リンダの"ミス・アメリカ""アメリカの歌姫"というニックネームは、このアルバムのこの曲で決定づけられましたね。
◆リンダが気合いを入れて歌う曲はもちろんこれまでもありましたが、アルバムジャケットの彼女は、ヘアスタイルはロング。"風にさらわれた恋"や"夢はひとつだけ"などでは、"島の娘"?"大人になったばかりの少女"のイメージでした。
それがこのアルバム"ミス・アメリカ(Living In The U.S.A)"とそれに続く"激愛(Mad Love)"ではボーイッシュで気の強い女子!にイメージも大変身。とまどったファンも多かったと思います。
でもアルバムのなかではやっぱりしっとりバラードもあったし、いろんなアーチストの曲を取り上げて、リンダらしくカバーする、っていうのがやっぱり彼女の魅力でもありました。

Songwriter(s) Chuck Berry
Released in 1978
US Billboard Hot100#16
From The Album"Living In The U.S.A"
*原詞の引用は太字
Oh well oh well
I feel so good today
We just touched ground on
an international runway
Jet-propelled back home
from overseas to the USA
ああ もう
今日はとってもいい気分よ
アタシ達いま国際線の滑走路に
着陸したところなの
プロペラ式ジェット機で海を越えて
アメリカに帰ってきたのよ
New York, Los Angeles
Oh how I yearn for you
Detroit, Chicago,
Chattanooga, Baton Rouge
God I long to be
at my home back in old St Lou
ニューヨーク ロサンジェルス
ああ とても恋しかったわ
デトロイト シカゴ
チャタヌーガ も バトン・ルージュも
どれだけ待ち望んでいたことか
おなじみセント・ルイスの
自分の家に戻ってこられることをね
Did I miss the skyscrapers
Did I miss the long freeway
摩天楼が恋しかったわ
長く続く高速道路も恋しかったのよ
From the coast of California
To the shores of the Delaware Bay
カリフォルニアの海岸から
デラウェア湾の岸辺まで
You can bet your life I did
Till I got back to the USA
お分かりの通り 恋しかったのよ
U.S.Aに戻ってこられるまでは
Looking hard for a drive-in
Searching for a corner cafe
Where hamburgers sizzle on
an open grill night and day
Yeah, and the jukebox jumping
with records back in the USA
ドライヴ・インを探すのに苦労したわ
コーナー・カフェを探し回ったのよ
ハンバーガーがジュージューと
朝も夜もグリルで焼かれ
アメリカのレコードがジュークボックスで
ジャンジャンかけられてる店もね
I'm so glad
I'm living in the USA
Yes I'm so glad
I'm living in the USA
Anything you want
we got it right here in the USA
とっても嬉しいの
アメリカに暮らしてるってことが
そうなの とても嬉しいわ
アタシはアメリカで暮らしてる
望めばなんでも
ここで手に入るのよ
この国 アメリカではね
Ah we're so glad
we're living in the USA
Yes we're so glad
we're living in the USA
Anything you want
we got it right here in the USA
とっても嬉しいの
アメリカに暮らしてるってことが
そうなの とても嬉しいわ
アタシはアメリカで暮らしてる
望めばなんでも
ここで手に入るのよ
この国 アメリカではね
日本語訳 by 音時

◆この曲"Back In The U.S.A"はチャック・ベリーの1962年に全米37位のヒット曲。チャックはオーストラリアの滞在からアメリカに戻ってきたときの気持ちを曲にしたとのことです。リンダがこの曲をカバーしようと思ったときの出来事がこの曲のウィキペディアに載っていました。
イーグルスのグレン・フライとロス周辺をドライヴしていたときにチャック・ベリーのこの曲が流れてきたようです。
グレンは自分のオリジナルのカセットテープをテープデッキで流していました。リンダはグレンに話しかけました。
"アタシたち、よくトルバドールのバーで座ってたわよね。いやな気分だったし、レコードを作る仕事にもありつけなくて。傷ついて惨めな思いをしていたわ。自分にも情けなくてね。でもそのとき突然、グレンを見て思ったのよ。ねえ人生ってツライものよね。でもポケットにあるお金でスキーにも行けるし、楽しい時を過ごすこともできる。そしてこんな素敵な音楽のかかるカセットテープもあるじゃない"。ちょうどのそのとき"Back In The U.S.A"が流れてきたの。アタシはこう言ったわ。この歌最高じゃない!アタシ、この曲を歌うことにしたわ!

◆"アメリカ賛美"と言えばそれまでですが、好きなものに囲まれて生きていること、それだけで幸せじゃない!ってことを歌っているのだろうと思います。2分半くらいの短い曲ですが、演奏もコンパクトに各楽器の見せ場があり、飽きさせません。
この曲の魅力はチャック・ベリーのオリジナルがそうであったようにギターではあるのですが、歌としての魅力をリンダのパワフルなボーカルが引き出してると思います。
こんな気合いの入ったリンダのボーカルがもう聴けないのは残念ですが、せめて、ビデオのリンダを見て満喫しようと思います!(^▽^;)
◆"Back In The U.S.A"が最高位16位を記録した週の全米チャートです。
US Top 40 Singles Week Ending 21st October, 1978
1位"キス・ユー・オール・オーバー"。翌週は2位からニック・ギルダー(未来派紳士)が1位になります。4位は"追憶の甘い日々"。名邦題。5位"辛い別れ"、6位"二人の誓い"。7位"風に舞う恋"。
1 1 KISS YOU ALL OVER –•– Exile (Warner Brothers / Curb) -16 (4 weeks at #1) (1)
2 2 HOT CHILD IN THE CITY –•– Nick Gilder (Chrysalis) -20 (2)
3 3 BOOGIE OOGIE OOGIE –•– A Taste Of Honey (Capitol) -18 (1)
4 5 REMINISCING –•– Little River Band (Harvest) -13 (4)
5 6 YOU NEEDED ME –•– Anne Murray (Capitol) -15 (5)
6 8 WHENEVER I CALL YOU “FRIEND” –•– Kenny Loggins (Columbia) -13 (6)
7 7 LOVE IS IN THE AIR –•– John Paul Young (Scotti Brothers) -15 (7)
8 11 MacARTHUR PARK –•– Donna Summer (Casablanca) -7 (8)
9 4 DON’T LOOK BACK –•– Boston (Epic) -10 (4)
10 9 SUMMER NIGHTS –•– John Travolta, Olivia Newton-John and Cast (RSO) -12 (5)
16 16 BACK IN THE U.S.A. –•– Linda Ronstadt (Asylum) -10 (16)
◆オリジナルはチャック・ベリー!
◆ややっ!このライヴ(1987)はスゴイ。リンダがボーカルでチャック・ベリーとキース・リチャードがギターだよ!
◆リンダの気合い入ったこの曲の歌いっぷり。カッコよかったな。
コメント
コメント一覧 (2)
音時
が
しました
実は女性ロックでの最初に買ったのはリンダの「Get Closer」からでした。
恐らくかなり隠れ男性ファン多いと思います(笑)
今でもポスター探せばあるんじゃないかなと云うくらいレコード店でリンダのポスターはもらってましたし(笑)
この曲が入ったアルバムはリンダの全盛期バリバリまでしたね。パーマ頭にホットパンツ、ローラースケート。今から見るとちょっとキツいですが中身はサイコーでした。
この頃からですね、チャックベリー、スモーキーロビンソン、ドリストロイの曲など「ミスアメリカ」と邦題が付くほど、良いアルバムでしたね。
音時
が
しました