃないってこともあるけど経験ないですね~。
◆“September's coming soon”という歌詞が出てきます。夏の終わりと同時に学校が始まる・・・日本では4月が新年度開始ですが、海外では9月始まりがほとんどで、進学したり、社会に出たり・・・今の仲間とつるんでバカできるのも8月までなんですね。
この曲のウィキペディアには次のように書かれていました。
この曲のウィキペディアには次のように書かれていました。
マイケル・スタイプが歌っているのは“夜中に裸でプールに入った(go skinny dipping at night)”仲間の友達のことを歌っています。初期のバンドの時代に似た経験をしたことを思い出しています…。
◆アルバム「オートマチック・フォー・ザ・ピープル」についてはすでに「Everybody Hurts」を和訳・紹介">「Everybody Hurts」を和訳・紹介していますが、「Green」「Out Of Time」と来たR.E.Mのアルバムとしてはロックよりも静かなフォーク曲が多く、僕には最初は数曲を除いてはとっつきにくく、夜寝るときの「おやすみアルバム」(このアルバムを聴きながら寝るとすぐに寝つける)でした。
でもじっくり聴くと聞き応えのある曲ばかりです。元レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが4曲でオーケストラ・アレンジを担当しているんですね。そういえば、Zepだと“No Quarter”も寝るとき聞くと快眠できるなあ(^_^;)
でもじっくり聴くと聞き応えのある曲ばかりです。元レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズが4曲でオーケストラ・アレンジを担当しているんですね。そういえば、Zepだと“No Quarter”も寝るとき聞くと快眠できるなあ(^_^;)
Writer(s): Peter Buck, Bill Berry, Michael Stipe, Michael Mills
Released in 1993
UK Single Chart#27
From The Album"Automatic for the People"
*原詞の引用は太字
*原詞の引用は太字
Nightswimming deserves a quiet night
夜泳ぐなら...静かな夜がいい
The photograph on the dashboard taken years ago
Turned around backwards so the windshield shows
Every street light reveals a picture in reverse
Still its so much clearer
I forgot my shirt at the water's edge
The moon is low tonight
ダッシュボードに置かれた数年前の写真
フロントガラスにひっくり返って逆に映ってる
街路の灯りはどれも風景を逆さに映し出す
それはいまだ とても鮮明なんだ
僕は水辺にシャツを置き忘れてしまった
今夜の月は低いよ
Nightswimming deserves a quiet night
I'm not sure all these people understand
It's not like years ago
The fear of getting caught
The recklessness in water
They cannot see me naked
These things they go away
Replaced by every day
夜泳ぐなら...静かな夜がいい
みんなわかってるんだろうか?
僕にはわからない
昔のようにはいかないんだ
誰かに見つかるかもしれない恐れ
水の中で無邪気に遊んだ僕たち
裸なのに誰も僕の裸は見えないのさ
こうしたことをみんな忘れてしまい
毎日のことに置き換えてしまったんだ
Nightswimming, remembering that night
September's coming soon
I'm pining for the moon
And what if there were two
Side by side in orbit around the fairest sun?
The bright tide that ever drawn
Could not describe nightswimming
夜泳ぐ…あの晩のこと思い出す
もうすぐ9月がやってくる頃
月が出るのが待ち遠しいんだ
でももし月が2つあって
一番美しい太陽と一緒に
その軌道を描くとしたらどうだろう?
太陽に照らされた波は始終引いたままで
夜泳ぐなんて誰もしやしない
You, I thought I knew you
You, I can not judge
You, I thought you knew me
This one laughing quietly
Underneath my breath
Nightswimming
きみ・・・僕はきみを知ってると思ってた
きみ・・・僕には判断がつかないよ
きみ・・・きみは僕を知ってると思ってた
僕は静かに笑い
小声でささやくんだ
“夜に泳いでみないか?”って
The photograph reflects
Every street light a reminder
Nightswimming
Deserves a quiet night
Deserves a quiet night
ひっくり返った写真…
街頭の一つひとつが思い出させるよ
夜泳ぐには・・・静かな夜がいい
こんな静かな夜は
“Nightswimming”を思い出す…
(Words and Idioms)
deserve=〔報い・賞などを受けるに〕ふさわしい、値する
windshield=(自動車の)フロント[風防]ガラス
pine for=〔…に〕思いこがれる,〔…を〕恋い慕う
in orbit=軌道上に, 軌道に乗って[
ever=[肯定文で] いつも,常に,始終
under one's breath=小声で
日本語訳 by 音時
◆でもこの曲が“青春時代の思い出”かといえば、この曲のインスピレーションはバンドメンバーの間でも議論になってきたようです。これもウィキペディアに載っていた話ですが、2001年にマイケル・スタイプは“Esquire article”にこの曲の本当の由来を明らかにしているとのこと。
その中身は以下のような話。
何年か前に、僕は夜間警備員のことを歌にしたいと思ったんだ。そこでアセンズにあったR.E.Mの事務所に1人の警備員を雇ったんだ。ユニフォームや懐中電灯や必要なものを買って与えたよ。するとその男はちょっとおかしな感じに変わっちゃって、真夜中に僕に電話してきてケネディの汚職の話なんかをしたりするんだ。その男のことを書いた歌なんだ。でもそいつは誇大妄想が激しくて僕を訴えようとしたんだ。そこで“Night watchman”を“Night Swimming”に変えたんだ。
うーむ、パラノイアの男の歌?なのかなあ...マイケル・スタイプの性格が単なる“あまのじゃく”で敢えて作り話をでっちあげてるような気がしますけどね…!
◆“Nightswimming deserves a quiet night”...“deserve”は〔報い・賞などを受けるに〕ふさわしい、値するという意味ですね。
「夜泳ぐ」のは「静かな夜」がふさわしい…「夜泳ぐには…静かな夜がふさわしい」「静かな夜がぴったりだ」等の意味にしました。
◆アルバム「Automatic For The People」のCDをを久しぶりに取り出してみたら、発売当時の雑誌の切り抜きなども保存してありました。
"アルバムが陰鬱な内容になったのは時代の反映だね"
ギタリストのピーター・バックはこのアルバムについて、こう言ってます。
どんな場合にだって予想のつかないことが起こるものだ。"Out Of Time"を作り終えたときはみんなで"今度はロックン・ロール・レコードを作ろうぜ"って言ってたんだけど、実際に作ってみると静かで陰鬱な感じのアルバムになってしまった。でも意図的にそうしたわけじゃない。僕らのまわりで起こっていることがアルバムの内容に自然と反映されているんだと思う。ぼくらの音楽は時代とは切っても切り離せないものだからね。
アルバムタイトルは内容とはまるで関係がないようですよ。これはR.E.Mの地元ジョージア州アセンズにあるレストランのスローガンから採られたといいます。オーダーすると料理が自動的にでてきますよ、ということらしいです(^-^;
アルバムタイトルは内容とはまるで関係がないようですよ。これはR.E.Mの地元ジョージア州アセンズにあるレストランのスローガンから採られたといいます。オーダーすると料理が自動的にでてきますよ、ということらしいです(^-^;
◆R.E.M. plays "Nightswimming". (Later… with Jools Holland on BBC1, 14 October 2003)
◆Coldplay with Michael Stipe - Nightswimming (Live in Atlanta, 2005)
コメント
コメント一覧 (2)
音時
がしました
この曲、とても気に入っています。
確かにアルバムとしても聴きごたえありますね。
マイケル・スタイプ、独特で一筋縄でいかないですけど、
それがまた癖になります。。
音時
がしました